平成11年11月23日の六甲全山縦走に参加してきました。後半雨の中、約16時間かけて完走できましたので報告します。

 前日10時に就寝。4時半に目覚ましをかけていたが、3時半に自然と目が覚め、それから寝つかれないので起きました。予定では土山駅5時20分ころの始発電車で6時10分くらいに須磨を出発できたらと思っていたのですが、あまり早く目覚めたので西明石までバイクで行くことにしました。そこの始発は4時55分ころでそれには間に合わなかったのですが、次の電車にのり須磨浦公園での受付が5時35分でした。この時間の受付は人はまばらでした。結局この早く出発できたのが良かったと思います。チェック時間をあまり気にせずいけたので良かったと思います。(妻は6時過ぎに出発し、停滞が多く、チェック時間に追われっぱなしの縦走だったようです)

旗振り山を過ぎるころまではまだ夜も明けておらず、途中から見える神戸の夜景がきれいでした。ライトがいるほどでしたが、私は電池の消耗を恐れて、人の明かりで歩きました。最初はゆっくりとと思っていても、みんなが速いので、ついつられて普段より速く登ってしまいます。高倉台団地の入口に「静かに」と書いた手看板を持ったボランティアに方がいました。今日1日この方々のお世話になる。ご苦労様です。団地を過ぎた橋のところからすでに渋滞していました。なぜこんなところからと思うのですが、少し危険な須磨アルプスを先頭にここまで連なっているのでした。(上図須磨アルプスの渋滞)その後の行程は下の表のとおりです。

 結局、菊水山以降は登りで足が進まず、着タイムが遅れる一方でしたが、十分チェック時間には間に合っていたので、十分休憩しゆっくり行く方針にしました。摩耶山頂で持っていったおにぎり3個は食べ尽くしたのであとカロリーメイトだけとなってしまいました。水分はペットボトル500ミリリットルのお茶とスポーツ飲料2本を途中で補給しながら進みました。食料、飲料とも途中で十分補給できるので、持ち物は最低限に押さえたほうが良いと思います。(右図 大竜寺チェックポイント)

 完走は、いや感想は一言「疲れた」のみです。とにかく長いと感じました。今まで全体を通して歩いたことがなかったので、これくらいなら行けると高をくくっていたのですが、やはり通して歩くとしんどいです。私の場合最難関は摩耶山でした。市が原からの2時間が本当に苦痛でした。でも、妻が11月14日に完走しているので負ける訳に行かないし、ここさえ過ぎれば後は登りはないと自分自信を叱咤激励し、休み休み2時間かけて頂上に着いたときは、その時点で足も痛くなかったのでこれでいける思いました。でもここからが本当に長いと感じたのでした。東分岐点からはただ淡々とした下りがあるだけでしかも夜でライトを照らした足元を良く見て歩かないと危ないので、下を向いて黙々と歩くだけの単調さが余計長く感じさせたと思います。ゴールに着いた時は「やった」という達成感もありましたが、もう二度としたくない。との思いが強かったです。

反省点はやはり練習不足でした。11月7日に半縦して以来ほとんど歩いてなかったのでした。せめて1週間前に半縦程度しておくべきでした。1週間以上立つと体が元に戻ってしまうようです。完走記念盾認定証

平成111123日 六甲全山縦走記録表

 

着時間

区間

休憩

合計

メモ

須磨浦公園

5:35

25

 

25

まだ日の出前で暗く、ライトの明かりが必要。でも私は電池の節約を考え人の明かりで歩いていました。途中の神戸の夜景がきれいでした。

鉢伏山 旗振

6:00

20

 

45

旗振茶屋からは平坦な道が続く。うっすらと夜が明け始める。ほとんどの人がおらが茶屋手前で左折れのコースをとっている。(まっすぐ行けば下りの階段300段ほど)

高倉台団地入口

6:20

17

 

1:02

ボランティアの人が「静かに」と書いた手看板を持っている。商店街の自販機で飲物が買える。団地を過ぎた橋をのところから停滞開始。これがうわさの停滞かと実感。

階段上り口

6:37

32

 

1:34

少し進んでは止まりの繰り返し。351段の登り階段。普段の練習ではかなりきついのだが停滞しているので非常に楽。

横尾山

7:10

12

 

1:46

階段下から須磨アルプスまでズート停滞。数人の心無い人を除き、みんな列を乱さず我慢強く待っている。

須磨アルプス

7:32

20

 

2:06

東山42分着。

結局30分程度のロス時間ですんでいる。

横尾南公園

7:52

14

 

2:20

ここから妙法寺までの区間、人を抜くチャンス。

20人程追い越す。

妙法寺小学校

8:06

10

 

2:30

小学校手前のコース左側の小さい寺が妙法寺。第1チェックポイント。半券をちぎり、通過印を押してもらう。

野路山公園

8:15

30

 

3:00

高取山上がり始めたころからお腹の調子が変に、高取神社手前の神社でトイレ休憩10分。

高取山

8:45

18

10

3:28

山上休憩所でバナナ1本50円で売っていた。2本買う。

長田大日川信号

9:13

27

 

3:55

市街までの下りは一気にいける。市街は坂道なので結構きつい。途中のスーパーで飲み物補給。このあたりから雨が降り始める。小降りなので雨具の必要なし。

ひよどり越

9:40

29

 

4:24

売店で飲み物の補給している人多数。下水処理場にトイレあり。

菊水山上り口

10:09

31

 

4:55

登り口のところでつえ屋さん開業。200円から1500円ぐらい。足に自信のない人は買ったほうが良いかも。

菊水山

10:40

23

12

5:30

登りの上半分ぐらいから少し停滞。頂上に着いたらへとへと。倒れるように休憩。おにぎり1個食べ休憩。

有馬街道

11:15

30

 

6:00

このあたりから登りで足が上がらないようになった。

鍋蓋山

11:45

30

 

6:30

登りはグッとスピードが落ちてしまった。下りはなんとかいける。

大竜寺

12:15

10

13

6:53

第2チェックポイント。豚汁300円、みかん2個60円購入おにぎり1個食べる。

市ガ原

12:25

110

 

 

ここからは未知の世界。練習では続けて摩耶山をあがったことがない。

天狗道

 

 

8:43

中間点の標識で1:30ちょうど8時間かかっている。足が疲れてしまっているので、非常にきつかった。何度も立ち休憩する。ここさえ通過すれば後は登りはないと自分を励ます。みんな苦しそう。

摩耶山

2:15

82

13

10:28

ほっとレモンサービスあり。3杯飲む。おにぎり1個。水道水をペットボトルに補給する。

丁字が辻

3:50

17

10

10:55

山中で正規ルートを外れ右折れ。アップダウンのない道で丁字が辻まで行ける。途中雨が激しくなってきたのでカッパの上着を着る。

ゴルフ場

4:17

73

 

12:08

途中の食品店でカレーマンとホットミルクを購入(5分休憩)もう食料がなくなったのでジャムパンとドーナツも購入。ホテル前でホットレモンのサービス、郵便局前で甘酒のサービスすべて飲んでいく。第3チェックポイント。

一軒茶屋

5:30

15

10

12:33

バス停のあたりで雨が激しくなってきたので雨具の上下をつける。多くの人が車道をとおるコースをとる。

東分岐点

5:55

80

 

13:53

第4チェックポイント。ホッチキスで番号カードをつけてくれる。ここからライトを点灯する。途中所々にカンテラをかざしてボランティアの方が立っていて励ましてくれる。ここからは道が狭いので流れに乗って歩くのみ。

大平山

7:15

110

10

15:53

無料の携帯電話サービスあり。自宅に電話する。ジャムパンを食べる。ここから宝塚まで結構長い。ただ黙々と歩くのみ。

宝塚

9:15

 

 

 

えんぺい寺から後の下りでひざにかなりきた。後ろを向いて歩くと楽。ゴールで盾と認定証をもらい岐路につく。