99.7.20 野洲川の鮎

 今日は私の友釣りデビューの日です。6時に師匠と待ち合わせ、一路朽木村へ向かいます。ここは水がきれいで型は小さいものの、数が出る川だそうです。ところが、昨日の雨で濁りが入り、とても釣りにならない状況。そこで急きょ野洲川に変更しました。

 しかしここもアカぐされで釣れていません。まず釣り人がいないのです。漁協前で様子を聞きますが一時間釣っても全くあかんとのこと、もう帰るそうです。しかし師匠は「釣れないと聞くとファイトが出る」と竿を出すことにしました。ここは日券2000円、オトリは2匹で800円、合計2800円を払って、橋の下で竿を出しました。師匠が手取り足取り仕掛けのセットからオトリのセットまで指導してくれました。しかしハナ環を通すのが難しく、もたもたしているうちに弱ってしまいました。しかし何とか泳ぎ始めました。送り出し方から寄せ方まで指導してもらい、師匠は上の方で竿を出していました。

 なかなか当たりがないものの、泳がせるままにしていると動かなくなりました。根掛かりかと煽ると重いものの動きます。竿をためて浮かせると、鮎が2匹。待望のあたりです。しかし初めてのあたりです。おたおたして、さあ、抜こうとしたとたんにばれてしまいました。オトリより大きかったので裕に20センチはありました。すぐさま師匠が飛んできて「おしい」と言ってくれました。取り込みの時のアドバイスをもらい、オトリを交換してまた釣り始めました。

 しばらくして、またあたりがありました。今度はみごとに抜き上げました。みごとタモに収まりました。17センチの小型でしたが、天然です。すぐにオトリを交換して送り込みました。確かに天然鮎は元気です。ただし一度弱ると回復はせず、2度と出番はありませんでした。やはり私は下手なので鮎を寄せるときもついつい空中輸送してしまうのです。

 結局それっきり。二人で1匹という釣果でしたが、友釣りデビューで坊主を食らわなかっただけでも良しとしました。