2006.11.4〜5 手取川のサケ

11月4日

 石川県手取川ではサケの有効活用事業として遡上時期に釣らせてくれます。インターネットで応募すると首尾よく当選。この日を待ちに待っていました。北海道の釣具屋から仕掛けやルアーなど道具も取り寄せました。場所は石川県の手取川。熊野川よりは小さい川で…。銚子川ぐらいでしょうか。

 まずは前日に視察に訪れました。11時頃着くと釣り人はそれほど多くはありません。本当は7時に現地に着くはずでしたが、一週間の疲れで早起きする気にはなれませんでした。でも餌釣りをしている人は一カ所に固まっています。川幅がせまくなっているところです。まさに鮎釣りのスタイルで、おとりの代わりにイワシを使って釣っているのです。目印で当たりをとるのも似ています。話を聞くとのべ竿の方がやり取りがおもしろいとのこと。見ている前で2尾ほど上がりました。ルアーの人は1人だけ上げているのを見ました。2時間ほどいましたが、なかなか厳しいようです。河口で何を狙っているのか、投げサビキでウグイがよく釣れていました。夕方河口でルアーを投げてみましたが、何も来ません。でもはぜ釣りをしていた人の仕掛けにサケがかかりました。タモがあればとれましたが、釣っては行けないのでリリースしてはりました。河口で餌木を投げてみましたが、反応はありませんでした。墨跡がないので期待はしていませんでしたが…。

11月5日

 さて、宿を出て現地に6時半に着くとすでに釣りを始めている人もいます。実にいい加減な運営です。昨日下見して釣れていたポイントにはすでに人が入っています。仕方なく横でやりました。私は5.3メートルの磯竿2号、5号の浮きに3号のおもり、道糸2.5号にハリスは矢引で3号。鉤はフカセ15号。カタクチイワシの一匹がけで臨みました。釣り初めて数投目に当たりがあります。一度は見送り、二度目に合わせると乗りました。すこしやり取りはしましたが、糸を出すこともなく、比較的簡単に上がりました。息子にタモ入れしてもらいましたが、ズルズルと上げてもよかったと思います。65センチほどありましたがメスでした。没収です。残念。写真だけ撮り、生け簀に入れました。

 でも、まだ時間はたっぷりあります。気を取り直してキャストします。流す場所により速度がちがいます。なるべくゆるいところに落としますが、当たりはありません。となりでは次々に竿が曲がっています。その度に仕掛けを上げなくてはならず、やりとりが面白いからといってももう少し太い仕掛けで早く上げてほしいものです。ルアーの人でPE1号を使ってやっている人がいましたが、慎重なやり取りをしている間は他の人が釣りをできないのですから、もう少し考えてもらわないといけないでしょう。

 息子が2度ほどばらしました。相当大きかったようでした。スレかもしれません。2度目は私が仕掛けを取りに車に戻ったときだったので、悔いが残ります。ともあれ、その後は1度だけ当たりがありましたが、乗りませんでした。息子はとうとうノーフィッシュに終わりました。3時半ぎりぎりまで粘りました。

 ともあれサケ釣り狂騒曲の終わりです。疲れましたが、終わってみれば貴重な体験というところでしょうか。