2005.1.2 熊野の鈴置島

 この日は「紀東海釣り情報」というサイトの管理人さんが釣行されるというので、同行させていただきました。磯崎港は帰省している人が多く、車を置くスペースが限られていましたが、何とか置き、合流しました。ここは磯割していないので3隻の渡船が猛烈なスピード合戦です。お世話になった尾崎渡船は人数も少なく、のんびりと磯付けしていきます。管理人さんが選んだのは柿の木下の近くの無名磯(通称エンジェル)。平たんな磯で足場はいいのですが、低いので凪の時しか乗れないそうです。朝一はルアーでヒラスズキを狙いましたが反応はありませんでした。もう一人、前回古和浦で御一緒させていただいたHさんもここで降りられました。

一番の釣座を勧めていただき、ありがたく入らせていただきました。お二人は「エサがすぐとられる」ということでしたが、私は湖産エビを使っていたためか、エサが残りました。しかしウキは沈みません。グレが喰わないことは変わりませんでした。たまらず、弁当船で鈴置に磯代わりしました。慌てていて、ロッドキャップを落としてきてしまいました。

 鈴置ではやはりお仲間がいらっしゃって、快く入れて下さいましたが、喰わないそうです。うどんを御馳走していただきました。磯でいただくうどんは最高でした。しかし誰の竿も曲がりませんでした。私は東の先端で釣らせていただきましたが、やはり私のエサだけは残ることも多いのです。エサ取りには湖産エビですね。それでも喰いません。

 そうこうしているうちに私のウキが沈んでいき、合わせると乗りました。竿が曲がります。やった!みんなの注目を受けますが、比較的簡単に上がってきたの魚体は赤く、オジサンでした。おいしいのでキープです。そして管理人さんの竿が曲がりました。しきりにやりとりしています。しかし竿を叩く様子からみんな「サンノジや。」と見切っていました。果たして40ぐらいのサンノジでした。それでも時合かとみんな集中し出しました。後で聞くとこのときだけ潮が動き、仕掛けがなじんだそうです。しかしそれっきりでした。この日奈良まで戻らないといけない私は12時に帰りました。管理人さんによると納竿間際にものすごい当たりがあったそうですが、ばれてしまったそうです。グレは渋いですねえ。