04.1.12 古和浦・クド

 「紀東海釣り情報」というサイトの管理人さんからお誘いいただき、古和浦は晃栄丸さんでクドという磯に上がりました。大津のマリリンさん、管理人さんの所属している「土曜会」のメンバーも含め総勢8名ですが、3つの磯に分かれました。磯割りがあるため、本当にのんびりとした出船です。上がる磯も釣り人が指で指しながら決めています。

 さて、今年に入って複数の50オーバーの実績もある古和浦なので、道糸・ハリスとも2.5号で始めました。しかし波はなく、釣りにくそうな雰囲気なので、ハリは5号で始めました。1番のポイントはわれわれの後から渡礁した若い2人がとりました。管理人さんは返す返す残念そうでしたが、若者の足下を洗う波にチャラン棒を貸してあげる度量には恐れ入りました。ワンドの内側で釣り始めました。ウキ下は2.5ヒロで始めましたが、少しずつ、一番深いときで5ヒロぐらいとりました。5ヒロでは時々根がかりしたため、それ以上は深く出来ませんでした。釣れないとなると管理人さんとマリリンさんとともにおしゃべりに興じました。マリリンさんの入れて下さったコーヒーがおいしかった…。すると目の前の磯で竿が曲がっていました。40はありそうでした。これで気合いが入りました。打ち返しますがやはりだめです。ときどき散発的にエサは盗られるようになってきました。しかしそのうち潮の流れがさらに悪くなり、仕掛けのなじみが悪くなりました。「ぼ」(ボーズ)の予感が支配的になってきました。

10時ごろ、私は四季のチケットを取るために携帯でコールを続けましたが、こちらも当たりなし。5分であきらめました。釣りを再開しましたが、ラスト1時間ぐらいからまた仕掛けがなじむようになりました。チャンスと思い、ハリスも1.5号まで落としていましたが、気力は、しだいになえていきました。そうこうしているうちに前の磯で1匹、やり取りの末にしとめられました。晃栄丸はこの日この2匹だけでした。

 むなしく納竿しましたが、アシカという磯では40オーバー2枚を含む5枚を釣っている人もいました。古和浦は広い磯ですので、離れた磯では全く違う状況のようでした。