03.10.26 熊野のシラマ

 今日は「紀東海釣り情報」というサイトの管理人さんのおかげで朝7時半出港でゆったりと一級磯に上げていただきました。台風の影響で波が心配されましたが、たいしたことはなく、新ヤマト向きで始めました。さらしがきれいに出ていていかにも釣れそうです。道糸2.5号、ハリス2号、鉤5号で始めました。木っ端グレがかかるものの、なかなかそれをかわせませんでした。そうこうしていて磯際で仕掛けをなじませるとゆっくりしもっていきました。これが当たりとは思わず(サラシの下が本当に複雑でいくらでもしもっていたのです。)合わせなかったのがしっぱいでした。いきなり竿が引き込まれ、ためにかかったところで軽くなりました。尾長でした。飲まれていたのでしょう。

 10時ごろまでは同じポイントで続けましたが、途中よかった潮も変わり、釣れなくなってしまいました。ただ波が落ち着いてきたので「沖向きに替わりましょう。」と管理人さんにアドバイスをいただき、そうさせてもらいました。ここはサラシがきつく、磯際では釣りにくいのでサラシの先端に向かって仕掛けを流していきます。しばらくして管理人さんが竿を曲げました。「なにやろね。」というぐらいの強烈なひきでした。なかなか上がりませんでしたが、やり取りの末に上がったのはヤイトガツオでした。夲ガツオよりおいしいし、なかなか上がらないそうです。さらにもう一本上げたところで、ポイントを替わって下さいました。それにもかかわらず私にはなかなか当たりません。たまにサンバソウがくるぐらいでした。今年はこれが多いそうです。塩焼きが最高ということなので、キープしました。

 ラスト1時間弱。管理人さんも「よくないね。」という中、私は勝負に出ました。ハリスを2号から1号に落とし、さらに鉤も4号に落としました。これが奏功し、すぐに当たりがありました。流しているとぐっと竿が曲がりました。今回も合わせは入れられなかったものの、何回か糸を巻いて溜めました。ハリスが1号ですから無理はできません。しかし根が荒そうで糸も出せません。何回目かの締め込みでふっと穂先が跳ね上がりました。痛恨の2バラシ。気を取り直して今度は2号に戻し、さらに流しました。ウキは見えず穂先で当たりをとります。最後の当たりは糸をフリーにしていたのでパラパラと勢い良く糸が出ていきました。あわててペールを起こした瞬間に軽くなりました。切られました。そして迎えの船がやってきて万事休す。バラシ3回。1回もとれず。次回へのモチベーションは高まるばかりです。

 でも久しぶりの磯は本当たのしかったです。管理人さんにいただいたヤイトガツオはなるほど絶品でした。できれば自分で釣りたかったですねえ。