2001.12.27 二木島・寺島

 新宮を4時40分に出発すると二木島には5時半に到着。出船より30分も早く着いてしまいました。3月に来たときより少し人は多かったでしょうか。どこに下ろされるかと不安だったのですが寺島で「今日は表無理やから、ここ7〜8人」という船頭さんの声に下りることにしました。幸い前に爆釣したポイントを確保しました。

 夜明け前で手元が見えず、取りあえず薄暗い中で撒き餌を作り、用意を始めました。暗いのでウキも見えませんが、沈め釣りのつもりで、気にせずに始めました。ハリス2.5号、道糸2.5号。竿は1.7号のメガドライを用意していたのですが、前日太地で穂先を折ってしまいました。よって2号の安物インターラインです。ウキ下3ヒロから始めました。

 餌取りはいるようですが、当たりはしばらくありませんでした。釣りをしていたのは私を含めて4人でしたが、誰も竿を曲げません。9時頃ようやく27センチの尾長が釣れました。続いて横の誠礁会の梅谷氏が33センチぐらいのクチブトを上げました。しかし二人とも後が続きません。後の二人にも当たりはないようです。弁当船が来て今日の水温は16.5度とのこと。ここのお弁当はご飯が適当に硬くて私好みです。お茶もポットに入ってくるので熱々です。

 10時過ぎに私が2枚目のグレ(クチブト)が来ました。32センチでした。どうも逆光でウキが見づらく、当たりは穂先でとるという感じです。釣座が高く、取り込むためには前に出ないといけません。ときどきそこは波が洗います。

 昼前に今度はウキがゆっくりしもっていき、合わせると竿にグンと重さが乗りました。よく引きます。しかしこちらはハリス2号、竿も2号。何とか取り込むと37センチのクチブトです。30後半のグレは5年ぶりでした。これで梅谷氏をリードした、と思っているとすぐに梅谷氏は40オーバーはありそうな大きいグレを苦労しながらも取り込みました。近くに寄ると50はありそうです。後で絶好釣の携帯メールで梅谷氏の釣果が送られてきましたが、43センチだそうです。とすれば50オーバーというのは、とてつもなく大きいのでしょう。

 その後しばらくして私の竿も絞り込まれました。2号の竿で強引に寄せましたが、後少しというところで根につっこまれ、レバーブレーキを使うひまもなく、切られました。37センチよりはるかに引きました。40は軽くあったはずです。その時は「次は取るぞ。」と思い直すのですが、それが最後だとわかるととても悔しいものです。

 帰りの船で3月にお世話になった北原さんに会いました。これも携帯メールで知ったのですが、34を頭に4枚だったそうです。

 しかしまずは満足しました。二木島は期待を裏切りません。