00.12.28 太地・南の大島スズキのグレ

 20世紀最後の磯釣りは慣れた太地の磯で40オーバーのグレを狙いました。この時期は朝6時15分の出港。少し前に着くものの空いている。イガシマやトビラなどの1級磯に一人でのっていきます。南のオシダシが開いていたので助手の船頭に確かめるも、「南の大島の方がええやろ。」ということでそうしました。浦島から乗ってきた人と竿を出しましたが、私は沖の大島との水道付近で竿を出したので、ほとんど一人で釣っていた気分。

 さて、40オーバーを狙うため、ハリスは2.5号、竿は2号というハードタックル。とりあえずウキ下3ヒロで始めるが餌がとられるし、潮の加減もいい。潮に乗せていくと自然にウキがしもっていきます。これはつれそうだと、粘りました。餌はとられるものの、どうやら餌取りのようです。したがってウキ下は変えず、2段ウキにして、さらに鉤も小さくしていきましたが、やはり乗りません。

 弁当船で磯替わりしようかとも思いましたが、釣れそうなので粘りました。

 しかし浦島氏も釣れないとのこと。昼の船で磯替わりすることにしました。その前にやっと当たりがあり、上がってきたのは今世紀最後のタモ入れサイズ・30センチオーバーのイガミてした。さっそく絞めました。

 南のオシダシに上がろうとしましたが、ここで底物をやっていた船頭さんが「あかん、くわん。」とのことで、スズキにあがりました。ここも釣れなくて磯替わりする人がいたのですが、船頭さんが「夕方になったら食うかわからんで。確実に魚はおるでの。」という言葉にかけて夕方まで粘りました。。しかし前の釣り人が残していった道糸が取り込みをじゃまするのは必定。がんばって一部を回収し、障害を取り除きました。

 さっきよりはウキが入りおもしろいのですが、上がってくるのはイズスミばかり。全てもちろんリリース。タオルをババで汚さないように苦労しました。

 最後までグレは木っ端さえ釣れずに終わりました。

しかし、風もなく、気分よく磯を楽しんだ納竿でした。

 それにしてもイガミの煮付けのおいしいこと。絶品ですね。