ガイドからスライスを作成

ガイドに沿ったユーザー定義スライスを作成できる。

スライスを複製

スライスをコピーし、元のスライスに隣接あるいは重ねてペーストする。同時にオプションで「ロールオーバーステートを複製」「レイヤーベーススライスのレイヤーを複製」することもできる。
なお、選択スライスを別の画像にペーストしたい場合は、本メニューではなくスライスパレットメニューの「スライスをコピー/スライスをペースト」を使う。

位置

元のスライスと同じ/元のスライスからオフセット
元のスライスに重ねてペーストする。「オフセット」の場合はややずらしてペーストする。

元のレイヤーの上/下/左/右
元のスライスに隣接するかたちでペーストする。

スライスを組み合わせる

選択した複数のスライスを合体させて1つのスライスにする。ただしスライスは長方形以外の形状がとれないので、作成されるスライスは複数選択されたスライスを包括する長方形となる。

スライスを分割

選択したスライスを、等間隔または数値入力でさらに分割する。
あるいは、画像全体を1枚のスライスにしておき、このメニューで分割すると正確に等分できる。

スライスを削除/すべてを削除

選択スライスを削除する。「すべて」は画像内の全てのスライスを削除する。

スライスをリンク

選択した複数のスライスをリンクさせる。リンクしたスライスは最適化設定を共有する。スライス同士の境界を目立たせたくない時に使う。
また、ファイル形式がGIFまたはPNG-8の場合は、カラーパレットおよびディザパターンも共有する。ディザパターンを共有すると、グラデーションをスライスしても継ぎ目が目立たなくなる。
※レイヤーのリンクと違い、スライスのリンクは移動・整列・分布には関係しない。

なお、スライスのリンクは1つの画像で複数作ることができる(1つの画像にリンクA・リンクBといったかたちで別々のリンクが共存する。それぞれのリンクを「セット」という)。

スライスのリンクを解除/セットのリンクを解除/すべてのリンクを解除

スライス同士のリンクを解除する。1つの画像に複数のリンクセットが存在し、選択したスライスを含むリンクのみを解除する場合は「セットのリンクを解除」を使う。
画像内の全てのリンクを解除する場合は「すべてのリンクを解除」を使う。

ユーザー定義スライスに変更

レイヤーベースのスライスや自動スライスをユーザー定義スライスにする。これによって、「スライスを分割」「アレンジ」「整列」「分布」等が使えるようになる。

アレンジ

重なり合ったスライスの前後関係を変更する。主に使いたいスライスを最前面に出すのに使う。スライスのアレンジは、スライス選択ツールのツールオプションでもできる。
「スライスの前後関係」と言っても、実際にはスライスはレイヤーではなく2次元なので、単に分割の仕方を変えるだけである。

なお、本メニューはユーザー定義スライス・レイヤーベースのスライスには適用できるが、自動スライスには適用できない。

整列/分布

選択した複数のスライスを整列/等間隔分布させる。

スライスの選択範囲を保存/読み込み/削除

作成したスライスを保存し、必要に応じて読み込める(選択できる)。本メニューは「アレンジ」で背面に回って選択できなくなったスライスを選択するためのメニューであり、Photoshopの「選択範囲を保存/選択範囲を読み込み」などのように、スライスの形状データをファイル化して保存するものではない。
保存した「スライスの選択範囲」は元スライスを分割・削除すると読み込めなくなる。別の画像に読み込むのも不可。

「スライスの選択範囲を削除」で、保存した「スライスの選択範囲」を削除できる。なお、「スライスの選択範囲」を削除しても、スライスそのものは削除されない。

スライスから選択範囲を作成

選択したスライスと同じ形状・位置の選択範囲を作成する。なお、選択範囲を作成しても、元のスライスは消去されずに残る。

選択範囲からスライスを作成

選択範囲と同じ形状・位置のスライスを作成する。ただしスライスは長方形以外の形状をとれないので、楕円形その他の選択範囲の場合は、その形状を内包する長方形となる。
なお、スライスを作成しても、元の選択範囲は消去されずに残る。

選択範囲からイメージマップを作成

選択範囲と同じ形状・位置のイメージマップを作成する。ただし、作成するイメージマップの形状を「長方形」または「円形」にした場合で、元の選択範囲が長方形や正円ではない時は、選択範囲の形状を内包する長方形・正円になる。
「画質が設定された多角形」を選んだ場合は、元の選択範囲がどんな形状であっても、設定した画質の精度で、選択範囲の形状に近いイメージマップが作成される。
なお、イメージマップを作成しても、元の選択範囲は消去されずに残る。

チャンネルを削除

Photoshopで新規に作成したアルファチャンネル・スポットカラーチャンネル等を、チャンネル名を選択して削除する。メモリを食うチャンネルを削除することで、ImageReadyのパフォーマンスをよくすることが目的。(ImageReadyではチャンネルを使った作業がほとんどないので、多くの場合アルファチャンネル等はあるだけムダである)

プレビュー

Mac/Winのシステムカラーなど、様々なモニター環境での画像プレビューができる。

ブラウザディザ
画像を256色表示のモニターで見た場合のプレビューになる。(なぜこれを「ブラウザ」ディザと言うのだろうか・・)
フルカラーのモニターが普及した現在ではあまり必要のないプレビューだが、作成した画像がPDAおよび携帯画面(その多くは256色モニター)で見られる可能性がある場合は、ONにして画質をチェックするとよい。

最適化の表示

最適化パレットの設定に沿って最適化された状態の画像を表示する。画像ウィンドウの「最適化」タブをクリックするのと同じ。

ガイドの作成

ガイドを作成する。Photoshopと違って、等間隔のガイドを一度に多数作成できる。これはグリッドのないImageReadyでグリッド代わりに使えるほか、「スライス>ガイドからスライスを作成」で画像を細かくスライスしたい時にも使える。(もっとも「スライス>スライスを分割」でも手間はあまり変わらないが・・)

最適化情報を隠す/最適化情報を表示

2アップまたは4アップ表示時の、それぞれの画像の最適化情報(ファイル形式・ファイルサイズ等、画像の下に表示される諸データ)の表示/非表示を切り換える。

かぼちゃのWebデザイン事典