ケルティック・ミュージック コンサート
メンバー紹介
hatao(畑山智明)
(irish flute:アイリッシュ・フルート 19世紀の木製フルート
tin whistle:ティン・ホイッスル リコーダータイプの縦笛)
1999年以降アイルランドへ3度渡り、現地演奏家の指導を受けその音楽性を絶賛される。
2002年Irish Band 「Craic」を結成、CD《 How is the Craic? 》 をリリース。
2004年Butter Dogsを結成。主にアイリッシュ・フルートを演奏する。アイリッシュ・フルートとは、19世のイギリス式木製フルート。歴史的・構造的にクラシック音楽と民族音楽の中間に位置するそのフルートは、ジャンルの壁を軽々と越えてしまう可能性を秘めている。
京都Field、JEUGIAカルチャーセンターなどで教室を開き、現在は関西のパブを中心に演奏活動を行うほか、異ジャンルとのコラボレーションも積極的に行う。
東京のアイリッシュデュオRivendell準メンバーとしてCD2枚に参加、劇団パイパーの『姫の愛したダニ小僧』サントラに録音で参加している。
【参加作品】
Craic "How is the Craic?" 2003年
Rivendel "Blessing" 2004年
"Aeolian" 2006年
劇団パイパー"姫が愛したダニ小僧"
2005年【ティン・ホイッスル tin whistle】
ティン・ホイッスルは、その昔イギリスで貧しい農民が吹いたブリキの縦笛。アイルランドでもその手軽さと安価さで、大変ポピュラーな楽器である。様々な調の笛が作られており、6つ穴が開いただけの単純な構造の楽器ではあるが、手軽ながらも奥の深い表現が可能である。
【アイリッシュ・フルート irish flute】
19世紀の中ごろまで、ヨーロッパではフルートといえば木をくりぬいて製造されていた。アイルランド音楽で使われるフルートは、このような古くヨーロッパで使われていた、暖かい音色の木のフルートである。構造的には、指穴を直接押さえる笛なので、世界の同様のシンプルな笛、例えば尺八やケーナなどに近い表現も可能である。
ゲスト:松阪 健 Ken Matsusaka (イリアン・パイプス、コンサーティーナ)
京都生まれ。幼い頃から和楽器に囲まれて育つ。9歳より、箏を姉から習う。11歳より尺八を、また同時期より作曲を始める。中学生の頃シンセサイザーと出逢い作曲演奏活動を開始、400曲余りを作曲する。1996年に初めてアイルランドに渡り、以降、ティン・ホイッスル、イリアン・パイプス、ブズーキ奏者として活動。2003年よりS.Z.B.Eブランドを立ち上げティン・ホイッスルとイリアン・パイプスの製作販売を開始する。
http://www.szbe.net/
イリアン・パイプス…日本では数少ないアイルランドのバグパイプ。
コンサーティーナ…アコーディオンの一種。
上原奈未 Nami Uehara (ピアノ・シンセサイザー・ハープ・作編曲)
大阪府池田市出身、箕面市在住。幼少よりピアノに親しみ、神戸女学院大学音楽学部ピアノ専攻を卒業。在学中よりヨーロッパの古楽やワールドミュージックに興味を持ち、様々なグループで作曲、編曲、ピアノ、シンセサイザーを担当する。自身の好きな音楽のルーツを模索するうち、イギリスやアイルランドのトラディショナル音楽と出会い、1998年に「シャナヒー」を結成する。関西を中心に演奏活動を行う傍ら、アイリッシュハープをはじめ、アイルランド音楽に親しむ。また、スコティッシュ・カントリー・ダンスの伴奏者としても活動し、スコティッシュ・フィドラーChris Duncan氏と共演。現在はアイリッシュ、スコティッシュ、教会音楽の分野で、コンサートやイベントでの演奏活動を行う他、アーティストのCD製作、TVCM、演劇、業務用CDや携帯用着うた、オルゴールの音楽製作等、音源製作活動も行っている。
福江 ゲンタ Genta Fukue ( アコースティック・ギター )
19歳の時ジミヘンドリックスに憧れギターを始める。数々のロック、グランジバンドを経て、2003年Irish Band「Lunasa」のロックな心意気にはまり、アイリッシュを始める。その後hataoやトシと出会いButter Dogs結成に至る。 類い稀な音楽センスでアレンジを担う一方、ここ一番では強靭な集中力を発揮しバンドサウンドを牽引する。演奏楽器はアコースティック・ギター。曲毎にチューニングを変え、エッジを効かせた迫力のあるストロークから、柔らかく包み込むようなアルペジオまで弾きこなす。
2004年「功刀丈弘」のサポートとして、葉加瀬太郎ツアー "What a day"に参加。現在、Irish Band「MINE」や「功刀丈弘」等、数々のユニットやバンドのギター奏者としても活躍中。
【参加作品】
葉加瀬太郎 ツアーDVD "What a day" 2004年
MINE "Minability" 2006年
みどり (ヴァイオリン)
幼少の頃よりヴァイオリンを始め、クラシックを中心に音楽に親しむ。
その後、様々な楽器によりオーケストラやバンド活動を行うが志向の変更とともに活動は収束する。聴く側として音楽を楽しむ日々の中で、アイリッシュフィドルを耳にして衝撃を受け、再び楽器を手に。フィドラーとして活動を再開する。
2002年、「Craic」(現在は解散)に加入。 CD「how is the Craic?」をリリースし、全国各地でライヴ活動を行う。
2005年より「シャナヒー(http://shanachie.jp/)」に加入。「シャナヒー」では2006年から2年連続で北欧白夜祭に出演し、スウェーデン屈指の笛奏者、ヨーラン・モンソン氏と共演。2007年、Playstation2「オーディン・スフィア」テーマ曲の演奏など、様々なミュージシャンとのライヴやレコーディングなどにも参加。
現在では「シャナヒー」での活動のほかにもソロユニットでフィドル・フェスティバル・イン・ジャパンに参加するなど、精力的に活動している。ジャンルやカテゴリーにとらわれない「聴いて、演奏して、気持ちいい」音を日々追求している。