花咲く山へご一緒に!! スズラン 入笠山(1955m)

山行日 2005.6.24
山域 南アルプス:長野県:長谷村.山梨県:富士見町
コース 大阿原湿原周回コース(60分)
入笠湿原周回コース(40分)
御所平登山口(20分)入笠山(20分)御所平登山口
標高差 約160m
総歩行時間 約5.5h(休憩も含む)
   
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大阿原湿原
大阿原湿原 サギスゲ揺れる湿原 本州で最大のスズランの群生地。長野県:長谷村と
山梨県:富士見町にまたがり南、北、中央アルプスや
八ヶ岳、遠くに富士山、足元には諏訪湖を望む

標高1955mの入笠山ですが、標高1800m迄
ゴンドラや車で上れ、手軽に眺望を楽しめ数多くの
山野草が咲く素晴らしい山です。アプローチは
中央高速道諏訪南ICで降り、富士見パノラマリゾートを
目指します。沢入登山口を過ぎ、尚も登ると大阿原湿原に
到着します。大阿原湿原は標高1810m付近にあり

南側の戸台へ流れる黒川の源流で、南信州では
数少ない湿原の一つ、更に高層湿原の南限と云われ
ています。3億年前に形成された秩父古生層の上に
テイ沢との分岐 苔むしたシラビソ林
入笠湿原 木道の先には 長い年月を掛けて湿原化したそうです。入口から右手に
向い木道を歩くと、明るく開けた湿原が広がっています。
湿原には風に揺れる無数のサギスゲ、鮮やかな

朱色のレンゲツツジ、水の流れのある所にはクリンソウが
咲き、新緑との対比が美しい。大阿原湿原はグルリ一周
しても1時間程でした。此の後、本州で最大のスズランの
群生地、入笠湿原に移動しました。此方は緩やかな斜面に
囲まれた窪地状の湿原、緑色の絨毯の中に白樺の
白い幹と、鮮やかな朱色のレンゲツツジ、黄色いキンポウゲ

青紫のアヤメと色の対比が素晴らしい。処でスズランは
何処?と見ると、足元の大きな緑の葉に守られ
隠れるように咲いています。驚きは斜面一面がスズランの
湿原を彩る白樺やレンゲツツジ 一見緑の絨毯、実はスズランの大群生
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入笠湿原
入笠山登山口 滑り易い岩を越えると 群生です。総数3万株も有るそうです。山彦荘の前庭には
珍しいアツモリソウやキバナノアツモリソウ、ハクサンコザクラ
ルピナス等が咲いています。入笠湿原もグルリ1周の後

マナスル山荘前へ向い入笠山を目指します。登り始めは
滑り易い岩の道ですが、僅かに登れば樹林の中に続く
緩やかな道に変わります。足元にはベニバナイチヤクソウ
ツマトリソウ、スズランが咲き、斜面にはレンゲツツジの
朱色が映えています。此の先少し滑り易い斜面を登り
大阿原湿原からの道と合流すると後、僅かで山頂です。

山頂からは見通し良ければ南、北、中央アルプスや
八ヶ岳、富士山等、グルリ360度の景色が楽しめる
展望台なのですが、生憎今日は霞が酷く直ぐ近くの
登山道もレンゲツツジに彩られ 入笠山山頂
入笠牧場のゲート 北沢峠入口の戸台 八ヶ岳や仙丈ヶ岳が微かに望めるだけでした。山頂には
東京から来たと云う、高校生の団体が登って来たので
一度に賑やかになり、此方は早々と引き上げました^0^)

登山口迄戻り、木陰で昼食を摂り、此の後長谷村に
向かう為、入笠牧場のゲートを抜け小黒川源流に
沿って続く黒川林道を、南アルプス北沢峠への
入山口である戸台に向け、一路南下しました。
 入笠山山頂から八ヶ岳を望む:左.蓼科山から右.最高峰の赤岳迄望めます。
入笠山山頂から八ヶ岳を望む:左.蓼科山から右.最高峰の赤岳迄望めます。

 本州最大の群生地・入笠山:スズラン(ユリ科)
スズラン スズラン スズラン群生
入笠山の花達へは此方から