オトメシャジン(乙女沙参)・東赤石山(1707m)《前》

山行日 2006.7.29
山域 赤石山系:愛媛県別子山村
コース 瀬場登山口(50分)瀬場谷分岐(150分)赤石山荘
赤石山荘(25分)石室越(60分)八巻山
(25分)赤石越
赤石越(10分)東赤石山
(70分)権現越(100分)床鍋登山口
標高差 約1050m    
総歩行時間 約10.0h(含む休憩)
   
新居浜から望む赤石山系
新居浜から望む赤石山系
登山口の駐車場 登山口 筏津からの道と

昨夜の宿^^)マイントピア別子を6時頃出発し一路南下。大永山トンネルを抜け別子山村に入り別子ダム横を
通り過ぎると東赤石山登山口の筏津、今日は更に東の瀬場から登る為先に進む。瀬場にはつい最近バイオ
トイレが新設されたそう。先客は2台、車を空スペースに止め、身支度を整え歩き出したのが6時40分頃。

緩やかな登山道 遠くに八巻山が 八間滝

既に太陽は高度を上げ、強烈な日差しが眩しいが鬱蒼と茂る木々の中に続く登山道は涼しげ^^)直ぐに瀬場
からの道と合流し更に奥へと進む、右手前方に岩山が見えるが八巻山だろうか?沢沿いの道を徐々に詰め
岩場を乗り越えると右手から滝音が聞こえて来ます。樹間から覗き込むと轟々と水飛沫を上げた立派な滝が

涼しげな一本橋 分岐標識 朽ちかけた木の橋

地図を見ると八間滝と記されている。その後も小さな滝が幾つか現れますが何れも樹木が茂り全容が見えない
登山道脇にはモミジガサ、テンニンソウ等が見られますが何れも殆ど蕾。漸く瀬場谷に架かる一本橋に到着。
此処は東赤石山へ直上するコースと赤石山荘に至るコースの分岐点。この川原で瀬音を聞きながらの小休止

第一渡渉点 木橋を渡り 第二渡渉点

辺りを見回すと岩場にイワタバコが咲き早速撮影モード^^)小休止後、登山道を左へ赤石山荘経由とします。
此処から道は一転、傾斜が増しグングン高度を上げます。何度か朽ちかけた木橋を慎重に渡り沢音が大きく
聞こえると第一渡渉点、此処で軽く食事を済ませます。食事中二人連れの女性、更に二組の夫婦連れが

木の根道 植生保護の看板 ガスに見え隠れする八巻山

到着、此方は一足先に発ちます。瀬を渡り対岸に出て瀬場谷をドンドン詰めて第二渡渉点、足元が笹の
茂る道になり、やがて木の根道を過ぎると"植物愛護のため石の上を歩いてください"と書かれた標識が
見えると、此処からお花畑に突入です^0^)早速、東赤石山固有種のオトメシャジン。シモツケソウや

赤石山草 中央が小屋主 西赤石山方面へ

カノコソウ、頭上には赤茶けた橄欖(かんらん)岩が目立つ八巻山、直ぐに赤石山荘に到着、小屋主は未だ
来てない様子。此処でも軽く食事をしていると先程の二人連れ、その後にご夫婦、漸く小屋主が到着し挨拶を
交わす。此方も先行された方に続いて石室越に向います。小屋の左手を奥に進むとシラビソ林ユックリ高度を

シラビソ林 石室越 藪漕ぎを強いられ

上げると西赤石山へと八巻山への分岐標識、此処が石室越。此処から暫く藪漕ぎを強いられる^^)笹が
繁りすぎ足元が良く見えないが直ぐに岩尾根に出た。此処で先行の女性達がルートが判らず立往生!?
此方に先行して欲しいと頼まれる。確かに岩場に続く道は良〜く見ないとコースが判らない。先頭を変わり

アルペンムード一杯 ガスに包まれて 八巻山頂

数々の高山植物咲く岩尾根を歩くが直ぐに稜線左の藪の中、この先幾度も岩尾根歩きと藪漕ぎが・・^^)
それでも足元の岩場にはコウスユキソウ、タカネマツムシ、ホソバシュロソウ、オトメシャジンや既に盛りを
過ぎたシコクギボウシ等が見られる。稜線上はガスに包まれ幻想的な雰囲気の中、八巻山に到着。
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東赤石山で出逢った花達(クリックすると花アルバム)
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コウスユキソウ(キク科) オトメシャジン(キキョウ科) シコクギボウシ(ユリ科)