オオヤマレンゲ(大山蓮華)・弥山:八経ヶ岳(1915m)

山行日 2006.7.14
山域 大峯山系:奈良県天川村:上北山村
コース 行者還トンネル東口(60分)一ノ垰(50分)弁天の森
弁天の森(30分)聖宝宿跡(60分)弥山(30分)八経ヶ岳
八経ガ岳(20分)弥山(90分)一ノ垰(40分)行者還トンネル東口
標高差 約800m    
総歩行時間 約8.0h(含む休憩)
   
大台ケ原から望む大峯山系
大台ケ原から望む大峯山系
行者還トンネル東口 登山口の駐車場 10日ほど前から大峯山で別名"天女花"と呼ばれる
オオヤマレンゲが開花したと画像を頂く。そう言えば
今年は大峯での"ベニバナヤマシャクヤク"を見逃し

このままではオオヤマレンゲも見逃しそうで、居ても
立っても居られず^o^)急遽出掛ける事にしました。
何時もなら、行者還トンネル西口から登るのですが
今回は東口から登ろうと思い、早朝5時半自宅を出発し
阪神高速、西名阪と乗り継ぎ、柏原ICで降り下市から
国道169号線を南下、新伯母峯トンネルを抜け天ヶ瀬へ

天ヶ瀬を右折し、国道309号線(行者還林道)をトンネル
東口に向います。幸い予報ほど天気の崩れは見当らず
トンネル横の駐車場から大台ヶ原の峰々が見えています。
登山口 支尾根を
奥駆道合流 笹原を 駐車場には先客の車が1台。早速、支度を済ませ歩き
出したのが8時45分。駐車場から砂利道を僅かに下ると
右手に一ノ垰への登山口。この登山道は手持ちの地図

"エリアマップ"では破線の難路として表記されていますが
近年、上北山村が整備したそうです。最初はジグザグに
やがて支尾根に乗ると、直登気味にグングン高度を上げ
ますが、風の通らない林の中、徐々に傾斜も増し噴き
出る汗に喘ぎながら^^)登り、大きな岩横を過ぎると傾斜も
緩み先行の登山者が見えました。辺りにはミヤコザサが

生い茂り、奥駆道の雰囲気満点。後僅かで奥駆道との
合流点、此処が一ノ垰(たわ)。先行の登山者に挨拶し
遅めの朝食を口にする。流石に尾根に出ると心地良い
トンネル西口出合 新しい標識
石休ノ宿跡 弁天の森 風が渡り一気に汗も引く。休憩後西に延びる奥駆道を
進み、20分程でトンネル西口からの登山道と合流します
右手、西口からは多くの登山者が登って来る様子。

此方は早々に出発します^^)小さくup.downしながら続く
奥駆道を進み石休ノ宿跡、弁天の森を抜け、何時もなら
弥山・八経ヶ岳が望める展望地もガスが掛かり見えない。
やがて理源大師の像が建つ聖宝ノ宿跡。此処から一転して
キツイ登りが始まります^^)シダ類が繁るゴロタ石の滑り易い
道を慎重に登り、枯れ始めたバイケイソウ茂るヌタ場を通り

咲き残ったショウキラン、鮮黄色のコキンバイ、オトギリソウ
等を愛でながら木の階段や鉄梯子、最後には木の階段の
連続となり弥山小屋に到着です。ガスっていた山頂付近も
弥山はガスの中 聖宝ノ宿跡
木の階段 鉄梯子 何時の間にか晴れ、このままオオヤマレンゲ咲く保護地に
向います。ゴロタ石の続く道を八経ヶ岳との鞍部に向け下り
鹿の食害から、貴重なオオヤマレンゲを守る為に施された

ネットを潜ると純白のオオヤマレンゲが見事に咲き誇っています
保護の効果が現れたのか、以前に比べると格段に多くの花を
咲かせています^^)未だ々蕾も多く暫くは楽しめそう。徐々に
登り返すと、近畿の最高峰:八経ヶ岳。八剣山や仏経ヶ岳との
別名をも持ちます。山頂から大峯南部の山々はガスの中だが
弥山や山上ヶ岳、大普賢岳。東には大台ヶ原の山並みが

綺麗に見えます。やがて続々と登山者が遣って来て山頂は
一気に賑やかに^^)其れでは此方は下山に掛ります。来た道を
戻る途中、一転雲行きが怪しくなりザーっと一雨、辺りは見る々
弥山 八経ヶ岳を望む
オオヤマレンゲ保護地 賑わう八経ヶ岳山頂 ガスに包まれ幻想的な雰囲気に!!それも僅かな出来事^^)
弥山に戻ればガスも晴れ日差しも戻って来ました。此処で
遅めの昼食を摂り一ノ垰へ戻ります。西口分岐を過ぎれば

一気に人の気配が無くなり、聞こえるのは風の声と賑やかな
蝉時雨。一ノ垰から東口への道は西口に比べ傾斜は緩く
段差も小さく歩き易いのですが距離が長く時間も掛りますね。

大峯山で出逢った花達(クリックすると花アルバム)
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オオヤマレンゲ(モクレン科) バイケイソウウ(ユリ科) ショウキラン(ラン科)

八経ヶ岳山頂から180度(クリックするとわいどびゅう)
八経ヶ岳山頂から180度(クリックするとわいどびゅう)