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電子ピアノの低音改造


うちの電子ピアノ

家にはRoland Piano HP-600という古い電子ピアノがあり、手慰み程度に遊んでいます。
中高音はいいのですが100Hzあたりから低い方になると倍音ばかりで基音があまり出ていません。
家に眠っている25cmウーハーを使ってもう少しまともな低音に出来ないかと妄想していました。

ミニコンポのアンプ

最近、娘のミニコンポが壊れました。 SONYのSound Gate LAM-Z05という古~いミニコンポです。
小さいスピーカーなのに低音か伸びてるなあと感じて購入したのを覚えてます。
分解してみると、8cmウーハーに、ドロンコーン、アンプに繋いでみましたが、見た目通りの低音不足スピーカーでした。
アンプ側でかなり音作りしているようです。
これがアンプ基板の裏側。
アンプ基板
アンプICはロームのBA5417というAB級5W×2のものでした。
回路を辿っていると、基板への入力とICの入力端子の間に、CR回路と半導体が2石ほど入っています。
適当な電源繋いで、発振器とオシロで周波数特性を測ってみると
周波数特性
とんでもない低音持ち上げアンプでした。
ついでに取り出した電源は5Vと8Vが使えるスイッチング電源でした。
電源基板
このまんま電子ピアノに使えるかも、ということで電子ピアノの改造始めました。

スピーカーボックスの作成

長年箱入りになっていたコーラルの10L-60Bという25cmウーハーを使います。
電子ピアノの足元に収まって、ペダルの邪魔にならないように。で30L位と小さめの箱になりました。コンパネ1枚をフル活用。
スピーカーボックス
ダクト共振周波数は60Hz位のはずだけど効果は小さいと思います。

ウーハー用アンプと電源はミニコンポのものをそのまま流用して, 100均のアクリルケースに収めました。
アンプ
ピアノの外部出力に繋いで、本体の音はそのままに、低音増強のウーハー音をミックスして、グランドピアノの音(?)に近づけます。
電子ピアノ

結果

真ん中のラの音が440Hz、ドの音C4が260Hzなので、オクターブ下のドC3(130Hz)くらいで効き始めて、
このピアノ最低音ミE1(41Hz)もかなり改善されました。
ウーハーのレベルを上げすぎるとピアノらしからぬ音になるので、適度に調整するとなかなかいい感じで鳴ってくれます。
グランドピアノの響きには到底かなわないけど、低い鍵盤をたたいた時のストレスはかなり軽減されました。




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