総合的な武道館及び
田辺市名誉市民・植芝盛平翁(合気道開祖)顕彰館の建設について



私たち「植芝盛平翁顕彰館の建設を求める会」は、田辺市及び周辺地域における武道競技の普及発展と競技人口の拡大及び育成を図っていくため、現在の市立武道館を新たに建設するとともに、田辺市出身で合気道の開祖である植芝盛平翁の足跡・功績を顕彰し、後世に正しく、そして永く受け継いでいくための拠点づくり、そして田辺を訪れる多くの人々に翁のことを知ってもらうための拠点づくりとして「田辺市名誉市民・植芝盛平翁(合気道開祖)顕彰館」の建設を求めています。

また、私たちの要望を田辺市及び関係機関に届けるため、下記の趣旨で「明日の田辺の発展を考える会(任意の市民団体)」と共同して署名活動を行っています。
一人でも多くの方の気持ちを要望書に反映させるため、署名活動にご協力をお願いします。(署名用紙はこちら


1.総合的な武道館の建設

田辺市には武道競技施設として、市立武道館(田辺市目良)及び市立大塔武道館(田辺市鮎川)がありますが、特に市立武道館は、昭和46年に和歌山県内で開催された第26回国民体育大会(黒潮国体)に合わせて整備されたものであり、老朽化しているとともに現行の耐震基準をクリアできていない現状にありますし、立地場所が海岸線に近い現状から、近い将来において必ず発生すると云われている「南海トラフ巨大地震」による被害想定の津波浸水地域に含まれております。
また、東日本大震災のような大規模な災害が発生した場合における避難場所として有効に活用できるという観点からも、総合的な武道館の建設については早期に取り組むべき課題であると思います。
来る平成27年には和歌山県内で第70回国民体育大会(紀の国わかやま国体)並びに第15回全国障害者スポーツ大会(紀の国わかやま大会)が開催され、国内各地から多くの選手及び家族並びに大会関係者が当市に来訪されます。それによりスポーツ振興・観光交流の振興及び商業振興が図られると考えられます。
しかしながら、田辺市では、国体開催に必要とされる施設(弓道場及び総合運動公園)の整備を行っていますが、総合的な武道館については整備対象に含んでおらず、市立武道館については現状維持というのが方針であると聞いています。
このままでは田辺市及び周辺町村における武道競技の普及・発展並びに競技人口の拡大及び育成を図っていくことは非常に困難であると思います。
国体で整備する施設と合わせて総合的な武道館を新たに整備することは、田辺市のみならず周辺町村さらには県レベル、近畿レベル、全国レベルの競技大会や講習会、企業・大学・高等学校等の合宿などの誘致・受け入れが可能になり、地域活性化・人が集まるまちづくりにつながるものと考えます。



2.田辺市名誉市民・植芝盛平翁(合気道開祖)顕彰館の建設

田辺市は、田辺市名誉市民・植芝盛平翁(合気道開祖)の生誕の地であります。
合気道は、日本国内にとどまらず、世界的な広がりを見せており、現在では世界95カ国に広がり、約 260万人の愛好者がいます。
田辺市においては、昭和63年8月と平成20年10月に国際合気道大会を開催し、国内外からの多くの合気道関係者の受け入れにより、市内及び周辺地域における観光振興・商業振興・地域活性化が図られました。
市内には翁墓所、生家跡地、翁顕彰像等ゆかりの地・史跡等が多数あり、国際合気道大会開催時のみならず、これまでも多くの合気道関係者が翁生誕の地・田辺市を訪れていますが、翁の生涯にわたる足跡、偉業及び功績にかかる資料や遺品(ゆかりの品)などを常設展示する施設(拠点)がないため、翁の人物学習を十分にできなかったと言う来訪者も少なくないと聞いています。
合気道を創始した郷土の偉人「植芝盛平翁」を顕彰し、永く後世に受け継いでいくことは、今を生きる私たちにとって重要な使命でありますが、時間の経過とともに翁の生涯にわたる記録や記憶、そして遺品等が確実に失われている現状にあります。
この状況を打開し、翁の顕彰を推進していくためにも市と植芝盛平翁顕彰会、合気道関係者が有機的に連携し、資料等の収集及び調査を行う組織体制を十分に整えることが先決の課題であると思います。
そして最終的には植芝盛平翁の顕彰活動の集大成ともいうべき田辺市名誉市民・植芝盛平翁(合気道開祖)顕彰館を建設することが、地域活性化及び人が集まるまちづくりにつながるものと思っています。



平成24年10月


植芝盛平翁顕彰館の建設を求める会々長 桐本成基


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