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ウオームアップの意義

  ウォームアップとは,簡単にいうと“体温を上昇させる方法” と定義することができます。
ウォームアップすることによって,心拍数,呼吸数,そして血圧などが増加してきます。心臓から押し出される血液量,拍出量は
安静時1分間に5800ml程度ですが, 軽い運動をするうちに下記のように増加します。

安 静軽い運動
拍出量(ml/分)5800
9500
 @筋肉1200
4500
 A心臓250
350
 B脳750
750
 C皮膚500
1500
 D腎臓1100
900
 E内臓1400
1100
 Fその他600
400

   ―― 漢方食養研究会資料より ――

    ウォームアップにより,皮膚筋肉への血流量が増え,最大の利益である体温の上昇を生じる
  ということなのです。



    このほかにもウォームアップによって,次のような生理学的な変化が見られます。

       
  1.  神経系の伝達が速くなり,筋収縮のスピードが増加したり(筋組織の粘性の減少による),
    反応時間が速くなる。    
  2.  多量の酸素が消費されることで,細胞の新陳代謝が活発になり,乳酸の蓄積が減少する。    
  3.  肺循環の流れがよくなり,血流の抵抗性が減少する。
  以上のようなウォームアップの生理学的な変化は,アスレティックパーフォーマンスの効率をよくするために役立つだけではないのです。激しい運動によって心臓にかかるストレスも軽減させる働きがあるのです。したがって心臓にかわかるいくつかの問題も防止することに役立ちます。

この体温の上昇の次に、重要な利益は,外傷や障害の発生の防止に役立つということです。これは、ウォームアップによって筋中の血流量が増加します。それによってより筋肉の柔軟にすることができるのです。
これとは逆に,筋肉が冷えると柔軟性や弾力性が悪くなり,損傷や断裂を起こしやすくなります。(注)

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