私の名前は柳生比呂士・・人は皆私の事を紳士(ジェントルマン)と呼んでいます。
得意科目は全科目、好きな色はモスグリーン
そして好みのタイプは仁王雅治!!仁王って言ったら雅治!!雅治LOVE!!!
ただしこれは秘密です。
表向きはあくまで清らかな女子という事になっています。
「ふぅ・・今日の練習も疲れましたね」
練習を終えて最後に部室に帰ってきた私は無造作に放り出されたシューズを見つけました。
「おおっ!!これは・・・」
これは仁王君のシューズじゃないですか・・・
帰る時に入れ忘れたという事ですか?
私はそのシューズをおもむろに拾い周りを見渡す。
確か今日の真田君と柳君は幸村君に頼まれて、本屋に行くって言ってましたね・・・
ジャッカル君と丸井君と切原君は先ほどコソコソと3人でファミレスへ行く約束をしていた様だし・・・・・
仁王君も用事があるとかで練習が終わると急いで帰ってしまいました。
そう今この部室には私1人!!
そして手には仁王君のシューズこんなチャンスはありません!!
匂いをテイスティングしてみましょう!スー・・・スー・・・
「あ〜なんてすてきな香りだ・・仁王君の匂いが染み付いてますねぇ・・幸せ」
ああっ駄目だ・・・スースーだけでは納まらなくなってきました・・・
取り合えず履いてしまいましょう!!
「よいしょっと・・お〜すばらしい!ピッタリじゃないですか!ジャストフィット!!」
これで私と仁王君は一心同体ですね・・・フッフフフフフ・・・・アッハハハハハ!!
「ところで柳生・・いつまで俺のシューズ履いとるんかの?」
「うわぁぁ!!いっいつからそこにいたのですか仁王君・・・」
「そうじゃのう・・柳生が俺のシューズをスースーしとるところからかの・・」
なッなにぃ〜〜〜!!バッチリ見られてるじゃないですか!
どうしましょう何かうまく誤魔化さなくては・・・
「いやっこれは・・その・・・」
「俺のシューズを履きながらどんな説明してもらえるんか・・楽しみじゃな」
あっ今仁王君がニヤッて笑いました!ニャッて!・・・ステキ・・・エヘッ・・・
駄目だ駄目だ!今はここを何とか凌ぐ方法を考えるのです・・・
そして関東大会・・・
「ホントどおしちゃんたんでしょうねぇ・・・柳生先輩・・・」
「だから弱味でも握られてたんじゃね〜のか」
読んで頂いて有難う御座います。これでも一応仁王くんとの入れ替え試合の真相を・・・っと思って書きました。
そしてこのカップリングもなかなかおもしろいな〜なんて思ってるんですよ。