すすめ柳生くん
私の名前は柳生比呂士・・人は皆私の事を紳士(ジェントルマン)と呼んでいます。
好きな食べ物はところ天、趣味は読書おもにミステリー
そして好みのタイプは仁王雅治!!ただしこれは秘密です。
表向きは清らかな女子という事になっています。
「ふぅ・・今日の練習も疲れましたね」
練習を終えて最後に部室に帰ってきた私は無造作に放り出されたユニフォームを見つけました。
「おおっ!!これは・・・」
これは仁王君のユニフォームじゃないですか・・・帰る時に入れ忘れたという事ですか?
私はそのユニフォームをおもむろに拾い周りを見渡す。
確か今日の真田君と柳君は幸村君のお見舞いに行くって言ってましたね・・・
ジャッカル君と丸井君と切原君は先ほどコソコソと3人でゲームセンターへ行く約束をしていた様だし・・・・・
仁王君も用事があるとかで練習が終わると急いで帰ってしまいました。
そう今この部室には私1人!!
そして手には仁王君のユニフォームこんなチャンスはありません!!
思いっきりスリスリしておきましょう!!スリスリ・・・・・
「あ〜なんていい香りだ・・仁王君の匂いが染み付いてますねぇ・・幸せ」
ああっ駄目だ・・・スリスリだけでは納まらなくなってきました・・・
取り合えず着てしまいましょう!!
「よいしょっと・・お〜すばらしい!ピッタリじゃないですか!!」
これで私と仁王君は一心同体ですね・・・フッフフフフフ・・・・アッハハハハハ!!
「ところで柳生・・いつまで俺のユニフォーム着とるんかの?」
「うわぁ!!いっいつからそこにいたのですか仁王君・・・」
「そうじゃのう・・柳生が俺のユニフォームをスリスリしとるところからかの・・」
なッなにぃ〜〜〜!!バッチリ見られてるじゃないですか!
どうしましょう何かうまく誤魔化さなくては・・・
「いやっこれは・・その・・・」
「俺のユニフォームを着ながらどんな説明してもらえるんか・・楽しみじゃな」
あっ今仁王君がニヤッて笑いました・・・ステキ・・・エヘッ・・・
駄目だ駄目だ!今はここを何とか凌ぐ方法を考えるのです・・・
そして関東大会・・・
「やっぱ怖いっスね 仁王先輩は・・しっかし紳士の柳生先輩まで・・・」
「弱味でも握られてたんじゃね〜か」
柳生くんファンの方がいたら、スイマセン。でも愛はあるんですって言いつつ2に続きます。
出来ればこのまま続けて読んで下さい。