「日吉。もっとここは、こうした方がいいんじゃねぇか?」
「はい わかりました」
俺宍戸亮は、いつも恋人長太郎の事を考えてる・・・
長太郎はかわいい・・・
長太郎はやさしい・・・
長太郎は俺がいないと駄目な奴だ・・
だから俺が卒業するまでに、なんとか一人で一年がんばれるようにしてやりたい。
俺がアイツに残してやれるのは、こんな事しかねぇからな・・・
俺達3年は全国が終われば引退だ。こうやって2年の後輩の練習を見てやるのもあと少し。
来年は今教えてる日吉それに長太郎と樺地が中心になって氷帝中を支えていかなくては、いけなくなるだろう。
そして来年は自力で全国に行って貰いたい。その為にも一人一人のレベルアップは必ず必要になってくるだろう。
だから俺は時間の許す限り後輩を見てやりたいと思う。
長太郎が一人でも全国に行けるように・・・
「んっアイツ何やってんだ?」
「どうしたんです?宍戸さん?」
「いや・・・長太郎が・・・・」
「長太郎ですか・・? あー忍足さんと何か話してますねぇ」
「クソッ アイツ何ヘラヘラしてやがるんだ・・・ったく激ダサだぜ・・」
「あっあの・・・」
「すまねぇな日吉 教えるのはここまでだ・・後はそこにいる岳人にでも聞いてくれ」
「えっ なになになに?俺になんかよう?」
「あ〜ちょっと日吉見てやってくれよ たのんだぜ!じゃ俺行くから」
「長太郎何やってんだ!!早くこっちにこい!!」
「あっはい!!すぐ行きます宍戸さん!!」
ったく返事はいいが・・なにむくれた顔してんだアイツ・・・
コートに来たなら、さっさと俺の所に来いよな・・・
「なんだ日吉〜宍戸にふられたの?」
「ハァ・・・あの人もこれがなければいい先輩なんですけどねぇ・・・・」
宍戸さんです。彼もいい男ですよね。またゆっくり氷帝ゴールデンペア+氷帝メンバーは書きたいなぁ〜。