等長エキマニ & 強化アクチュエータ装着

 

先日強化クラッチを入れた時に、ショップの人に「タービンのガスケットが抜けてるよ」って宣告されてしまいました。
フロントパイプをゆするとタービンの所でゴトゴト音が言ってます。
うん…確かに抜けてそうだ…
思い当たる原因は…あっ…。
そうです。こないだFRP補修する原因となったスピン&クラッシュです。
その時大きなブロックの上にシルビア君が亀の子状態になってしまって、4輪のうち1つのタイヤしか接地していない状態で脱出不可能な事があったのを思い出しました。
その時マフラーかフロントパイプを底ヅキしていたようで、タービンのガスケットまでイッテたみたいです。
あのクラッシュは後々引きづるな…

という事で修理する事にしました。
でも当然、ただ修理するのはモッタイナイですよね?!
なもんで、ついでに改造しちゃいます。(^_^;)

改造内容は以下の通りです。

1.タービン周りのガスケットおよびボルト類更新
2.純正エキマニ → 等長ステンエキマニ(肉厚3mmで割れにくいぞ!)
3.純正アクチュエータ → HKS強化アクチュエータ (ブースト0.9キロに設定!)
4.タービンのスイングバルブの穴加工 (ブースト安定)

という感じです。
これに必要だった部品やかかった費用はこんな感じですが、実際には使用しなかったモノが結構含まれていたりします。

<必要部品等>

ガスケットおよびボルト類関係

pdfファイルで見てください。>>>部品及び部品番号のpdfファイル
↑タービンの入り口と出口のガスケットは別途購入したのでpdfファイルには載ってません
私はばらで購入したのですが、後で聞くと「タービンガスケットキット」なるものがあるそうで、その方が注文が楽に済みそうです。

エキマニと強化アクチュエータ

今回の目玉です。(決してガスケット抜け修理が主ではありません?)

No.

名称 数量

単価

備考
1. 等長ステンエキマニ 1 46,500 ノーブランド、ヤフオクです。
2. HKS強化アクチュエータ 1 9,800  

スイングバルブ穴加工

ホームセンターでドリルで使用可能な穴を加工する砥石を買ってきました。
大きさとか形は適当に。

<交換編>

部品やガスケット類が集まったところで交換作業です。
OILやクーラントも抜いてから作業するので、100均で大きめのトレイや「じょうご」を購入です。
詳しい事は要領書の方で確認してくださいね。
ここでは主に画像だけ自己満足にアップしちゃいます。

事前に必要部品の確認や作業方法の確認を怠らないように…


↑必要分より若干多く集めてしまいました。

まず、OILと冷却水を抜いてから、がんがん補記類やパイピングを外して行きましょう。
下側はフロントパイプとエクステンションの間で縁切りします。
タービンASSYを取り出す時は、ちょっとエクステンションが引っかかりますが、ラジエターへ行く水配管は外さなくてもよいでしょう。


↑タービン君がいません。

ちょっと腰がイタくなりましたが我慢我慢でタービン君のお目見えです。
タービンから出ているバンジョー(オイルラインと水ラインの配管)は出来るだけ曲げないよーに。


↑意外とおっきいカタツムリですね〜。関心関心。

タービンASSYを降ろした所で、ふと気づくと、エキマニとタービンとのフランジの所が「ガタガタ」です。
そんでもって固定ボルトは手でくるくる回ります。(ボルト回り止めのロックプレートって意味ねーじゃん)
ショップさんの言ったとおり、ガスケットが抜けてました(^^ゞ
次にタービンASSYを分解して(タービン本体は分解だめよ)、スイングバルブの穴加工へと移ります。
 


加工前                         加工後
こんな感じでいっかなー。

ちょと一部削りすぎてフタと穴の重なりが1mm以下になってる部分もありますが、まぁいっかー
この作業に1時間ちょっと費やしたでしょうか。
それからアクチュエータを強化品に交換です。


↑いわずと知れたHKSの強化アクチュエータです。
(しかし純正って頭でっかちですよね)


↑強化アクチュ取り付け完了!
組み込み後にロッドの長さを調節出来るように、ナットを1つ追加しています。
それから純正エキマニに開けていた排気温度計用の穴をタービン入り口に開け直しています。
(だって等長エキマニに穴を開けるなんてカワイソーだから…)


次に復旧作業です。
タービンとエクステンションを取り付けて、等長エキマニをとりつけます。
きれいなエキマニを傷つけない様に大切に大切に…(はぁと)
でもってエンジンに取り付けて、復旧です。


↑我がシルビア君のエンジンルームに所狭しとエキマニがっ!

 

<インプレ>

テスト走行一発目にブースト掛けると、いきなりエンジンストール!
え?!あれ?!
その後、超不調アイドリングです。でもレーシー(←バカ)
この症状は多分パイピングの抜けだと思い、今回外したパイピング類をチェックしてみると…
ありました。差し込んだだけで、クランプを閉め忘れたパイピングが…
エアフロで計測したエアー量がエンジンに行くまでに途中で抜けてた為に、やたら濃い燃焼になっていたので、プラグがかぶりかけていた様です。(A/Fが9.0)
パイピングをちゃんと繋ぎ直してテスト走行すると問題なく走行できました。(ほっ)

次はブーストを掛けて強化アクチュエータのセッティングです。
とりあえず、2速でゆっくりアクセルを踏んでフルブーストまで到達させます。
おっと…
1キロちょっと掛かったでしょうか。
取説に記載されてる目安の長さにしていたので、見当違いなブースト圧になる事は無かったようです。
車を止めて、強化アクチュエータのロッドを長くなる方向に回してセットです。
エキマニ君がチンチンに焼けてます。(何度もあちっって…)
再度走って調整です。
3回ほど調整してMAX0.9キロになるセットが出来たので、良しとしました。(5000rpm位でタレて0.87キロくらいまで落ちますが許容範囲でしょう)
踏み返した時のテストは行っていませんが、アクチュエータの穴を大きくしたので多分大丈夫でしょう。

強化アクチュのブースト圧のセッテイングを行っている時から気になっていたのですが、排気温度と空燃比(A/F)です。
等長エキマニの為でしょうか?やたら排気温度が低く表示されます。
アイドリングでは今まで450℃から500℃でしたが100℃程低くなりました。
2速全開でも710℃程度。前と比べると80℃くらい下がっています。
うーん。…
等長になって流れが良くなった為か…、等長エキマニに耐熱カバーしていないからか…
それに、A/Fもかない濃いです。
A/F=7.8 って。おいおい濃い過ぎ。
A/Fは点火時期との兼ね合いも大きいので、点火時期をイニシャルに戻してから再度セッテイングしないといけないな。

この辺りのA/FデータについてはROMチューニングのコーナーで。
あとの変化は排気音でしょうか。
いままでのドロドロ音では無くなってます。
ちょっと高い音になりましたね。(前のドロドロ好きだったのに…)
エキマニを等長にするだけで、こんなに変化があるとは思いませんでした。
ECUのセッティング必要ですね。

この場をお借りしまして、私欲なDIYに協力いただいたAPM Factoryさんに感謝m(__)m