フェンダー内の配線引きなおし

 

以前、車高を下げる為に、フェンダーの内張りをはぎとる作業をしましたが、それのさらに一歩進んだ内容です。
通常、バッテリーからの配線は右フェンダーの内側におさめられていますが、車高を下げていた為に、激しい段差とかで、これらの配線を傷める事になります。そのまま放っておくと、えらい事になります…というかなりかけました。それで、配線を引き直す気になったわけです。


その1.材料あつめ

材料は、フェンダー内の配線をエンジンルーム内のストラト回りに沿って、引き直す為に、電線の長さが足りませんから、

0.65sqの信号線 × 30m (ぎりぎりですね)
3.5sq   〃    × 10m
5.5sq のVA    × 1m
0.75単芯シールド線 × 1m

こんな感じです。
車の配線に近い線の太さの電線を近所の電気屋さんへ行って、適当にみつくろって来ました。5.5のVAに関しては、三相の屋内配線に使用するもので、きれっぱしだったので、タダでもらえました。(電気屋さんありがと!)  
配線相互を接続する圧着端子と圧着工具が必要です。

2sq用突合せ圧着端子 × 120個くらい
5.5sq用突合せ圧着端子 × 20個くらい
2sq用終端圧着端子 × 10個くらい

全て絶縁用のナイロンチューブが被せてあるものです。あと、白と黒のビニールテープです。
なにせ配線が多い為に白いテープに黒いマジックで数字を書いて目印にします。
それから、…んーっと。
あと、やっぱり、”やる気”でしょうか?

その2.配線にマーク付け

では、さっそくですが、タイヤ外して配線をむき出しにします。
それで、電線を切断しても、相手がわかるように数字の書いたテープを電線1本につき2箇所貼り付けて行きます。
相手を探す時には、線の色で探すと、とても早く見つかります。それで数字と合っているか確認する…といった具合です。
電線の本数は55本くらいだったと思います。

 


こんな感じです。大事な電線をこんな所に通しちゃだめでしょ。

その3.配線切断および圧着開始

切断した電線につき合わせの圧着端子を圧着して行きます。
50本以上もあるので、全部で圧着回数は裕に200回は超えます。(たいへーん)
運転席に近い切断した電線の間に、ストラトをよける分の長さの電線を圧着し、全て圧着を終えると、ストラト脇の穴を通してエンジンルーム内に引き込みます。それから、切断した相手の配線と圧着してゆきます。
言葉では数行ですが、時間的には、5〜6時間かかりました。


圧着完了!! ふぅ。峠は越えました。えらいことになってます。


圧着部を十分テーピングして、ストラト周辺をスパイラルでまとめて、完了です。
後は、インシュロックで固定してエンジンルームをすっきりさせます。
純正の圧力センサがストラト前脇にあるので外して移設しました。


こんな感じで完了です。うん。いい感じ。

 

<インプレです>


今まで、ステアリングを大きく切る時は、とても気を使いながら回していましたが、これからは何も気にせず運転できます。(今まで、ザザザッと音がしてた)更には車高を一番下まで下げても問題なさそうです。(あと5mmほど下げれるようです)
エンジンルーム内は高温になるので、少し気になりますが、できれば耐熱性の電線を使用すると良いのではないかと思います。まあ、吸気側なので大丈夫かなと思います。
少し気になるのは、オイルクーラを付ける時、オイルフィルターを移動させる場所が、右ストラト脇だったような気がします。
これって、ショップに依頼するといくらするのかな?