FRPでエアロ補修(^^ゞ微妙

ABS樹脂の補修はこちら

 

こないだ海外出張から帰ってきて、久しぶりのドリドリ走行行った時に、なかなか調子よくケツ振り回してたら、調子のりすぎてぶつけてしまいました。(^_^;)
こんな広い所で、ぶつける奴なんていないだろうと思ってたら、まさか自分が…
原因はオーバースピード&へぼタイヤ(4輪共)でしょうか。
破損箇所は、右フロントのアーム類、右側エアロ回りと右フェンダー、リヤバンパー、等々。   
アーム類に関しては交換して完了という事にしましたが、エアロ関係の割れがひどくて、目もあてれません。
という事で、補修作業です。   

FRPのパテは何度か使用した事がありますが、これだけの破損になるとちょっと…(汗)
で、本格的にやってみました。
これをマスターできれば自作エアロを作る事ができます。(^。^)
用意した材料はざっとこんな感じです。

FRP補修セット   
  ・ポリエステル樹脂(1kg)
  ・硬化剤(10cc)
  ・アセトン(洗浄剤 500cc)
  ・ガラスマット(1u #450)
炭酸カルシュウム(エスカロン100M、使用するポリエステル樹脂に対して3〜6割)
ビーカ(500cc計量)
スポイド(2cc計量)
はけ
大容量パテ(ポリパテがよい)
耐水ペーパー(各種)



FRP補修セット+ビーカとスポイト



ガラスマット(うーん、ちくちくしそう)

炭酸カルシウム(カルシウムは人にもFRPにも必要なのね…)


炭酸カルシウムはFRPセットには含まれていませんが、ポリエステル樹脂に対して3〜6割程度入れるとFRPが強くなるそうで使用しました。
使用するのは3割程度で良いと思います。はじめ量がわからなくて、たくさん入れたら混ぜてるうちに硬化が始まって、樹脂がスライムに…
200gほど無駄になりました。(^^ゞ


↑硬化剤攪拌中にスライムになって、すぐにカチカチに… 誰でも初めは失敗するよねー。

 

FRPの補修方法…

リアバンパー(nismo)です。
あらら…
やっちゃいましたねー

まず、裏のFRP補修をする部分を粗目のペーパーで表面を粗します。そうすると樹脂の食いつきが良くなり剥れにくくなります。
(その前に、サンダー等で、割れ目を削って整えて、歪をとります。思い切って削りましょう。(楽しー))

次に樹脂1kgに対して4〜5ccの硬化剤を入れて、さらに炭酸カルシウムも樹脂に対して3割程度いれます。(硬化剤は冬であれば量を増やします。7〜10cc程度)
実際には200g程度づつすると良いです。

 
そから先ほど粗したエアロの裏面に樹脂を塗ります。

このまましばらく置き、樹脂が粘着質に変わりだしたら、ガラスマットを適当な大きさに切って貼ってゆきます。

ガラスマットを貼ったら樹脂をはけでたたく様に塗ってゆきます。
ガラスマットと樹脂は思いの他なじみます。

裏面は3層ほどガラスマットを貼り、樹脂を塗り…を繰り返します。
(←こんな感じ:裏側)

 
あっ。言い忘れていましたが、裏から樹脂を塗った時に、割れ目から樹脂が流れない様に表面にガムテープを貼っておきます。(かたちも整えておきましょう)

冬の作業だったので完全に硬化するのに4時間ほどかかったでしょうか。つづきは次の日にしました。

←樹脂硬化後、ガムテープを取り除いたところです。

 
また、表面にはみ出た樹脂のでこぼこを取る為にサンダーで整えます。
そして、パテ埋めです。
大きく破損している部分のパテ盛りは何度か繰り返さないとパテが載りませんね。
パテ埋めし、硬化後、またまたサンダーでおおまかに不必要な部分を削り、後は耐水ペーパで仕上げます。(粗め→細め)
 

 

色を塗って完成です。
いやー、なかなか上出来です。
でも一番難しいのは塗装(つや出し)ですね〜
ついついコンパウンドかけすぎて塗装が薄くなってしまったので何度かやり直しました
缶スプレーなので仕上がりは少々粗いです
 
   

いざやってみると楽しいけど疲れますね…
電動工具がなければ無理ですね。
それにサンダー時に粉が大量に飛ぶし、ガラスマットはちくちくするし、ご近所さんからは白い目で見られるし、エアロの補修は安く上がるし、いい事ずくめですね(汗)
費用的には1万円未満で、なかなかよい経験となりました。