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胸郭出口症候群-大阪駅の次 JR塚本駅1分の鍼灸院

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大阪市西淀川区柏里2-1-10(JR塚本駅西口から1分)

大阪市西淀川区と淀川区の境、JR塚本駅から徒歩1分の胸郭出口症候群治療の鍼灸院です。

 胸郭出口症候群

  •  胸郭出口症候群について

    簡単に言うと、胸郭出口の構造(骨格的体質)から特定の作業によって腕神経叢や鎖骨下動静脈が絞扼される(締め付けられる)ことから上肢にしびれ、肩甲骨周りに痛みなど生じるものを胸郭出口症候群と呼びます。
    胸郭出口症候群は総称で、正確には絞扼部位により肋鎖症候群(第1肋骨と鎖骨の間隙)、斜角筋症候群(前斜角筋と中斜角筋の間)、小胸筋症候群(小胸筋の付着部:烏口突起部)と呼びます。
    したがって、特定作業:つり革をもつ、洗濯物をほすなど腕を挙げる作業や、抱っこや重い荷物をもつ作業などを避ければ、ある程度は症状を回避できます。
    そして、根本治療は整形外科手術(第1肋骨の切除、前斜角筋腱の切除、小胸筋腱の切除)です。これにより先にお話した特定作業による症状は改善が見込まれますが、凝り(こり)は改善されないことが多いです。よく混同されがちなのが『なで肩』です。それは患者に『なで肩』が往々にして見受けられるためです。
    『なで肩』とは
    通常の鎖骨は水平ではなく、外側へ向かって高くなっていますが、なで肩は鎖骨が水平傾向を示し、必然的に鎖骨と関節で繋がる肩甲骨は下方回旋します。その結果、正常位の人よりもそれらに付着する筋肉:頭と首のつけ根、首すじ、首のつけ根から肩甲部にかけて筋肉に負荷がかかりやすいです。
    つまり、凝り(こり)に対して胸郭出口症候群と診断されることがあります。他にも様々な診断名(次章参照)を告げられることがありますが、凝り(こり)はあくまでも凝り(こり)です。
    凝り(こり)については『首こり肩こり』をご覧下さい。

     よくある診断名(病名)

    それらとしては以下が挙げられます。
    1.ストレートネック、2.頚肩腕症候群、3.胸郭出口症候群、4.頚椎の○番目が○○、5.頚椎症、6.頚椎椎間板ヘルニア。尚、スマホ首とスマホ症候群はストレートネックと同義で、椎間板症、椎間関節症は4.頚椎の○番目が○○をご覧下さい。

    1.ストレートネック

    首の骨(頸椎)は、7つの椎骨が連結し、前方にやや弯曲(前方に凸の形状)しています。ストレートネックはその弯曲がない形状のものを呼びますが、それは病気ではありません。現に整形外科学会の頚椎(くび)の症状の欄にストレートネックという記載はありません。
    杏林大学整形外科(里美教授)の健康成人の調査では、40歳未満の女性の約30%にストレートネック(または逆の後湾)がみられ、20歳代の女性の約46%にストレートネックがみられ、首や肩の症状に悩まない人が多数いることから、ストレートネックは病気ではないと報告しています。
    そして、若い人に多いのは、若い人ほど成長過程の全身運動量が低下する傾向から、頚椎を支える筋力が弱いためと考察しています。頚椎を支える筋力が弱いと凝り(こり)やすいことは言うまでもないでしょう。
    よくある解説は、ストレートネックになると、頭が首の真上ではなく、前に出た位置になり、頭の荷重(体重の8~10%)がかかる首への負担が増すとされていますが、そもそも背骨は重心よりも後ろ側にあります。
    ゆえによく指摘される姿勢のスマホを覗き込む姿勢(うつむき)や、パソコン操作時の頭を前に突き出す姿勢、事務・学業時の前かがみ姿勢(猫背)を持続したり多用すると、誰でも首への負担が増します。
    つまり、ストレートネックは凝り(こり)に対する便宜的な診断名です。尚、ときにスマホ首、スマホ症候群と言われることもあります。

    2.頚肩腕症候群(頚腕症候群)

    「上肢を同一肢位に保持または反復使用する作業により神経・筋疲労が生じる結果として起った機能的障害がある状態」を頚肩腕症候群と呼びます。古くはキーパンチャー病(キーパンチャーとはタイプライターなどの打鍵作業従事者)と呼ばれていました。本来は産業衛生学の診断名(職業病)ですが、整形外科では画像診断検査で異常が認められない場合に用いられることがあります。
    つまり、頚肩腕症候群は凝り(こり)に対する便宜的な診断名です。
    尚、産業衛生学(職業病)では、頚肩腕症候群は現在は頚肩腕障害と呼び、目の症状を伴うものをVTD症候群(Visual Display Terminals Syndrom)と呼びます。
    尚、眼精疲労は鍼灸適応症です。

    3.胸郭出口症候群

    冒頭の胸郭出口症候群でお話した通りです。

    4.頚椎の○番目が○○

    頚椎の○番目が○○と言うのは、画像診断上の疑わしき箇所を指し示すものですが、個人差はあれども加齢とともに誰でも、頚部(首)の背骨を構成する頚椎、椎間板、椎間関節は変性(退行性変化)します。ただ、それに伴って背骨の支持性が低下し、背骨とともに支持する筋肉への負担(疲労度)が増すために、首、肩、腕に症状が現れやすくなります。もちろん、加齢とともに筋力や柔軟性も衰えます。
    つまり、頚椎の○番目が○○は凝り(こり)に対する便宜的な診断名です。尚、ときに頸椎症と診断されたり、椎間板症、椎間関節症と言われることもあります。

    5.頚椎症

    頚(首)の背骨の間にある椎間板という軟骨が、加齢に伴い水分が減少して高さを減じ、それに伴い骨棘(骨の棘)ができ、神経を刺激するために、頚が痛くなる状態を頚椎症(変形性頸椎症)と呼びます。頚部痛だけでなく項部(うなじ)や肩甲部にも鈍い痛みがでることがありますが、多くの場合は薬物療法、温熱療法などで様子を見れば十分とされています。
    つまり、凝りに対して頚椎症と診断されることがあります。
    頚部(首)の背骨を構成する椎間板は、個人差はあれども加齢とともに誰でも変性(退行性変化)します。それに伴って背骨の支持性が低下し、背骨とともに支持する筋肉への負担(疲労度)が増すために、首、肩、腕に症状が現れやすくなります。もちろん、加齢とともに筋力や柔軟性も衰えます。
    但し、手のしびれや痛み、運動麻痺が生じている場合は、骨棘の状態が進行して手に行く神経の枝を圧迫されていること(頚椎症性神経根症)が疑われます。さらに手の症状だけでなく、両手足のしびれや痛み、運動麻痺、尿や便の排泄障害が生じている場合は、さらに骨棘の状態が進行して脊髄という神経の幹が強く圧迫されていること(頚椎症性脊髄症)が疑われます。
    いずれにせよ、骨棘の発生部位やその大きさや神経への障害度を画像診断検査(X腺やMRI)から精査し、手術の必要性が検討されます。軽度のしびれや感覚障害、鈍い痛みならば薬物療法などで経過観察されることがありますが、その症状が回復せず、加えて運動麻痺や筋力低下がでてくると手術が必要とされています。

    6.頚椎椎間板ヘルニア

    背骨は椎骨(頚椎)が連なって構成されますが、ブロック状の椎骨と椎骨の間にあり、脊椎の可動性とクッションの役目を果たすものが椎間板です。椎間板は中心部に髄核と呼ばれる柔らかい組織があり、その周囲の線維輪と呼ばれる丈夫な外層とで構成されています。
    子供の頃は椎間板に弾力性がありますが、加齢とともに弾力性が低下(硬化)していきます。この椎間板に強い圧力が加ったり、椎間板の弾力性が低下すると、亀裂が生じ、内容物の髄核が押し出されて突出し、神経を圧迫することがあります。その画像所見が頚椎部に認められるものを頚椎椎間板ヘルニアと呼びます。
    症状はヘルニアの突出方向によって異なります。一般に左右のどちらかに突出することが多く、脊髄から分岐した片側の神経根(神経の枝)を圧迫することにより、片側の頚部から肩および肩甲骨・腕などに痛みやしびれが生じ、脱力(筋力低下)を引き起こすこともあります。中央に大きく突出した場合は脊髄の本幹を圧迫するため、手指の細かな運動がしづらい、歩行障害や頻尿、尿閉、尿失禁などなどの症状が出現します。
    したがって、症状が合わない場合は凝り(こり)の可能性があります。尚、治療は病態により薬物療法から外科手術までありますが、薬物療法の場合は鍼灸適応症です。

    以上の通り、便宜的な診断名になるものが多いです。そこで、鍼灸治療をご活用下さい。
    詳しくは『首こり肩こり』をご覧下さい。


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