しまなみ海道ツアー(因島〜四国)

新しく購入したシクロクロスにてしまなみ海道を走る。天気にも恵まれ最高の自転車旅となった。
本来なら2泊3日の計画が望ましいのですが、三連休取れず1泊2日の計画となってしまった。

【日程】2004.10.23(土)〜24(日) 10/22(金)夜発

【宿泊】民営国民宿舎「いんのしまロッジ」一泊2食付き¥7875

【行程】=印・・車  〜印・・自転車
   10/22(金)JR茨木駅=中国道吹田IC=山陽道福山西IC=西瀬戸自動車道因島北IC=国民宿舎「いんのしまロッジ」(仮眠)
   10/23(土)国民宿舎「いんのしまロッジ」〜瀬戸内海横断自転車道来島海峡間往復〜国民宿舎「いんのしまロッジ」(泊)
   10/24(日)いんのしまロッジ=大三島北半分周回=西瀬戸自動車道=山陽自動車道=中国自動車道吹田IC=JR茨木駅

【ツアーコース詳細】 〜印・・自転車  BS・・バス停)
10/23(土)【走行82km】
  いんのしまロッジ〜生口橋〜生口島(平山郁夫美術館・耕三寺・耕三寺商店街「コロッケの岡哲」・潮音山向上寺三重塔・
  サンセットビーチ)〜多々羅大橋〜大三島〜大三島橋〜伯方島(昼食:「伯方の塩ラーメン&たこ飯」)〜伯方・大島大橋
  〜大島〜来島海峡大橋〜今治市糸山公園(記念撮影)〜馬島BS<バス輪行>因島重井BS〜いんのしまロッジ(泊)

10/24(日) 【走行25.6km】
  いんのしまロッジ=大三島(道の駅多々羅しまなみ公園)〜鳥取岬〜大山祇神社〜昼食(各自「海の幸」)〜大三島(道の駅)

【メンバー】 
(パルプ号)パルプさん、きーさん
(薫号)よしみさん、たかさん、薫

【出発〜因島まで】
新しく購入したcannondaleシクロクロスは、すでに店まで来ていたのだが、仕事の都合で引き取りに行けたのは前日だった。
SPDシューズとレーパンも同時に購入するが、クリート脱着練習もできないまましまなみ海道ツアー日を迎えた。大丈夫かな〜
午後10時JR茨木駅出発。吹田ICから中国道に乗る。山陽道備前インター付近で事故があったようで夕方5:00から五時間以上に
渡って通行止め。手前のPAで仮眠すべきか否か迷ったが、メンバー協議の上、まもなくの解除を期待し、渋滞の列に入っていった。
これが大誤算。1時間以上動かない。降りることもPAに逃げ込むことも出来ず、睡眠時間がどんどん削られていく。眠い。
事故がなければam1:30過ぎくらいには因島に到着できる程だが、途中ETCバーが作動しないアクシデントや高速降りる予定としていた
因島南ICは、入口専用であることが分かり、手前の因島北ICで降りなければならない等も有り、ロッジ駐車場到着は、朝四時前でした。
早速、幕営&小宴後、仮眠。いんのしまロッジは、小高い山の中腹にあって眺望抜群です。但し、2km程の坂道は自転車にはきつい。

【10/23(土)しまなみ海道往復】

朝6:00起床。宿泊手続きや出発準備を済ませ、7時過ぎツアー開始。パルプさんの愛車は、最近買ったばかりのKLEINのロードレーサー、

きーさんは、往年の名車ランドナーを操り、よしみさんも軽そうなロードレーサーにウエアーをバッチリ決める。今回ツアー初参加のたかさんは、
まだ自転車を持っていないため薫のもう一台のクロスバイク(GT)を借りての参加だった。しまなみ海道では、朝7:00から営業している乗り捨て
自由なレンタサイクルも利用できるが、途中の島で借りられるのはママチャリだけなので朝早い出発や長距離ツアーには迅速に対応できない。
出発のロッジからいきなり急な下り坂。地元の高校生は、この坂を自転車で下りずに登って来るそうだが、私には到底無理なように思える。
近くのコンビニで朝食&行動食を調達し、生口島に向かう。生口橋は、中央支間長490メートルの斜張橋。この中央支間長490メートルは、
世界最長らしい。白鷲が羽を広げたような形の美しい橋です。しまなみ海道にかかる橋は、どれも白くて海と空の蒼さにマッチして美しい。

生口島はレモンの産地として知られるが、それだけでなく瀬戸田町あたりには古い町並みが残る。平山郁夫美術館や耕三寺では記念撮影のみで
素通りし、TVに何度も登場して地元では有名なビーフコロッケ屋「岡哲」さんに立ち寄る。開店前だったけど快く作って頂き賞味する。ホントうまい!
岡哲の裏にある小さい山を登り、国宝向上寺三重塔を見学。室町時代初期に建てられた建物で国宝なのに無料で見学できます。眺望も割とgood。

サンセットビーチを走っていると2kmほど沖合にひょうたん型の島が見える。人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった島である。懐かしい。

10:00 サンセットビーチを経て多々羅大橋到着。橋を渡るには、自転車も橋ごとに通行料金をその長さに応じて\50〜\200払わなければならない。
とは言ってもお賽銭箱のようなものが置いてあるだけで無人なので気付かず通り過ぎてしまいそうかな。とりあえず四国まで行くことを優先させるため
大三島は通過し、すぐに伯方島へ渡る。今回のツアーでは、パルプさんが事前によく調べられていたので見所を見逃すことなく回れました。伯方島は、
伯方の塩で有名。このミネラルを多く含む天然塩で作った木浦町にある伯方の塩ラーメン「さんわ」さんで昼食を楽しむ。店の雰囲気も良く味も噂通り。


12:40 大島到着。ここまで出発から5時間半。帰りを4時間としてもここらで引き返さなければ陽が沈む早いこの時期、明るい内に帰れなくなる。
迷ったものの四国まで行きたい気持ちが全員の中にあったのでもう少し進むことにする。ここでは急ぐ必要があってカレイ山展望公園等の名所は
行かず、来島海峡をひたすら目指す。結構なupdownもあって疲れた体には堪える。途中、自転車の前後輪ばらせばバスに乗れることを地元の
バスの運転手さんが教えてくれる。これでなんとか帰れそうな目途がつく。問題は、「どこから乗れるのか」と「最終時刻は何時か」いうことだった。

13:20 来島海峡大橋手前の道の駅「しまなみいきいき館」到着。全長4kmの来島海峡大橋を渡れば四国である。遅れていたよしみさんが
我々を見失い、待っていた道の駅を素通りしていた。馬島料金所には、しまなみ海道で唯一収受員がいた。その人に尾道方面行き高速バス
乗り場を尋ねると、まさにその場所から乗れることを教えてくれる。これで安心して四国まで走破し、夕食までに宿に帰れる。急に元気が出た。

14:10 来島海峡四国側に到着。さすが愛媛感動の地20選の「第一位」だけのことはあって見事な景観である。来て良かった。目標達成〜(^^)v
糸山公園と名付けられた名所は、観光客も多く賑わっていた。しばし、撮影会や休憩し、再び来島海峡大橋上にある馬島料金所までもどる。
自転車の前後輪を外し、高速バスを待つ。馬島バス停から因島重井BSまでの料金1500円。自転車込みでこの料金安いと思うのは私だけ?

15:15 バス到着。バスは、スキーバスと同じく大きな収納トランクがあり、自転車はそこに積み込めるようになっていた。荷物代は無料で助かる。
尾道に車をデポし、バスまたはフェリーでデポ地まで戻る計画なら日帰り可能。輪行なら今治から電車乗れるので出発地に戻る必要もないです。
途中の島にキャンプ場も何カ所かあるのでキャンプしながらのんびり行くのも楽しい。因島重井BSまでバスに乗り、そこから宿まで再び自転車。

16:10 因島重井BS到着。ここで再び自転車を組み立て海岸線を土生港まで走る。半分ほどまで来たところで、きーさんがバス停に忘れ物を
したといって引き返す。ここまでほぼ下りだったから引き返すときは登り坂である。私なら諦めてしまうが、元気な人だ。先に行かせてもらったが
土生港手前で再び追いつかれた。宿のあの急な坂を上がるのはきついので電話して宿の車に迎えに来て頂く。先に行っていたパルプさんは、
乗れず、きーさんはまだ行けるとのことでバスに乗らず坂道を登っていった。たかさん、よしみさん、薫は自転車ごとバスに乗車して楽させて貰う。
部屋に入り、まずはビールで乾杯。うまあい〜。食事前に入浴する。ふろ場では、瀬戸の夜景が目の前に広がり、一日の疲れを癒やしてくれる。
食事は、コースが選べるようになっていたけど標準コースでも十分楽しめる。部屋は、二人部屋と三人部屋だったが一部屋で5人寝られたと思う。
パルプさんの提案で明日は、今日素通りに終わってしまった大三島を走ることになった。本日の走行82km。

【10/24(日)大三島北半分一周】

7:30 朝食。8:40自転車を車に積み込み、宿から500mlスポーツドリンク各自一本づつ貰い、見送られながら大三島に向け出発。
道の駅「多々羅しまなみ公園」に車をデポし、鳥取岬〜大山祇神社を回る25.6kmをサイクリング。この日も天気良くて潮風が心地よい。

大山祇神社には、国宝館があり、室町時代からの鎧や兜、刀が展示されている。刀はどれも同じと思っていたが、戦国時代とそうでなかった時代
ではまるで違うことを知って目から鱗状態だった。時代劇などでよく登場する人の刀も国宝として展示してあり、歴史の重みを感じさせてくれる。
昭和天皇が海洋研究に使った船も展示されている。残念ながら撮影禁止のため、国宝館および海洋館の国宝は、撮れなかった。

14:30 車デポ地到着。自転車を車に積み込み大阪に向け出発し、今回のしまなみ海道ツアーを終了する。

同行頂いた皆様、お疲れさまでした&ありがとうございました。

GPSが描いた軌跡はこちら。


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