香住ロータリーの森計画

概念

 そもそも森とは『自然の森』の事を指し、人工的な物は『杜』である。    
木々が密生し上層では枝葉が覆い被さり下層では地被植物などが幾度となく   
蘇生衰退を繰り返し土壌を作り木々の子孫により長年形成されてきたものである。
しかし文明の発達によりそれは杜へと形を変え自然の意とは反し人工的に    
作らざるを得なくなった。現在、環境問題で取り上げられている世界中の森も  
自分の身近にある森も決して別の物ではなく我々人間の子孫に残していかなければ
ならない大切な財産である。                        

趣旨

 人類は文明の発達と共に大切な財産を失い、今まさに窮地に立ちそれに気付き 
財産を守るだけでなく少しでも元に戻そうと取り組み始めました。       
香住のような自然の多い所でも温暖化は確実に進んでいます。         
リサイクル、エコ、二酸化炭素対策、いろいろな取り組みがありますが、便利さを
求めた道路、住宅の開発の裏には失われる自然があるということは、誰もが心を 
痛めなくてはいけないことだと思いますし、それを補う自然の復旧も環境問題の 
一環だと思います。ただどのような復旧が好ましいかというと、やはり元にあった
物を少しでも返すというのが一番適切ではないかと思います。外来種や現在日本の
公園計画で使われる樹木、草花よりもその地域の環境にあった自生植物、樹木を 
植えるのが一番良いのではないでしょうか。人だけの憩いの場ではなく全ての  
の生き物の為の憩いの場所を作り残すべきだと思います。