豆知識 いろいろな守備の「守備位置」について
今回までは守りの動きを主体に勉強してきましたが、今回は守備の基本である「守備位置」について
お勉強したいと思います。
守備位置はランナーやアウトカウント、打者また各チームによって守備体系は異なると思います。
ここでは内野手の守備位置、「定位置」「バントシフト」についてお勉強しますので、参考程度に利用
して応用を利かせて頂ければ結構かと思います。
1.定位置
ファースト、サードはベースから2m程度前で守備位置をとる。
この位置であればセーフティバントにも対応しやすい位置です。
下記は定位置を図示したものですが、投手やバッターの特性(クセ)などによって状況判断は必要に
なりますので注意してください。
2.ノーアウトランナー有り
ファースト、サードは定位置より少し前に守備位置を取り、送りバントや等に備えます。
セカンドは送りバントの際のファーストベースへのカバー、ショートはセカンドベースへのカバーのため
気持ち、右よりに守備位置を取ります。
3.ワンアウトランナー一塁または一、二塁
ここではバントの警戒ももちろん必要ですがヒッティングしてくることも考えて守りにつかなければなり
ません。
このケースの場合はできればダブルプレーを取れる体勢をとります。ファーストは少しセカンド寄り、
サードもショート寄りに位置し、セカンド、ショートはそれぞれセカンドベース寄りに位置します。
下図は上記のアウトカウント、走者を考えた時の守備位置です。
もちろん、打者、走者の性質、ピッチャーの調子などによって変えてみてください。
4.バントシフト
次は「バントシフト」ですが、ソフトボールの場合、塁間が短いため俊足選手は必ずバントを警戒
しなければなりません。
そこで「バントシフト」は「守っていながら相手を攻める」といった積極的な姿勢が必要になります。
(1)上記図面の の場合、ファースト、サードは定位置から1.5m程度前に位置し投球と同時
に素早いバント処理を行います。
セカンドは一塁のカバー、ショートは二塁のカバーに入ります。
(2)上記図面の の場合ダブルプレーを取れる体勢をとりセカンド、ショートとも二塁に入り
やすい位置、また一二塁間、三遊間を開けないようにサード、ファーストは位置する。
だいたいお分かりになられたでしょうか?
ここで大事なことですが、状況に応じた守備位置を取ったときでも守備者間の距離を保つことが
大事です。
あまり間隔が広がるとそこを狙われることになります。
また、ソフトボールは塁間が狭いのでスピードが要求されます。
特にバント処理の際は「連携プレー」同様に反射的な判断で送球場所を大きく声を掛け意思を伝達
することが非常に大事になります。
では、次回は「チームプレーの攻撃編」をお勉強しましょう。
作成 H17.4.9
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