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〒624-0923 京都府舞鶴市魚屋240-9

不妊症


不妊症の方の鍼灸治療について紹介するページです。
当院には年間で6〜10組前後の方が相談と治療に来院されます。
鍼灸治療を開始するにあたり、当院から出す条件は2つです。
・産婦人科に受診済みであること
・ご主人(パートナー)に了解をいただいていること

意外なことに鍼のみで不妊治療をしようとされる方も多く、不妊症だと自己申告の方もいます。またパートナーに無断で開始する方もいらっしゃいますが、はっきりいいます。女性の立場が悪くなるだけです。これらの話が解決していない限り当院としては請け負う事はできません。
数字の話は病院や病院のHPに記載されていますのでそちらをご覧ください。

なお、以下のケースには人物特定に至る事が無いよう配慮しています。


ケース 0 不妊症?


今から10数年前のこと。20代半ばの女性患者さんが「私、不妊症なので子宝に恵まれないです」ポッリとこぼされました。お話を要約すると「10代の頃に運動部に所属していて、腰を痛め整体院へ行かれたそうです。そこであなたは将来不妊で悩むよ」といわれたそうです。

少し状況を整理してみましょう。そもそも整体院とは無資格者です。身体の事を正式に学んでいない人間が、その人の将来を予見できるかといいますと不可能です。それに10代の人が不妊症ときいて何のことだか理解できたかというと定かでありません。
そのことをお話しすると「そうですね」とのこと。

後日、ご夫婦で産婦人科を受診されたところ「夫婦ともどもまったく異常ない!心配はいらないよ!鍼の先生にもそう伝えて。そんなこといってくれる先生なかなかいないよ」とのことでした。
3か月後に転勤されましたが、年賀状にて妊娠の報告を受けました。当院に通院中にご懐妊されていたようです。

こういうことを暗示というのでしょうか?洗脳というのでしょうか?私にはわかりませんが、伝えていい事、そうでないこと。できることできないことの差もわからず、覚えたとおりいうのは好ましいことではありません。その整体士も深い意味がっていってわけではないでしょう。でも、たった一言が10年間も人を縛るものになるのだということを知る必要があります。無責任で安易なことは止めてほしいものです。
このことは自分に向けた言葉でもありますが、私にとって忘れられない教訓となっています。そしてそれが不妊症との出会いです。


2016年分

ケース 1 40代 女性 不妊症 


他院にて施術を受けるも、疑問に思われることやプライバシーが確保されないので、当院へ。
10代の頃は無排卵だったそうです。顕微授精以外の方法は難しい状態ではあったが、1ヶ月半の鍼灸治療でご懐妊されました。年齢、顕微授精の回数から懐妊する確率は極めて低確率ではある。かといって鍼灸治療が効いたかというと、わずか1ヶ月半の治療で懐妊に至るとも考えにくい。

何が作用したかはわかりませんが、こんな方もいらっしゃいます。

ケース 2 20代 女性  

結婚4年目にして、不妊症かもとのことで病院へ。結果、不妊症とのことで意を決して当院へ。
4か月半の治療の中で、卵子の発育、子宮内膜の肥厚など様々な変化、病院での検査数値からもいけると判断していました。
無事にご出産されました。


ケース 3 40代 女性 続発不妊? 

お二人目を希望され、病院へ。やや妊娠しにくい要素がみつかり、それなら薬より鍼の方が自然でいいとのことで、当院へ。鍼灸が自然かどうかは置いておきます。

残念ながら、この方は病院への通院を勝手に打ち切られました。「個人輸入の排卵検査薬と鍼で頑張る」と仰いましたが、排卵検査薬の精度が高くないものをお使いになられていたので、それは難しいとお伝えしました。
こういうことは好ましくありません。好ましくない行為も多々ありました。相談の上、治療を中止することになりました。


ケース 4 30代 女性 不妊症 


ご結婚されて以来、一度も妊娠反応がでなかった方が3ヶ月間の鍼灸治療で初めてでる。
7ヶ月目で無事ご懐妊されました。

とても熱心な方です。熱心すぎて疲れないようにしてくださいね。

ケース 5 40代 女性 不妊症 


40歳を超えてから不妊治療を検討されていた方。他府県のある病院では「治療可能だと思う」とのことでしたが、その病院は高度生殖医療を行っておられる病院ではありませんでしたので、京都市内の病院へ行っていただくよう提案しました。

結果、京都の病院で「子宮や卵巣の状態、年齢その他から考えてご希望には沿えないでしょう」とのこと。大変ショックを受けておられました。かける言葉が見つかりませんでした。

ただ、一軒目の病院の話を鵜呑みにしておられたら、ショックどころでは済まない話しでした。
道はひとつではないと思いますよ。

ケース 6 30代 女性 不妊症 


30歳後半、顕微授精を1度受け、上手くいかなかったので諦めていたが、もう一度やってみようという気になられた方。
鍼治療も適切のペースとはいえないものの、5か月近く受けていただき、妊娠反応は出たが、いずれも成立せずに終わる。折からの不況でご主人は転職を余儀なくされ、治療も続けられないとのこと。

もう少し力になりたいと強く強く思ったケースです。


ケース 7 20代 女性 不妊症 

ある病気で妊娠できるかどうかわからない。妊娠しても耐えられるかどうかわからないと不安にかられ当院へ。
病院にもきちんと通院され、病気の数値も安定されていたので「頑張ってみませんか?」と提案し、了解を得る。

平成28年のどこかで出産予定です。


ケース 8 30代 不妊症 

第二子を希望されていた方。

当初、「病院には行かない。自然がいい」と仰っていましたが、色々話すうちに態度を軟化されました。
検査の数値も良好。ご主人の方も問題なしです。
さて、頑張りましょう。


                                          2016年 了

                                              








岸本はり灸院ビルダークリニック

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