10MHzのトランシーバ製作

まずは送信出力のLPF部。これは受信時にも通ります。
定数は前に作った7次チェビシェフと全く同じです。
ただ、ロスが4dBもあったので、コアとコンデンサをゴージャスにしました。
コアはT37#6と一回り大きく、コンデンサはディップトマイカです。


特性を取ってみたところ、

7MHz、10.1MHzのロス=0.4dB
14MHzでの減衰=34.8dB
20MHzでの減衰=61.9dB
28MHzでの減衰=73.0dB
40MHzでの減衰=77.6dB(ほぼ測定限界)

となりました。7MHzを出力しても2倍高調波を34.8dB減衰できることが
わかり、7MHzと10MHzの2バンドにしようと計画変更。



次に受信部のRFアンプです。これはサラリと2SK241GRでやります。
同調コイルは7kボビンに手巻きしました。

入出力の特性です。↓
だいたい、入力レベル=-10dBまでがリニア領域です。
ゲインは24dBとなりました。



縦軸は10dB/DIV、5MHz〜20MHzの範囲を観測してみました。



縦軸は1dB/DIV、-3dB帯域は1.143MHzとなりました。
Q=9ぐらいのようですが、これでいいのでしたっけ。