ハノイ 42ホテル探し 2007/1/20

早朝4時。朝というには早すぎる時間だ。

まだ薄暗い。とりあえず宿だ。

今回こそは安宿を探してみせる。

そう心に決めていた。

旧市街にあるユースというホテルを目指した。

6USドルからの料金で日本語インターネット可とある。

朝の旧市街はどこかどんよりしている。

目的のホテルの前にTAXIが停まった。

ホテルは薄暗い。

こ、これはひょっとして・・・・、

 

早すぎて開いていないのでは・・・・。

 

仕方がないので、徒歩で別のホテルを探すことにした。

バイクタクシーに乗った輩が声をかけてくる。

「安い、ホテル、アルヨ」

朝から本当にうっとおしい。

付近を歩いているとプリンスホテルという名の

その名に相応しくない外観のホテルの照明がついていた。

「やあ、おはよう。部屋は空いてるかい?」

「そやなー、ちょっと調べるから待ってな。

ええっと、朝8時からやったら空くわ。」

正直、部屋でゴロゴロしたかった。

この時に荷物だけ預けてチェックインすれば

良かったと後悔する羽目になる。

「8時かあ。ちょっと遅いなあ。ほな、辞めとくわ」

「それやったら兄ちゃん、近くに提携ホテルがあるからそこに聞いてみるわ」

ということで、フロントの兄ちゃんは受話器を持ち上げて、話はじめた。

「兄ちゃん、こっちやったら部屋空いてるで」

名刺を渡された。SUNNY HOTELとある。

プリンスホテルから徒歩で約10分ぐらいだという。

「おおきに、ほな、そこに行ってみるわ」

 

 

紹介されて行ったにも関わらず、閉まっているとはな・・・。

流石はSUNNY HOTEL。まだ夜が明けていないので開店もまだなんだろう。

 

ここでの選択肢は4つ。

1 プリンスホテルに怒鳴り込みに行く

2 SUNNY HOTELのドアを「卒業」並みにノックする

3 プリンスホテルに泊まる

4 別のホテルを探す

 

複数人数で旅行していると、この選択肢の選べ方で

人間の本質が見えたりする。

私の場合は4だ。

ぶらぶらしていると開いている1軒ホテルがあった。

THEN TAN HOTELとある。正直、価格はもうどうでも良かった。

寒いのでどこか落ち着ける場所が欲しかった。

「部屋空いてる?」

「うん、空いてるよ。」

「なんぼすんの?」

「35USドルだよ」

10USドル前後で考えていたので、

ちょっと厳しい価格帯だ。

正直、迷うほどの値段ではないのだが、

滞在期間が長くなると物の値段に対する考えが

徐々に現地よりになっていく。

遠まわしに断ろうと思い、無理な値段を言ってみた。

「それ、ちょっと高いな。25USドルにならんか?」

これは明らかにルール違反な値切り方だ。

通常であれば30USドルで話をつけるのが大人のやり方だろう。

「それはちょっと厳しいなあ。うちリニューアルしたてやし、

この価格帯で勝負しとんねん。幾らなんでもそれはないわ」と

当然の反応。

「でも、兄ちゃん、日本人やし、俺も最近日本語を勉強してるから特別にまけとくわ!」

と、話がまとまってしまったではないか。

妥協点が見出されたのでは泊まるしかないだろう。それにまたもや日本びいき。

そんな訳で25USドルサービス料別で契約成立したは良かったが、

朝の9時まで部屋は空かないという。

まあいい。とりあえず荷物を預けて付近を散策することにした。

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どうやら朝早すぎるとホテルも開いていないようです。
やはりある程度は計画的に行動するのが妥当でしょう。

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