とし込みのタックル

1.落とし込みの竿
   私の愛用している竿を紹介します、下の写真で上の竿は 腰が強く30cmクラスはゴボウ抜きできるくらいに胴がしっかりした長さ2.7mの竿です、3本に分かれていますが仕舞えば1本になります、竿先だけ買えるので穂先を折った時簡単に交換できました。
   また下の竿は小継で2.1〜2.7mまでズームができ硬さは2号です、仕掛けが全て巻き取れるので場所を頻繁に移動する場合に準備が簡単で重宝します。
   竿は極軟調を使っている方も沢山いますが、私は腰の強い竿が好みです、障害物のある場所でも安心してやりとりができます。
尚、竿は一日中上げ下げをします、このため軽い(高い)竿にこしたことはありません。

2.リール
 
 落とし込み用 に以前はフライリールを使っていました、やりとりの時ジージーと音がして小気味良いのですが、釣り人が多い時は迷惑になるため注意が必要です。またフライリールは巻き芯が細いため凧糸を巻いて 芯を太くしてから道糸を巻いています。
   現在多用しているのは夏場は写真右のもの、冬場は手が冷たくなるのでプラスチック製のものを使っています。

3.玉  網
 
 落とし込みでは大物が釣れます、半年程度ボーズが続いたあと待望のちぬが釣れましたが玉網を持っていなかったためゴボウ抜きしようとしましたが、水面を 切ったとたんにラインが切れて出家(ボーズ)記録を伸ばす結果になりました。
私は玉の径が八角形で並行部分が40cm(写真)とチタン製で径が50cmの2種類を場所に応じて使い分けています、また柄は長さがが74cmで伸ばした時が6.3mと南港の新波止で使用する7.2mの2本を使っています。南港以外は6.3mで十分ですし、竿と 玉網をベルトで止めて車のトランクにそのまま入るので、短い方を使っています。

                                

4.ベスト他
   落とし込みは常に移動するため、身軽かつ荷物は必要最小限にしてウエストバッグとベストにまとめて収めています。 またバッグにはナイフと500CCのペットボトルとタオルを取り付けしています。

5.小物類・カニ桶
  
 カニ以外にイガイ・フジツボその他の餌を入れます、冬場は腰に付けれる小型のものを使用しますが、夏場は大きめの方がカニも長持ちしますし、使い勝手が良いと思います。
プラスチック製のスマートな製品もありますが、断然木製です。私は口径が20cm程度の物を使っています。

6.タッパウエアー
  
使い古しのタッパにドリルで穴を開けています、夏場カニやイガイを元気に長持ちさせるため、小分けにして入れて沈めておきます。

ベストとウエストバッグ        落とし込みに使う小物

7.ストリンガー
    落とし込みはあちこち移動するため、釣れたチヌはその場でストリンガーに繋ぎ(下顎に通して)釣れた波止の反対側で活かしておきます。市販品はロープの長いものが無いのでホームセンターでロープを購入し両端にストリンガーをつけた(約7m)ものを 1本準備してますが最近は記録更新時しかキープしないので殆ど使わずじまいです。

8.ナイフ
    ちぬを締めるのと血抜きのため必要です、脳を一撃する丈夫な針とナイフの両方付いた物を使っていましたが、今は釣ってデジカメに納めるとそのままリリースするので殆ど使っていません。

9.針・ガン玉
    2つの小物入れに針とガン玉を入れています、針はカニ用・貝用等様々な種類を使いましたがある時針がちぬの丈夫な歯でグニャリと内側に曲げられて以来、軸が太く丈夫な伊勢尼に落ち着きました、 5号・7号および9号の3種類を使っています、またガン玉は1号から5号および5号を平らにしてさらに半分に切ったものを餌や風に合わせて使っています。

10.鋏・コンパス・プライヤー
    安物の鋏はすぐに錆びてきます、コンパスは当日の風向きや波止場の方向等の確認に必要です。プライヤーはガン玉の加工に特に必要です。錆びなくて長持ちするものを選びましょう、最近はタンクガ二やフジツボに穴の開けれるドリルの付いたものも販売されています。

11.イガイ取り
    様々な種類があります、南港の丸高渡船ではステンレス製の丈夫な物を販売しています。
玉網の先に取り付けてイガイを掻きますが先端の金具にロープを架けて掻かないと玉網の先端の金具がすぐ壊れます。私は市販品を掻き易いように先端部分を内側に曲げ、先端を保護するため木製のカバーをつけています。

12.ハリス・道糸
    ハリスは始めた頃は1.0と1.7号を使っていましたが、最近はフロロの2.5号を使っています、70〜90cmの長さで伊勢尼を繋いでいます。道糸は様々な種類がありますが ナイロンは某メーカの赤と黒が交互になったもの2.5号およびPEは黄色地のものに黒で30cm間隔に10cmのマークを自分で付けたものと市販の2色のものを使っています、太さは1号から2号です。

13.その他
    夏場は偏光サングラスがあれば重宝することもあります、その他電子カメラ・凍らせた麦茶・雨具・ビニール袋・帽子・袋および日焼け止め等を準備しておきましょう。