地上最後の楽園モルジブ
人生観を変えたい方は是非訪れてください



国名

モルジブ共和国(Republic of Maldives)

位置 インド洋の南西役600キロに位置し、南北に約753キロ、東西に
約118キロに渡って広がる26の環礁からなる島国。
島数およそ1200。そのほとんどが歩いて一周できる程の小ささ
で、海抜2メートルに満たない平坦な島。その内、人が住んでい
る島は約200島でその内70島がリゾート島になっています。
時差 日本より4時間遅れ。
気候 モルジブのシーズンは大まかに北東モンスーンの乾期(12月〜
3月)と南西モンスーンの雨期(4〜10月)に分けられます。
旅のベストシーズンは乾期ですが、雨期は乾期と比べてツアー
費用が下がるので穴場でもあります。
雨は朝晩にスコールがくる程度です。
滞在許可 観光目的であれば、30日以内の滞在は不要です。
パスポートの残存期間は入国時6ヶ月以上必要です。





思わず見とれてしまいます
モルジブへ

旅行会社はアイランズコレクション、航空会社はシンガポール航空。
今回は北マーレのエリヤドゥを訪れました。

モルジブへ行くには、まずシンガポールまで行きそれからマーレ行きの
飛行機に乗り換えます。

エコノミーで各席にモニターが各席にあったのは全日空に続き2回目。
全日空のときはフライトナビ&決められた映画だけでしたが、SQは他社の
アッパークラスのように映画も各自で好きなチャンネルを選べ、
ゲームまで出来たのには、機内で熟睡出来ない私には感涙モノでした。
客室乗務員の質の高さもぴか一!

さすが毎年人気ランキングでトップにあげられているだけはあります。

シンガポールでは約6時間ほどの待ち時間があります。
ここでは無料のシンガポール観光(約三時間ほど)があります。そこで、
今回は広いチャンギ空港を隅から隅まで歩き回ることにしました。
免税品の店はもちろん、インターネットカフェ、サウナ、デパート、
トランジットホテルまでなんでもあります。

朝は鳥も散歩しています
シンガポールからはエアバス社の小型ジェット機
に乗り換えます。古い機体で結構揺れました。
マーレ(モルジブの首都)までは空路約5時間の
旅です。でもみんな寝てます(^^;)
楽園エリヤドゥへ

定刻通りマーレに到着しました。ここからエリヤドゥへはスピードボード
で移動します。約一時間の船旅です。

マーレから遠い場合はスピードボートを利用しますが速いかわりに
水しぶきもすごいし、かなり揺れます。妻は酔いかけていました。
水平線のかなたから島の灯がしだいに近づき、とうとう南の楽園
エリヤドゥに到着。出発してから約20時間、さすがに疲れました
が島の桟橋では暗い明かりの下でも海の底が見え、透明度の良さに早
くも感激しました。 ウヒョー。

島に着いたら現地スタッフに迎えられ上陸。
その後、ウェルカムドリンクのサービスがあります。
簡単な説明を受けた後、早速部屋に案内されました。

さすがに疲れていたのでとりあえず即寝です。

島の様子

翌日は早朝からよい天気で、早速島を散歩してみました。島は全体が緑で
覆われていますが、木々の間にビーチコテージが見えます。
一周するのにほんの10分程度。本当に無人島を連想させるような小さい
島で、何だか嬉しくなってしまいます。

島の反対側にある桟橋までは、歩いて約4〜5分です。桟橋は船着き場にな
っていますのでボートダイビングをする時はここに集合します。
桟橋の横にはダイビングセンターがあり、そこから少し歩くと島で唯一のレス
トランがあります。

砂浜はそんなに広くありませんが、真っ白な砂がすごく綺麗です。
おもわず裸足で走りたくなります。

基本的にドイツ人がメインのリゾートみたいで、滞在中、
島の地図です
日本人は私たちだけでした。
部屋の様子

部屋は至ってシンプル。でも全く不自由は感じませんでした。お風呂は天井
が吹き抜けになっていて気持ちいいです。
部屋にはミニバーがありますが、中にはなにも入ってないのでレストランで
飲み物を買ってここで冷やしておきます。

心配していたゴキブリ・蚊・もいませんでした。ただ、ヤモリはウロチョロと。
夜になると、風と波の音、時々跳ねる魚の音しか聞こえません。
素晴らしい世界です。


食事

食事は島で唯一のレストランで食べます。席はあらかじめ決まってますが、
窓側の席があくと移動もあるようです。基本的にビュッフェスタイルで、
メニューは、カレー・パン・卵料理・魚料理・ハムやソーセージ・パスタ
(何種類かある)・サラダ・果物・コーヒーまたは紅茶など。
なんとアイスクリームもありました。
そして私が一番気に入った物はピクルス。これが結構おいしかったです。

滞在中は刺身が出る日もありびっくり!醤油とわさびもちゃんとありました。
とても美味しくて、滞在中に日本食が恋しくなる事はありませんでした。  


ビーチは白砂がキレイ ロビーは風が吹き抜けて涼しい
天気

滞在中の天候は1日中晴天だったのは1日、曇りが2日、スコールが1日。
夜には台風のような突風が吹き荒れる日もありました。やはり雨季と乾季
の別れ目はあまり天気が良くないみたいです。

ダイビング

今回のメインイベント!エリヤドゥはハウスリーフ(島の周りの海)で潜れる、
エントリーも楽、魚影も濃い、ということでモルジブの中でも随一でしょう。

まずはチェックダイブです。といってもレギュレータリカバリーやマスククリアー
をして、スタッフと一緒にハウスリーフをファンダイブするだけです。その間に
中性浮力などをチェックされているようです。
普通に潜っていれば問題ないですが、日本人はNGの場合が結構あるそう。
その場合もインストラクター付きを条件に潜れます(ハウスリーフバディー
ダイブはNG)。

エリヤドゥでは安全対策もしっかりしています。
例えばフロートやダイブアラートは無料で貸し出してくれますし、ハウスリーフ
にはリーフ添いにロープが貼られていますので、万が一潮流が激しくなった
ときもロープを伝って戻ることが出来ます。

ハウスリーフを潜るときはエントリー前にダイビングセンター前で潮の流れを
チェックしておきましょう。
滞在中はほとんど流れがなくのんびりダイビングができました。

チェックダイブ中にいきなり、マダラトビエイ、ロウニンアジ、クマザサハナムロ
の大群、ギンガメアジなどに遭遇し改めてモルジブ凄さに驚愕。
ここのハウスリーフは並のボートポイントより魚影も濃いですし、好きなときに
のんびり潜ることが出来ますので本当に気に入っています。

潮の流れによりダイビングサービス、ルーム128前、ルーム155前、ルーム
110前のどこからエントリーするかを決めます。
ちなみに外海からの流れの方が水が澄んでいて綺麗です。
反対に外海への流れは砂を巻き上げますのでかなり濁ります。
比較的、午前中の方が透明度が良かったように思います。

ボートダイビングは午前1回、午後1回の計二回出かけます。
前日、ダイビングショップで予定されているポイントが発表されますので、
申し込みをする場合は掲示板に書き込みます。
ポイントまではドーニで5分から60分ぐらいです。

パウダーブルーサージョンフィッシュ タンクにくっつくコバンザメ


ハウスリーフはなだらかなスロープになっており水深15〜30メートルの根
にはいつもツバメウオの群(かわいい!)や、ネブリブカ、ムスジコショウダイ
などが陣取っています。水底にはガーデンイールがウジャウジャいます。

水深25メートルの水底はハゼ天国です。ドラキュラコビー、オーロラコビー、
ダテハゼ、クロユリハゼ、ハタタテハゼなどがうじゃうじゃいます。
まさにハゼ銀座!ここだけで10本ぐらい潜りたいぐらい。

そして、ここではコバンザメがタンクやウェットスーツにくっついてきます。
これにはびっくり!でも、いつまでもついてくるカワイイ奴です。

フィンガーポイント(ボート)ではエグジット前に1.5メートル級のナポレオン
に遭遇しました。他には、ノコギリダイ群、クマザサハナムロ大群、ツマグロ、
イソマグロ、巨大ナースシャークロウニンアジなど一押しのスポットです!

透明度はボートポイントで20メートルぐらい、ハウスリーフで10〜20メート
ルぐらいだったと思います。

5日間の滞在でハウスリーフ7本、ボート2本の合計9本潜りました。
本当に大満足です。

最後に

海以外なにもない所です。
でも、どんな近代的なリゾートよりも気持ちを安らげることが出来ました。
また行きたいですね。