ダイビングといえば海外の綺麗な海を連想しますが
国内にもすばらしいスポットがたくさんあります。


伊豆半島
伊豆半島は東、西、南の三つのエリアがあります。東伊豆は砂地に溶岩が
流れ込んで出来た変化に富んだ地形。砂地から岩場まで様々な環境が
そろっているため棲息する生物層も豊富です。
反対の西伊豆は、ケーブやドロップオフなど切り立った地形が目を引きます。

東伊豆の人気スポットは多数点在しますがその中でもお薦めは富戸、
伊豆海洋公園。魚の種類が豊富で海も穏やかなので初心者にもお薦めです。
西伊豆といえばやはり大瀬崎でしょうか。それぞれビーチスポットが充実して
いるのでゆっくり潜りたいフォト派ダイバーにも人気の海です。
紀伊半島

本州の最南端、潮岬を中心にして紀伊半島に点在するダイビングエリアは、
関西や中京ダイバーのホームグラウンドになってます。バリエーション豊富な
海中風景と黒潮に育まれた生物層の豊かさが、ダイバーを惹きつけています。

スポットは紀伊半島全域にあります。
特に最南端の串本はサンゴの最北端生息地ですばらしい海中風景です。
もちろん外海のスポットではイナダやカンパチなどの回遊魚にも遭遇できます。
他にも南勢、三木浦、白浜、南部などすばらしいスポットがたくさんあります。

日本海

太平洋側とはひと味違ったダイビングエリアを多数擁する日本海、エリアも
広範囲にわたるだけあって、海中風景も多種多様です。
関西ダイバーの講習に利用されたりファンダイビングのホームグラウンドと
して、多くのダイバーが足を運んでいます。

冬は季節風の影響で荒れる日が多いため潜れなくなることもありますが、初夏
から秋にかけては海が穏やかになり生物が豊富になるベストシーズンです。
スポットはコブダイで有名な佐渡を始め越前、敦賀、冠島、萩など広範域に
広がります。

四国
四国のダイビングエリアは、室戸や足摺など南側に位置するものが多く、
黒潮に洗われたダイナミックな景観が楽しめます。
サンゴの群生も見事で、南国情緒たっぷりの海中景観です。

驚愕の海としてにわかに脚光を浴びている柏島を始め、足摺、室戸などの
スポットがあります。その中でも柏島は生物層の豊かさ、希少種の発見率、
サンゴの見事さ、とどれをとっても一級品です。海中風景はまるで沖縄の海!
是非訪れて欲しいスポットです。
九州
九州エリアの海は豪快なイメージと、熱帯と温帯の魚が入り乱れる魚種
豊富なにぎやかな海中イメージをあわせ持つユニークな水中景観が楽しめる
海域です。
黒潮にのって現れるイソマグロやカンパチなどの回遊魚は迫力満点です。

スポットエリアは九州本島を始め薩南諸島まで他範囲に広がります。
奄美大島、与論島、種子島などの離島は本島よりも沖縄に近いため国内
最高峰の海中を満喫できます。
特に与論島は抜群の透明度で40〜50メートルはあたりまえの世界です。
沖縄

スコーンとぬけた透明度の高い真っ青な海、遠くまで広がる真っ白な砂地、
太陽の下ビキビキに育ったサンゴたち、スコーンと落ちるダイナミックなドロップ
オフ、光が射し込み幻想的な光景を見せてくれるケーブ。そんな魅力を惜しむ
ことなくダイバーに与えてくれているのが日本の誇るダイビングパラダイス、
沖縄です!

ダイビングエリアは沖縄本島を始め、ダイバー憧れの地ケラマ諸島、宮古島、
久米島、与那国島、石垣島など豪華なラインナップです。
どの島も世界に誇れるスポットが多数点在します。
中でもケラマ諸島は世界有数の珊瑚礁を誇り、穏やかな内湾には数多くの魚
や生物が棲息します。マクロの生物を水中写真で撮ったり、ウォッチングする
にはぴったりのスポットです。
また外洋のスポットは対照的に、回遊魚がガンガン回ってくるダイナミックな
表情を見せてくれます。
ダイバーなら一度は訪れてみたい聖地です。