学校教育における児童・生徒の人権

この文章は、私の大学時代の卒業論文です。私は、大学時代、法学部に在籍しており、憲法のゼミに属して勉強をしていました。その一方で、教育にも関心を持っており、どうしても教育に関する卒業論文を書きたくて、このようなテーマを設定しました。
現在、@卒業論文というサイトで配布されているため、ここでの配布は差し控えさせていただきます。なお、内容については、以下のとおりです。

内容

タイトル ◆学校教育における児童・生徒の人権
専門分野 憲法学、教育法学、教育法社会学
概要  学校教育における人権侵害の危険性は、きわめて高い。それは、学校教育におけるさまざまな問題や特徴に起因している。そのあたりを明らかにできるように心がけている。本論文では、まず、子どもの人権というテーマを扱う。この部分は、憲法学的視点からの考察を加えている。私たちは、子どもの人権に対して、どう向き合っていくべきなのかという点を考える足がかりにしようというスタンスで話を進めている。これを受けて、次に、児童・生徒の人権というテーマに移っていく。このあたりから、憲法学的視点、教育法学視点、教育法社会学的視点等のあらゆる角度から学校教育における児童・生徒の人権を考察している。ここでは、主に、体罰を学校教育の人権侵害の一類型として、考察を進めている。そして、最後に、私なりに学校教育における児童・生徒の人権を再度考察し、見つめなおした。
オリジナリティ
(特徴・独自性)
 私の専門は、憲法学であった。にもかかわらず、本卒業論文は、憲法学的視点、教育法学的視点、教育法社会学的視点から論を進めている。実のところ、憲法学的興味よりも教育法学的な興味から本論文は、作られたものである。本論文は、注記によって、出典を明らかにしたうえで、さまざまな論文等からの引用を重ね、自分の論を進めている。本論文は、法学の卒業論文として書かれたものであるが、法律学を専門とする方だけでなく、教育学を専門とする方にもぜひ参考にしていただければと思っている。

 

構成

[1]はじめに

 

[2]子どもの人権

(1)人権の享有主体たる子ども

(2)保障されるべき子どもの人権

(3)子どもの人権の制約

 

[3]児童・生徒の人権

(1)教育にかかわる人権

(2)児童・生徒の人権の侵害

(3)児童・生徒の人権侵害の特徴

 

[4]児童・生徒の人権保障と体罰

(1)法概念としての体罰

(2)学校における体罰の実態

(3)体罰に対する憲法・教育法に基づく評価

(4)教育法から見る体罰問題

 

[5]おわりに

 


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