パラオ共和国運用記 パートU (T88DX)

(1997年12月〜1998年1月)
                               



 1993年に訪れたパラオの青い空と美しい海が忘れられず、熊本在住のJH
φXUP/松川さんと共に再びパラオから電波を出しました。
 無線機のスイッチを入れると、遠く3,000Km離れた日本からの電波が聞こ
えてきます。年末年始の休みのためか、本当にたくさんの方々が呼びかけて下
さいました。1週間の滞在中私は約3300局、松川さんは2000局の交信に成
功しました。交信範囲は6大陸40カ国にも上り、普段無線から遠ざかっている2
人の欲求不満を解消するには十分でした。



パラオの首都コロールの街中

 年が明けた1月2日。私たちはロックアイランドツアーに参加しました。ロックアイランドとは波に浸食されたキノコ状の小島で、パラオ名物となっています。
 香港人ファミリーとともにスピードボート乗った私たちは、40分間のスリルある時間を楽しみました。以前パラオに来たときは、ろくに観光もせずに無線に没頭していましたから、今回は目に映る光景が非常に新鮮で、「ここまで来て良かった。」と思ったものです。ボートは途中ロックアイランドの小島に立ち寄ります。ここで2時間半ほどの時間を過ごすのですが、用意の悪い私たちの格好はTシャツ+ジーンズ。目の前に美しいビーチがあるのに、本当におバカな2人でした。案内をしてくれた現地の青年(3年ほど日本に留学していたようで日本語はペラペラ)から、「そのままで泳げ!」とも言われましたが、無茶はやめておきました。

ロックアイランドツアーのボートから
 T88DXのQSLカード