R/C用機体探索アラーム 



 PIC12C509を使ったアラームです(写真1)。アラーム部には防犯ブザーを利用しました。音圧が100db(パッケージ表示値。ほんまかいな。写真2)あるので若干音量を落としました。元々防犯用なのでそのままの音は強力です。少々山奥に入り込んでも音は聞こえるでしょう。(^^;
 仕様は以下の通りです。

 1.空きチャンネルを利用し、送信機側でアラームのOn、Offが出来る。

 2.墜落等によって受信機が動作不能または動作不良になったときにもアラームが鳴る。

 3.墜落等の衝撃によって、アラームのコネクターが抜けたり、断線したときもアラームが鳴る。


 アラームとしての基本的な動作は1.だと思いますが、いろんな事態を考慮して2.3.の機能を追加しました。また、2.の機能は受信機が正常に信号を出しているかの簡単なチェックにも利用できるかと思います。(受信機からの信号が規定通りの形式でなくなるとアラームが鳴る。ただし、すべての異常を検知できるわけではありません。)

 欠点といえば、このアラームは3.の機能実現の関係上内部に電源を持っているので、使用しない時のために電源スイッチを付けています。このため使用するときにアラームの電源を入れ忘れる可能性があります。
 また、フェイルセーフで送信機の発信が止まったときにアラームが鳴るようにしておけば機体探索の時など送信機の電源を切ったままでアラームをならすことが出来るので設定しておくと良いでしょう。


 別バージョン(タイプB)として電源を受信機のバッテリーから取る物も作ってみました。こちらの方が一般的でしょう。こちらは電源を外(受信機) から取るため、上記機能の3.が有りませんが、これなら電源の入れ忘れは皆無です。

タイプBの機能

1.空きチャンネルを利用し、送信機側でアラームのOn、Offが出来る。

2.墜落等によって受信機が動作不能または動作不良になったときにもアラームが鳴る。ただし、すべてのトラブルを感知する物ではありません。(受信機からの信号が異常なときだけ反応し、アラームのコネクターが抜けた場合等は反応しない)

3.万一墜落等で機体を探索する必要が出た場合、プロポのフェイルセーフ機能を設定しておくことで送信機の電源を切るとだけでアラームを鳴らすことが可能(フェイルセーフ機能が付いた送信機、受信機のセット時のみ対応)。そのため機体探索中は送信機の電源を切っておくことが出来る。

追加機能!(2002.9.4)
4.約25分間のタイマーアラームを付けてみました。これはプロポの状態がどの状態にあっても、アラームの電源が約25分間連続で入った状態が続くと強制的にアラームを鳴らす機能です。この機能の使い道としては送受信機の電源の切り忘れや、機体が不幸にも墜落したときの衝撃で受信機が壊れたりしてプロポからアラームを鳴らすことができなくなったときに有効です。アラームに電源が供給されている限り鳴り出します。
特に電源の切り忘れ防止には有効です。実際に私やクラブの仲間が鳴らしてしまったことがあります。(^^;

5.本体のサイズ:34×65×23mm(コネクターケーブルを含まず)

6.重さ    :31g



             写真1



             写真2


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