スーパー・レヴュー




豪華メンバーが揃った「スーパー・ライブ vol.2」、観に行きました。
でもって風邪ひいて帰ってきちゃって、しばし寝込みまして、
治りかけたかな〜?と油断しては再びぶり返しを3回ぐらい繰り返し、
やっと治ったと思ったらGWに突入。気がつけば、すでに2ヶ月近くたってました。。。
またまた記憶の糸を手繰り寄せながらの駄文書きです。
う〜、、、ほとんどが忘却の彼方、、、
しかしながら、
時間を経て残された記憶というのは上澄み液です。
クリアなものだけが抽出されて残っているのでわ・・・?
なんてのは屁理屈かもしれませんが(苦笑)
今回、おいらの中に残った上澄みは何だったのでしょう?


てーことで、遅筆のいい訳をしたうえで本題に移るわけですが、
その前に、
まずは御礼を申し上げなければなりません。
今回、何ともありがたいことに、おいらの駄文を読んで下さってた方から
ご連絡をいただき「行けなくなったので代わりに行ってください」
チケットを譲っていただきました。それも、
すげー前の席!
とんでもねーっす! ありえねーっす! あんな前で見られるなんて!
いつも後ろの方から遠目でご尊顔を推察するばかりだったので、
あんなに前の席で見放題となったらなったで、どこ見りゃいいんだか、
視線が定まらないとゆーか、
目が困ったちゃんになりました(苦笑)
「ずんちゃんひとりを見りゃいーじゃん」と思われるかもしれませんが、
目の前で歌ってる方を無視するわけにもいかず。。。(←小心者)
それにしても、あんな前で、歌って踊る姿月さんを見られる機会をくださった
○○さん、ほんとーに、ありがとうございました!!!


さてさて。それでは、いよいよ本題でございます。
おいらの中に
残った上澄みは何だったのか?
それがですねぇ、いちばんの上澄みは姿月さんじゃなかった(あちゃ?)

いちばんは、
マテさんの「ロクサーヌ」だったっす。
「ロクサーヌ」といえば、イギリスのロック・バンド、ポリスの最初のヒット曲
でもって、ポリスが生んだ数多くの名曲の中で最も思い入れのある1曲。
忘れもしません、若かりし頃にラジオから流れてきた「ロクサーヌ」に痺れて、
バンド名を書いた紙とお財布握りしめてレコード屋さんに走ったことを。
何度も何度も繰り返し聴いたにゃ〜(遠い目。。。)
てなわけで、個人的に思い入れの強い曲だったってこともありますが、
それをですねぇ、ああいうカタチで聴かされるとは思わなんだ。
ああいうカタチというのはドラマチックなストーリー展開の中でってことと、
何より歌声! マテさんが喉から絞り出すようにしてがなり立ててた
「およ、トム・ウェイツ!?」てなダミ声がまた良かったんです!
ポリスの1st.アルバムを持ってる人は、ぜひ聴き比べてみてください。
ちゅーても、片や記憶を頼りにするしかないんですけども。。。(なはは)
哀愁、悲しみ、激しさ、あらゆる切ない感情が200%増しですから。

以上。。。って、
ヲイヲイヲーイ!!!
姿月さんを観に聴きに行ったはずが、マテさんがいちばんだったって
これ、ちょいっとばかし何ですよねぃ。。。
ファンとしてはイカンですー。
うーーー、おいらってば、いったい何を観てきたんでしょう???
いかん、いかんぞ、、、とゆーことで、
忘却の底をかき回し記憶の澱を浮かび上がらせてみることに。

そーだ、そういや、二部構成だったっすよね。
強烈だったマテさんの「ロクサーヌ」は第一部の最後の方だっけ。。。
「ロミ×ジュリ組曲」(と勝手に命名)の第一部は、 大好きなプロコフィエフの
「モンタギュー家とキャピユレット家」
「来たーーーっ!」となるも、
途中「ウェストサイド・ストーリー」の「Tonight」に、
現代版ロミ×ジュリの名曲と知っていながらも若干の違和感を覚え、
が、しかし、
マテさんの「ロ〜〜〜〜クサーヌ!」に魂持って行かれて、
すげーーーっ!と感激してたら「え?もう幕?」と拍子抜け。
意外とあっけなく第一部は終わりましたねぇ。。。
そーそー、ロミ×ジュリ役のお二人は美しいわ、澄んだ歌声だわで
素晴らしかったんですけど、
いかんせん美し過ぎた。。。
♪美しすぎる君がコ〜ワイ♪って誰の歌でしたっけ?
お二人はコワくはなかったけれど、
おいらにとっては、まるで引っかかりがなかったであります。
で、この一部の
姿月さんの印象があまり残っていない、、、何故?
どーゆー役柄なのか立ち位置がよくわからなかったのもあるのかな〜?
(わからなかったのは、おいらだけかもしれませぬが/苦笑)

休憩を挟んで始まった第二部に、おいら期待してました。
「スーパー・ライブ」ですからね、ROCKなノリをでも違った
最初の曲からしてナックの「マイ・シャローナ」だったので
「あら、ポップ」
その後ハードに向かうのかと思えば、さにあらずで。。。
たぶん出演メンバーのバランスによるところが大きいんでしょう、
なんつーかなぁ。。。
端正な正統派路線な感じが強いと思いました。
ちょっと肩すかし喰らった感のある第二部の中で、
「ロクサーヌ」に次いで記憶に残った、言わば二番目の上澄みは、
マテさん達とクロスで歌った「闇が広がる」
歌がはじまったときは
「うぉぉぉおーーーっ!」と鳥肌が。。。
「いよっ、ご両人×2!」と感激しましたが、
途中、歌詞がドイツ語と日本語とチャンポンになってる箇所があり、
歌舞伎では渡り台詞と言われる演出方法が個人的には引っかかりました。
グーーーッと気持ちが高まって頂点にさしかかるかってとこで
「アレ?アレ?」って感じでスッと素に戻ってしまい、
「はじめて見た人にゃわかりにくいんじゃね?」と要らぬ心配までする始末(苦笑)
お客さんのほとんどが宝塚の、もしくは宝塚からのファンということもあり、
みなさん「エリザベート」はご存知のはず、ならば、せっかくだから
この機会にしかできない演出をしようとゆー狙いがあったってことはわかりつつ、
わかりつつも「わかりにくいんじゃね?」と感じちゃった自分が無粋といえば無粋で、
要するに、個人的な感じ方に不満があった残念でならない、と。。。
それこそ何やねん!ですよねぇ(苦笑)

「エリザベート」からということで言えば「愛と死の輪舞」も良かったけど、
こっちは
バックダンサーに目を奪われて、お耳がおろそかに(苦笑)
それも最初は「誰?」とわからなくて、「あ!湖月さんか!」と気づいてからは
「胸がペッタンコ!」と胸元ばかり見てたおいら(←オヤジか!?/爆)
あー、そうだ。湖月さんとのコンビでは、スーツ姿で踊ったのも
すげーカッコよかったです。カッコよかったんですが、
な・ぜ・か、強烈な印象としては残ってないんですよねぇ、、、うーん、、、

他に残ったのはないのか?
と言うと、あるんですけど、これは逆にマイナスの上澄みかも、、、
「何故に、ルパン三世のテーマ? どして、銀河鉄道999?」って選曲。
実は、一緒に行った友人が”一般人”だったんですけど、
(宝塚ファンでも姿月さんファンでもない人をそう呼ぶらしいですね/笑)
「どーして?」と尋ねられて返答に困った。おいらも何で?と思ったので(苦笑)
ルパン三世の方は有名なメインキャラが何人もいるから
コスプレを複数の出演者に割り当てやすかったのかもしれないし、
銀河鉄道999の方は一般的にもヒット曲だから、かな?
どちらも同行の一般人も知っていた超一級のメジャー・アニソンですが、
コアなアニヲタ的には、どーもいまいちで、、、すんませーん。
姿月さん個人に歌っていただきたいアニソンの名曲ならあるんですけどねぇ〜。
みんなで一緒に歌うアニソンとなったらないかも。。。
ちなみに、個人的に、ずん生で聴きたいアニソンは(どっかに書いたかも?)
「月迷風影」@十二国記、「月の繭」@∀ガンダム、の2曲は絶対。
「白い月」@シャーマンキング、も入れての月つながり3部曲はおすすめっす。
どんな曲?と思われた方は試聴できるとこ探してください(笑)

と、何とか掘り起こしてもこんなもんでして、申し訳ありませーん、、、
上澄みの、ざっくりとした総括としては、「スーパー・ライブ」とゆーより
「スーパー・レヴュー」を見たなぁ!ってことですかねぇ。。。
生の舞台ってことではまさにライブなんだけど、
不確定要素が少ない舞台といいますか驚きが不足してた気が。。。
姿月さんの宝塚在籍時代のビデオをいくつか見たことありますが、
アレに近い気がしました。第一部がストーリーもので、第二部がレヴューという、
ごちそうを2段重ねの重箱に詰めておもてなしする、みたいな。あんな感じ
それも和・洋・中と種類の異なるお惣菜がいっぱい詰まった幕の内って感じで、
人によっては「満腹だわ〜」だったと思うんですね。でも、おいらは、
ちょい不満と言えば不満だったかなぁ。ド迫力の姿月分が不足してた。
もっとガーーーッとした姿月さんが観たかったし聴きたかったっす。
貴公子と姫は持ち味自体が端正で、ROCKっぽさが少ない気がしたから、
全体的な印象が品良く、おとなしかったのは、出演者のバランスを考えたら
仕方ないかもですが。。。そういう意味では共演者の持ち味って大事ですよねぃ。
次回があるなら、
マテさんとの、がっぷりヨツ相撲が見たいなぁ。
二人だけだとどーなんの!?てな好奇心がムクムク。たぶん、めちゃくちゃハードに
ROCKっぽいことだろーし、脱線・疾走するかも。。。見たいにゃー。
ガーーーッ!とハードな姿月さん、カモーン!デス。



自戒:人間は忘れ去る生き物だ。覚えていられるうちに書いておけ。。。


2009.05.23


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