ぶっちゃけ、パス一部。




いーとー巻き巻き、いーとー巻き巻き、、、むぅ。。。困った、、、
「シンフォニックコンサート2008」へ行ったのが先月の28日。その後、GWに突入して遊び呆けてしまったがために、すっかり薄れてしまった記憶の糸を手繰り寄せているんですが、どーにも細部が朧月夜です。って、もう初夏ですが。。。あ、ちなみに「朧月夜」は春の季語。今回の第一部で取り上げられた「故郷」の作詞・作曲家コンビによる唱歌でもあります。
 菜の花畠に、入日薄れ、見わたす山の端(は)、霞ふかし。
 春風そよふく、空を見れば、夕月かかりて、にほひ淡し。
けっこう好きな曲ですが、今回は演奏されませんでした。このコンビがつくった唱歌には「春が来た」「春の小川」なんかがありまする。続けて歌ってみれば一貫した作風かわかる気が。。。てな話は横道ですね。

えーっとですねぇ。。。
ぶっちゃけ「第二部だけでいい」と思ってしまったおいらです。こんなんで何を語れるんでせうか?(苦笑)
女性である姿月あさとがプッチーニの男声テノール曲を歌いあげた第二部は、
ほんとーに圧倒的でした。本来は、男声の歌を女性が歌うのは非常識で、やっちゃいけないことらしいんだけど、ものスゴかった。
マイクなしで、まさに「ずん生」!
おいら、今回もまたいちばーん後ろの方で聴いたんですけども、オーケストラに負けずに、ちゃんと最後列まで声が届いてましたよ。ものすごーい声量だと思いました。
ただ、
マイク通したら、もっとズッシーン!と来たんじゃないか、とも思うんですよねぃ。。。やっぱさー、完全「ずん生」の場合、同じお金払っていながら最前列と最後列とじゃ音のデカさとか届き方が明らかに異なるでしょ? 音のデカさがイコール感動の程度に直結するたぁ思いませんが、それでも、なーんか損してるような気がしちゃったりなんかして。。。(←広川太一郎さん風に読んでくだされ。あぁ、合掌、、、)
まー、それでも、ですよ、感動したことに違いはないし、実はこの日、おいら体調が悪かった。でも16,000円も払ってるし、行かなきゃもったいねー!とゆーので、えっちらおっちらとサントリーホールまで出かけたわけです。気分悪くなりそうだったし、同行者いないし、ここで倒れたらまわりに迷惑かかるし、第一部の間は「もう帰ろうかな、、、」と思ったぐらいでしたが、第二部がはじまって姿月さんの歌声を聴いたら、具合が悪かったのが消し飛んだ
ずん生ビタミンシャワー効果ふたたびって感じ。酸素吸入マスク並みの即効っすよ。
なんちゅーんですかねぃ。。。心地よい音ってのは個人個人で異なるんでしょうが、
おいらには姿月さんの低い声がすごく心地よい音なんだろうなぁ。。。と。
詳しいことはよくわかんないんですが、聞くところによると、音の高さを周波数に直すと、バスが80〜300Hz、バリトンが110〜390Hz、テノールが150〜470Hz、アルトが200〜700Hz、ソプラノが260〜1,100Hzだとか。
姿月さんは男声テノール楽曲をそのまま歌えるっちゅう話でしたし、ソプラノ曲も裏声になるけど出せるので、かなり幅広い周波数ってことですよね。それはそれでスゴいな〜とは思うのですが、おいらにとっては姿月さんの声だからといって全部が全部ステキだわ〜(はーと)っちゅうわけではなかったということがよーくわかりました。
ゆっくりした振動で届く
低い音の方が心地いい。もうね、これはおいらの個人的な感じ方・嗜好でしかないから、コンサートについてはなーんも言うことありまへんやないか、ちゅう話でおます。

以上。。。なんですが、、、やっぱり第一部についても何かしら書かないとダメですよね?(苦笑)
よく知られた唱歌と童謡をオーケストレーションした第一部。唱歌は富国強兵・国威高揚を目的にしたと思われるものが多く、童謡はグリム童話的なところがあり暗ーい歌が多かったりするので(興味があれば岩波から「日本唱歌集」「日本童謡集」という本が出てるのでご覧になってみてくだされ〜)選曲としてはこんなもんかなー?と思いましたが、姿月さんの歌がいいなーと思えたのは低い音域で歌った「荒城の月」ぐらいかな。高音域の歌が多くて、姿月さんの
デス声命なおいらはやや不満でありました。
これまた、ぶっちゃけ言っちゃいますが、
第一部は姿月さんである必要性を全く感じませんでしたよ、おいら。ソプラノ歌手に歌ってもらった方がいーんでねーの?とすら思ってしまった、、、すんませーん、これが偽らざるおいらの正直な感想っす。頑張って歌ってた姿月さんにはホント申し訳ないと思うんですがねぃ。。。第一部に関して言えば、いちばん楽しかったのは三枝先生じゃないかなぁ〜? オーケストラ用に編曲して、音楽監督としてすべてに関わって。。。やりたいことを実現可能にしてくれる素材をフルに使ってしたい放題やるって表現者としてこれ以上のシアワセはないもの。その表現者を触発してやまない姿月さんとゆー希有なる才能はスゴい!と思うけど。。。今回の第一部はホント申し訳ない、おいら的にはアウトだったっす。

とはいえ、三枝先生には期待してるんですよ。いろいろ面白いことやってくれそうで。で、先生に提案なんですが、
次はアニメ音楽でやってもらえませんかねー?
「アニメ音楽なんて、、、」とバカにしちゃいけません。姿月さんファンの皆さまはご存知ないかもしれないけど、三枝先生はアニメ楽曲も手がけてます。TVシリーズの「機動戦士Ζガンダム」「機動戦士ガンダムΖΖ」、劇場版の「機動戦士Ζガンダム」「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」がそう。三枝さんだけじゃなく、前回のシンフォニックコンサートで編曲を手がけた千住明さんは、NHK「風林火山」のテーマ曲をはじめとしたドラマ音楽などが有名ですが、「機動戦士Vガンダム」や最近では「RED GARDEN」とかのアニメもやってるんですよー。同様に、NHKの朝ドラ「ちりとてちん」やフジ「鹿男あをによし」の印象的なEDを手がけた佐橋俊彦さんも「仮面ライダー電王」をはじめとした特撮系作品の音楽や「機動戦士ガンダムSEED」などのアニメ音楽をつくってたりします。ね? ちゃんとした音楽家が力入れて作品を手がけていたりすんですよ。アニメなんて、、、とバカにしちゃいけないとゆーのは、こーゆーことです。
だから〜、お願いです〜ぅ。今度は
アニメ音楽でぜひシンフォニックコンサートを!(←ヲタ趣味丸出し!/爆)
個人的な希望を言わせていただけるなら「∀ガンダム」の「
月の繭」と「シャーマンキング」のキャラソンから「白い月」は外さないでほしいっす。月つながりのタイトルでとゆー強引な理由付けもできますが、ホント、いい曲なんですよ〜。姿月さんの歌声で聴きたいのでありますぅぅぅ!!! よろしくお願いしま〜す。ぺこり。

2008.05.10



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