奏でる器




これまで、おいらが姿月あさとさんを好きなのは歌がうまいからだと思っていました。そのうまさというのを突き詰めて考えたことはなかったのですが、今回は「宝塚エンカレッジ・スペシャルコンサート」ということで宝塚の舞台だったので、特別ゲストの姿月さんだけでなく、宝塚の樹里咲穂さんをはじめ下級生の方々(名前が覚えられん、、、すまんですー・苦笑)の歌をたくさん聴く機会を得て、いろいろと感じた部分があったので、その辺について書いてみたいと思います。

なんつーのかな。。。姿月さんの場合、歌っているのではなく、歌を、音楽を、奏でているのかもしれない、あのカラダが。。。と感じたのですね。
と言うのは、歌のうまさでは樹里さんも感情の乗せ方がそーとーうまかったし。(もしかしたら姿月さん以上かも? 湿気&粘度過多な点がおいらの好みから外れるが・・・)
今回もプログラムを買わなかったので曲名と歌った方の名前がわからないのですが、えーっと「Don't Cry For Me Argentina」の歌を歌った女性(あ、みんな女性でしたね・笑)その方の歌声も素晴らしかったと思います。
そんな中で、姿月さんの歌声は別格だったんですねー。ま、おいらが姿月さん好きなんで、色眼鏡が入ってるからかもしれないけど(笑)
でも、なんでかなぁ? 何が別格なのかなぁ? と思いつつ聴いていて
ハタ!と気がついたんですね、
声の出る場所が違う、と。。。
いや、もちろん、宝塚ですから、とーぜん基礎からシッカリやっているでしょうから、みんな腹式呼吸をしていたとは思うのですよ。されど、声を出したときに、その声の出所が違うんじゃないかと感じてしまった。ま、おいらだけの感じ方かもしれませんが。。。これは何でしょうかねー? 下級生は、少し上級生らしき人になると、樹里さんはから声が出ている、とゆーよーに、だんだん声の出所がカラダの下の方におりてくるんですね。で、姿月さんになると
カラダ全体から声が出ているように感じられたんですねー。
経験値による技量の差だけではない何か、凡人には計り知れない何かがそこにはある、と思えてならなかったんですね。姿月さんの場合、何ちゅーか、
あのデカいカラダ全体が共鳴してるとゆーか。。。それこそ楽器ですね。
楽器には名器ってのがあるじゃないですか。そうゆーのを彷彿とさせるような何か、ですね。姿月さんのカラダの構造はどうなっているんでしょうか?  人体の不思議か、それとも神秘か、開いて見てみたいくらいです(ヲイヲイ・・・笑)
それにしても、姿月さんの声には特徴がありますよね。
楽器であるカラダ全体から出されるから独特な音色になる
のかな?  あの独特な音色がものすごーく好きなんだな、おいらは、と改めて思いました。

で、今回のナンバーの中で心に残ったのは、樹里さんとパンチの効いた歌声を聴かせてくれた「ニューヨーク・ニューヨーク」、第一部最後の「ボレロ」のサビ部分、アンコールで歌ってくれた「明日へのエナジー」。黒のスレンダーなドレス姿で歌った「キャラバン」ってのもよかったですが、
女装か!?と見まごうほどの(笑)デカいヒロイン?とゆーのはどーかと、、、(苦笑)いや、素敵でしたけど、後を向いたときの天使の羽(肩甲骨)が。。。(笑)
しかし、何よりも今回は「エリザベート」からの曲「闇が広がる」がサイコーでありました。「沈む世界を救うのはお前だ」の「お前だ!」とゆー
ドス声が生で聴けただけで、あぁ、もー、それだけでそれだけで、おいらは昇天ですぅぅぅ!!!

・・・と、それだけで満足しなきゃいけないんでしょうけど、
けど、けど、あれを生で聴いちゃうと、姿月さんのトート閣下を生で見たい!と切望しちゃうじゃねーですかぁ、、、かなわぬ願い、か? うぅ、、、うわわん(ジタバタ・・・)

*今回は、ある方のご厚意により、
 チケット入手難のコンサートに2回も行くことができました。
 この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
 また、今回も手ぶらで出かけたおいらに双眼鏡も貸してくださいまして。。。
 それで見た姿月さんのアップ、おキレイでした(ほわん。。。)
 肌がちょっと荒れてましたが、、、
 しかし、あれですねー、人間、視覚情報がダーッと入って来たとたんに
 聴覚が疎かになりやすね。おいらだけかもしれんが(苦笑)
 もう、姿月さんのお顔しか見てないじゃん!(爆)
 歌声は悦楽のBGM。。。これじゃぁイカンです、と思いましたー(笑)


2004.10.17


ずん生の表紙に戻る