歌舞伎役者の系図(8)

坂東三津五郎家(一部、省略してあります)



坂東三津五郎家
代々が舞踏の名手としても活躍している名門。親戚関係にあたる守田勘弥は守田座の座元の名跡でもある。
 初世三津五郎・・・容姿にすぐれ、立役・女形を兼ね、踊りもうまく、人気者だったらしい。
 3世三津五郎・・・上方の3世歌右衛門に並ぶ名優で、江戸役者の親玉とたたえられた。
 7世三津五郎・・・正統派の演技と「踊りの神様」と声がかかったほどの舞踏の名手として名高い名優。
 13世勘弥・・・・・面長の古風な容姿で和事の二枚目を得意としたが、新しい芝居にも意欲的だった。
 8世三津五郎・・・実悪と、味のある老け役を得意とした役者。ふぐ中毒で死亡したのはこの人である。
 14世勘弥・・・・13世の甥。江戸前のすっきりした容姿で、和事の二枚目に本領を発揮した。
 10世三津五郎・・・屋号:大和屋。本名:守田寿。1956・1・23生まれ。
 5世玉三郎・・・・屋号:大和屋。本名:守田親市。1950・4・25生まれ。
 2世吉弥・・・・・屋号:大和屋。本名:本間敏夫。1937・6・21生まれ。
 初世弥十郎・・・・屋号:大和屋。本名:本間寿男。1956・5・10生まれ。  

 3世秀調・・・・・長唄の門下から9世團十郎に見込まれて役者に。顔、声、姿と三拍子揃った女形だった。