高野山から竜神温泉へ (1999.7.25)

  8時15分集合地点の阪神高速三宅ランプ先をスタ−ト。30台にカツラダモ−タ−ス
のキャリアカ−1台。遠くは淡路島洲本市から森垣さん(R1100RS) 、舞鶴道丹南篠山から
杉浦さんご夫婦(K1100LT,R1100RS) と各地からツ−リングに参加。

 R309からR170の外環状線へ。R371河内長野市からの高野街道は夏休み最初
の日曜日で相当混雑が予想される、紀見トンネルまでは順調。高野街道の集中渋滞を避け
橋本市街の手前で右折し広域農道へとコ−スを変更する。
 この広域農道は和泉山脈の中腹を走り、地元特産の柿の果樹園を縫ってのアップダウン
とカ−ブの連続のバイク向けの道。バックミラ−に30台のBMWのバイクが続く。左眼
下には紀の川が、九度山の町から高野山への奥深い山並みも幾重にもくっきり遠くまで見
える。夏真っ盛りにしては空気も澄んで快適な一日になりそうだ。

  R480を紀の川方向に下る。JR和歌山線、R24を横断し濃い緑を映す美しくゆっ
たりと流れる紀の川を越える。別名、西高野街道と呼ばれるこのコ−スは交通量少なく右
に左にコ−ナ−リングで快適に梨子ノ木峠へ。峠の頂上付近は狭いうえ急カ−ブと急勾配
、カ−ブは路面が傾斜し対向のため停車すると重量車を支えきれず転倒の危険があり気に
かかっていた、が対向車も少なく難なく峠を越えることができた。

 高野街道の矢立交差点を高野山・竜神の表示に従い右折。ここから高野山までは9・、
昔は有料道路であったが無料になって久しい。高野までは往復2車線、舗装はいいがカ−
ブがきつい。一気に高度を稼ぐ、ここではタイヤも万便に一皮剥ける。

  心配していた渋滞もなく高野山奥の院に10時半に到着。標高1000mの高野山、暑い
陽射しも木陰に入ると流石に爽やか。R1200Cに乗りたくてこの6月に大型免許を取得され
た佐桑さんはカ−ブでガリガリの音にびっくりした様子。(R1200Cをご主人が点検すると
ステップとマフラ−を擦っていたとのこと) 京都祇園の料亭主人西垣さん(R1100R)が、
集合場所を間違えました、やっと追いつきましたとホッとした表情で合流。ここで食事人
数の最終チェクと到着予定時間を竜神温泉ロッジに連絡。

  11時、今日のメイン  高野竜神スカイラインへ。(A区間 830円、 B区間 630円) ここ
からは各車フリ−走行とする。高野竜神スカイラインは紀州の最高峰、護摩壇山の尾根を
走る山岳道路。高野山から標高1000mの峰々をつなぎ50・の間信号もなく路面状態
もいい往復2車線。アップダウンと高速コ−ナ−リングが楽しめる。勿論展望は抜群。
(あの山田純さんも高野竜神スカイラインは好きなコ−ス。今回関西で仕事の後参加され
るとの報にメンバ−は楽しみにしていたのですが、都合でダメになったとのこと。残念)

 JN3JFD・K1の山本さんを呼ぶ。応答あれどなかなかバイクに追いつけない。B
MWが連なって走る様子を後から見るの楽しみにしているのに。夏のツ−リングは暑くて
たいへん、ならば涼しい高野竜神スカイラインをと企画した。各車鉄馬に鞭打って走って
いるのか追いつくのが難しい。山腹に紫色が・・・紫陽花の花が一面に、真夏の今も美し
く咲いている花園村の特産品売り場の休憩所も高速で通過。
 中間の休憩ポイント護摩壇山パ−キングに最終で到着。皆さんハイスピ−ドで走ってま
した。真夏にしては珍しく空気が澄み360度のパノラマ、遠くの山々が近くに見える。

 夏最高のツ−リング日和。ここから竜神村の料金所までは急勾配の下りで各車コナ−リ
ングを楽しんでいる。予定どおり12時すぎ竜神温泉ロッジ到着。30人を越える食事も
予約しているのでスム−ズ。一杯のビ−ルが喉にしみる、美味い。

 柳原さんと川崎さん、以前はR100RSでの参加が今回はR1100RT 。乗り心地は如何?に、
軽四からスポ−ツカ−に乗り換えた感じです、走るし曲がるし疲れません。遠くから参加
の杉浦ご夫妻、今朝5時起き6時スタ−トです。ハムの免許も取りました、コ−ルサイン
が来るのを待ってますとのこと。これからは走りながら会話が出来、ご夫婦でのツ−リン
グも一味違い楽しみですね。食事どきバイク談義が続きます。

 ここ竜神温泉は島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉と並び、日本三美人の湯として
有名。その昔、役の行者小角によって発見され、その後弘法大師が難陀龍王の夢のお告げ
によって浴場を開いたと伝えられている。秘湯も今では便利、それにしても山深い。
 浴場はロッジから吊り橋を渡った対岸に、以前は吊り橋から露天風呂の板塀の内側が見
えるような気がしていた。新しい鉄筋4階建ての浴場で、最上階が女性、下が男性で総ガ
ラス張りの檜の浴槽と露天風呂が備わっている。風情は無くなったなと感じたが、新しい
浴場は広くて設備も良く爽やかだった。これで美人や男前になるんだったら200円アッ
プの600円になっても納得。

 午後2時竜神温泉を後にする。いつもツ−リングのお世話していただいている後藤さん
(K100RS)に追いつく。今日は小学生のお嬢ちゃんとタンデム、稀(マレ)ちゃんもBMWの
ツ−リングに何回か参加。昼食のとき皆さんから、稀ちゃんのタンデムは流石ね、お父さ
んと一体で綺麗にコ−ナ−リングしてるよ。と皆さんのお声掛かりのとおりの走りが目の
前に。稀ちゃんは春休みに親子バイク教室にも参加されたとのこと。流石!
 高野山ゲ−ト手前10・で野迫川村方向へ右折、県道53号は交通量も少なく比較的走
りやすい。陣ケ峰付近から道は狭くなり目の下の集落までの急坂急カ−ブの道を慎重に下
る。見通しの悪い狭い道は無線で対向車情報を送るが受信出来るのは半数位。今日一番の
難所も無事通過しR168阪本へ。

 五条市からR24で奈良方向に右折、御所市に入ると直ぐ葛城山麓道路へ。前方に大和
三山が見えた頃、稲妻が・・・直ぐに雨粒。雷鳴と豪雨のなかをR309金剛トンネルで
大阪側に。6時20分今日のスタ−ト地点の三宅ランプに全員無事到着。万一の時のキャ
リアカ−の助手席には稀ちゃんの笑顔が。               (全走行280km  JA3XYD)


   山本 K1     日高 R80GS    中村 R1100RS   追立 R1100RT 
   二上 K100RS   岩橋  R850R    池口 R1100RS   中谷 R1100RT 
   駒田 K100RS    竹本 R1100R    森垣  R1100RS   佐桑  R1100RT 
   後藤  K100RS   西垣  R1100R   管  R1100RT   佐桑  R1200C
   寺脇 K1100RS   松浦 R1100R   香川 R1100RT   大西  R1200C
   井上 K1200RS   須恵 R1100S   川崎 R1100RT   山中 さん
   杉浦 K1100LT   長木 R1100S   柳原 R1100RT   稀(マレ)ちゃん
   杉浦 R1100RS   宮城 R1100GS   厚朴  R1100RT   安村 さん