初めてのツーリング
     1.行 先     高野山・竜神温泉・十津川温泉方面
     2.日 時     1985年10月10日   8:00〜19:15 
     3.参加者     8人 6台 (3,150 cc)
     4.走 行     304km
  サイドバックにトランシーバーをセットし喜連瓜破駅に向かう、いい天気だ。グループでの
ツ―リングは初めてで心うきうき。SRの館氏が待っていてくれる。「おはようございます」
と若い女性の声、私へ・・の挨拶。びっくりした 今日のツーリングにかわいいお嬢さんが
二人もー緒とは。
 コース説明の後8時10分出発、NVの佐藤さんをトップに中央環状へ、後ろから追う。
外環状から河内長野へ向かう、信号1つ遅れるとなかなか追いつけない。無線で呼ぶ、七ツ辻
とのこと、紀見峠の手前でやっと追いつく、一寸遅れると追いつくのは難しい。CBの山本さ
んと交信・・「ようとばすなー」。

 紀の川河畔にて小休止。GASが少ない、給油のためR24を5km位走る。スタンドは皆閉
まっている。仲間を待たせてしまう、前日に満タンにすべきだった。ゆたっりと流れる紀の川
が美しい。 高野山道路の急坂・急カーブを慎重に走る、まえを走るベテランのSRにつくと
カーブも楽だ、案外早く高野山に着く、秋の高野山は落ち着いている。

 一度走ってみたいと思っていた高野竜神スカイラインは最高の天気で山々の尾根を結ぶ山岳
道路は抜群の展望。真っ青な空、銀色にキラキラ光るススキと紅葉し始めた景色が流れる。
 タンデムのお嬢さんもツーリングになれ景色を楽しんでいる様子だ。空気も美味い。もっと ゆっくり走れば景色を楽しめるのにと思いつつスピードアップでコーナーリングを楽しむ。 

 10:40 竜神スカイライン護摩壇山下のレストランにてコーヒータイム、一緒に走った後は初
対面の方とも気楽に会話が弾む、不思議だ。タンデム交代、NVとCBにお嬢さんが乗る、
11:00 スタート  私のLAはCBの後ろにつく、さすが山本さんスマートに走る。カーブが
若干きつくなる。前方に転倒車・・SR・・メンバーだ、大丈夫か・・立ち上がる、良かった。
気を引き締めて走る。12:00 竜神温泉着。 レストランで山菜の昼食、アマゴも美味かった。
笑顔の可愛いい娘さんがそっと腕組みしてくれての記念写真、最高!
 13:20 出発、十津川温泉へ牛廻越のコースをとる、狭い道ながら舗装・・と思うまもなく断崖
絶壁、千尋の谷、砂利道、急カーブの連続、一人乗車でも難しい、タンデムのNV、CBに気を
つけて走ってくれと願う。対向車あり注意の無線、若葉マークの車でこんな所を走るなんて・・
ヨーヤル!。
 峠に着き舗装路になった、よかった。全員真っ白、お茶と飴で小休止。下りは快適そのものと
言いたいが急カーブが多く走りにくい。皆はよく走る。アクセルいっぱいでもなかなか追いつけ
ない。


 十津川温泉からR168 を北上、小さな集落をいくつも通過、16:20 谷瀬の吊り橋着。牛廻峠
から2時間ノンストップはきつくそして長かった。谷瀬の吊り橋も長かった。お嬢さんたちは
あの悪路の峠越えの難行苦行にもめげず元気そのもの、笑顔がいい。
 16:45 再び出発、登りで急カーブの連続である。カーブでのコースの選定、ブレーキ及びシフ
トの選択とタイミング等前車に学ぶことが多い。 カーブでの減速そしてフル加速、しかしタン
デムの2台にも追いつけない。無線で呼ぶ、ダムを通過との事、距離計を読む235,2kmだ、私の
LAもダムを通過する、236km、NVとは800mの差だ、すぐ追いつくぞとスピードを上げるがな
かなNVは見えない、750 と 250の差か、やっと追いつく、タンデムはルンルンの様子、こち
らはアクセル全開で目一杯走っていると言うのに・・・・。        
 (注  これで頭に来て1週間後、松屋町でNV750 を購入) 
 阪本からは快適、夕暮れのR168 にテールランプがきれいに流れる。五条から金剛トンネル、
河内長野から外環状経由でスタート地点へ19:15 無事到着。
 初めての仲間とのツーリングは楽しい1日だった。       中谷宏作(JA3XYD)