村上式ほぐし療法とは
 
 アメリカ(パーマーカイロプラクティック大学)でカイロプラクティックを学んだ
柔道整復師の村上一男氏は、千葉県柏市で1970年、カイロプラクティック施術を始
めました(K・Mカイロ研究所)。しかしアメリカのカイロプラクティックは脊椎のゆ
がみを見つけて矯正するだけ(アメリカでは筋肉へのアプローチは法律で禁じられてい
る)で、あんまやマッサージに慣れた日本人には症状は消えるものの、なんとなく物足
りないものでした。
 そこで村上一男氏は施術の前に筋肉をほぐすことを思い立ち、日本古武道の技を基本
に「ほぐし療法」を開発したのです。
 関節矯正の前にほぐし療法を行うと、関節周囲の筋肉が緩み、矯正しやすくなること
もわかり、ほぐし自身にも血流改善、リンパの流れを整えて免疫力(自然治癒力)を増
し関節矯正後の正しい関節位置の保持にも役立つなど多くの良い点があることがわかっ
たのです。
 現在のような矯正の前に筋肉アプローチをする日本式カイロ療法はこのときから始ま
ったと言って良いでしょう。 当院でもアメリカ人の患者さんが「日本のカイロプラク
ティックのほうが気持ちよい」と喜ばれています。
 平成11年には特許庁に「ほぐし」で商標登録された経緯があります。
 ほぐし療法は重要なツボの多くを刺激しており、東洋医学にも通じるところがありま
す。
また、指でぐいぐい押す他の療法とは違って、筋繊維を傷つけることが少ないため「
み返し」もほとんどありません。ほぐしている途中で異常のある関節が矯正されること
も多く、これだけでもかなり治療効果があるとされています。
 しかし体重をしっかりかけるので深い筋肉までほぐせるのです。いろいろな療法を試
した患者様が「これが一番深く効いている感じがする。」とおっしゃっていました。
 どうぞこの「気持ちよく」て「効果抜群」の「ほぐし療法」をお試しください。

    
    ★自然治癒力:人間がもともとそなえている免疫力や平衡力。初期のカイロプ
           ラクティック施術者はこれを「イネイトインテリジェンス(人
           体が本来持っている生存するための叡智)」と呼んでいまし 
           た。
    ★もみ返し:強すぎる圧迫で筋繊維が傷つき、修復される際に発生する痛み。



       学校法人 村上学園について

 村上学園グループ総長 村上一男
    (写真は入学案内より転載)

 ★村上学園とは:村上一男氏の治療院は一日に200人もの患者さんが押し寄せ、困った村上氏は日本にもカイロプラクティックの学校が必要だと感じました。      
 1973年創立。現在では4年制のカイロプラクティック大学を頂点に、柔道整復師、看護師、歯科衛生士、視能訓練士、心理カウンセラー、各種セラピスト、整体師を養成する総合医療教育機関となっています。
 またグループ内には、フリースクールや航空関係専門校もあります。

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