新春 はじき初め大会
日時 2020年 1月 3日 ( 金 )
会場 大阪天満宮境内
大阪天満宮の由来
白雉元年 ( 650年 ) 、孝徳天皇が長柄豊碕宮を
造営されたとき、皇城鎮護の神として、都の西北
にあたる当地に大将軍社を奉斎されました。
当時のこの地は、都への道筋にあたるとともに、
近くまで大阪湾が深く入り込んだ水陸交通の
要衛だったのです。延喜元年 ( 901年 ) 菅原道真公は
大宰府へ向かう船待ちの間に、この大将軍社に参拝
されています。
それから約半世紀後の天暦 3年 ( 949年 ) のある夜、
大将軍社の前に一夜にして七本の松が生え、
夜な夜な梢が光り輝いたと伝えられます。
これ以後、大将軍社は当宮の境内社となりました。
平安末期には、文章博士藤原敦基・藤原敦光の兄弟が
当宮を訪れ、漢詩を詠んでいますが、これは当宮最古
の文献とされています。室町時代になると、天満宮は
連歌の神様として人びとの崇敬を集めました。
当宮の連歌会には、著名な連歌師の飯尾宗祗や
牡丹花肖柏、前内大臣の三条西実隆、幕府の
菅領細川政元などの諍諍たる公卿・武人が参加
しています。また当宮の社叢は、蹴鞠や狩の場としても
人びとの集うところとなりました。
しかし、戦国の世を迎えると当宮は度々の戦火に
見舞われ、特に慶長 20年 ( 1615年 ) の大阪夏の陣に
際しては、吹田へ避難を余儀なくされました。
寛永 21年 ( 1644年 ) に現在地に還御して以後は、
次第に大阪町人の信仰と遊興の中心地として発展し、
天神祭の盛況は日本三大祭の一つと賞される
ようになったのです。
この学問の神様として名高い大阪天満宮の
ご協力のもと長~い『そろばん』を使って、
2020年の新年を祝い
「新春はじき初めた大会」が、開かれました。
当日は、天気にも恵まれ、さほど寒くもなく
無事、とどこおりなく、行事を終えることが、
出来ました。
長机に座った三人の方は、宮司の方より、
学業成就と珠算検定・進学の合格祈願もあわせて
行なってもらい、長~い『そろばん』を使って
読上算にて、はじき初めをされました。
毎回そうですが、はじかれた方々の、
とってもいい表情が印象的で、感銘でした。