熱中倶楽部ブログ
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2009年04月04日 (土)
8ミリフィルム熱中人
8ミリフィルムに熱中して45年の伊東さんを今回取材しました。
伊東さんにとって、8ミリフィルムの原点は、少年時代に通っていた村にひとつだけあった映画
館。私達がその映画館を初めて訪れた時、まさか40年前に閉館したままの様子で映写室が
残っているとは予想もしていませんでした。中に入らせて頂いた時にも、伊東さんはあからさま
に感動の言葉を並べたりしませんでした。                            
          
しかし少年時代に憧れていた映写機を眺めたり、触れたりしている彼の姿を見て、イタリアの
映画「ニューシネマパラダイス」のシーンが私の頭をよぎりました。
8mm_film.jpg    8mm_film03.jpg 
「ニューシネマパラダイス」のアルフレードとトトの様な映写技士と映画好きな少年のやりとり
は、当時、日本のどこかで何度となく繰り返された情景なのかもしれないと、今は思います。
熱中することが、その人の人生を豊かにするのみならず、人生を支えるほど大きな存在になり
うるのだなあと、あらためて実感する取材でした。

うぇいくあっぷらんど
ディレクター 新倉美帆
シネマスコープ
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