
| 本屋で見つけた気になる新刊のはなしから、好きな作家や出版社について、読みたい本の選び方など本全般に関する話題のページです。 週に何度か仕事帰りに立ち寄る紀伊国屋書店(ひそかに紀伊国屋詣でと呼んでいます(笑))で気になった本の話題を中心に、本にまつわる<想い>を語っていけたら・・・と思っています。 |
| 8月のひとりごと | 7月のひとりごと | |
| 6月のひとりごと | ||
| *こんな話題をつぶやいています | ||
| 横溝正史賞について | 北森 鴻の『凶笑面』 | |
| 石田衣良の『IWGP』 | 今読みたい本は幻冬舎 | |
| 阿井渉介の『魂丸』に期待! | 初めて読む作家の選び方 | |
| 2000/08/09(wed) | お天気:今日も暑かった(7日に立秋だったのに・・・) |
| 本日のお題 | 『幽霊刑事(デカ)』有栖川有栖 |
| 『幽霊刑事』(有栖川有栖/講談社)読了。なかなか面白かったけど、かなりの物足りなさを感じたのも事実。殺されため成仏しきれず幽霊となって自分を殺した犯人を突き止める、という設定は石田衣良の『エンジェル』に限らず、けっこうありがちな話であると思うのだけど、そもそも幽霊が存在するのかという大前提はさておき、<小説−フィクション−>であるのだから何でもあり、だと私は思うのです。リアリティを追求するあまり延々と専門用語が並ぶような描写を読まされるくらいなら、ちょっとくらい荒唐無稽でも、えーそんなのあり?って言いたくなるような展開であってもいいから、ぐいぐい読ませてくれる本の方を私は選びます。つまらない言い訳されるくらいなら良くできた嘘でだましてほしい、小説は「嘘」の上に成り立っている世界なのだから。 『幽霊刑事』の主人公も、最初自分が幽霊であることを理解できず「これは夢じゃないか」と(小説世界での)現実を受け入れられず逡巡するのだけど、そこいらの描写がちょっと長すぎる。なかなか肝心の事件に辿り着かない。もう分かったから先に進んで、って思ってしまった。読者は「これは小説の中での出来事だ」って分かってて読んでる訳ですから。自分が幽霊になったとしたら(なったことがないしあまりなりたくもないけど(^^;;)、夢じゃないかと疑ってみたり、頬をつねってみたり、誰かに話し掛けてみたり、というような行動に出るのだろう、だからこそ『エンジェル』や『幽霊刑事』の主人公の行動も理解できるしリアリティがある、とも言えるのだろうけど、正直ありきたりだなっては思ってしまった。すんなりと幽霊になった現実を受け入れたり、大喜びしたり、という展開の話も読んでみたい(私が知らないだけでそんな話もあるんだろうとは思う)とは感じました。 それにしても片想いしていた頃って透明人間になって好きな人の生活を覗いてみたい、なんて夢想したもんだけど、やっぱり世の中には知らなくていいこともあるんだろうな。すべてを見てしまう、ってことは見たくない部分も(嫌でも)見えてしまう、ってことなんだよね。自分が死んだとしたら好きな人をずっと見守っていきたいとは誰しも思うことなんだろうけれど、見たくないものを見てしまったらやっぱり悲しいだろうな。もちろんいい部分だけを見て好きってことじゃなくて、いいところも悪いところもひっくるめての愛情なんだろうけど。「見」守ることはできなくてもいい、その人を優しく照らす暖かい光になりたい。。。と『幽霊刑事』を読んで思いました。 |
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| 2000/07/28(fri) | お天気:今日も暑かった! |
| 本日のお題 | 横溝正史賞 |
| 今年の横溝正史賞・受賞作の『DZ(ディズィー)』小笠原
慧(角川書店)を読み終える。同時受賞の『葬列』の方が話題になっていて、私自身も楽しみにしながら図書館からまわってくるのを待っているので、こちらの『DZ』は正直あまり期待していなかったけれど、なかなか面白かった。時間の経過や場面の転換が分かりづらかったり、エピソードが完全に活かしきれていないなあ、と思うところがあったり、もうちょっと手を加えれば傑作になるのに、とそれが残念と言うかもったいない気がしました。主人公の涼子があまり魅力的に思えなかったのも残念かな。まま、それでも文章も読みやすかったし、読み出したらぐいぐいと読まされてしまいました。次回作も期待するとしましょう。 横溝正史賞はここ数年、要チェックしているミステリの賞です。江戸川乱歩賞は受賞作を本屋で見ても、あまりそそられるものがないと思える年もあるし(『テロパラ』以降さっぱり…という印象)、鮎川哲也賞はちょっとマニアックすぎると思えるときもあるし、新潮社や双葉社のミステリの公募もやっぱりバラつきがあるという印象なのですが、横溝正史賞はここ最近私にはハズレがなく、毎年楽しみにしています。審査員(北村薫・綾辻行人・宮部みゆき・内田康夫の4人)の受賞作の選択が私のツボにぴったりくるのだろうなぁ。この4人に審査員が変わってから、受賞作を読みたい、と感じるになりましたから。 |
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| 2000/07/21(fri) | お天気:今日も暑かった! |
| 本日のお題 | 北森鴻の『凶笑面』 |
| 今週2度目の紀伊国屋詣でに。気になる新刊はナシ。この時期、出版社は秋の新刊ラッシュに備えてるんでしょうか。 あまり期待せずに読みはじめた北森鴻の『凶笑面』(新潮社ショートショート倶楽部)がなかなかに良い(^^)。『狐罠』(講談社)の次に好きになりそうな一冊。『闇色(あんしょく)のソプラノ』(立風書房)が地方都市の伝承とミステリの融合(というともっともらしく聞こえるけど、こう書いてる本人もイマイチ何のことやら分かってません(^^;;)))をテーマに書かれていた作品だったけれど、『凶笑面』はそれをもう一歩突きつめた感じ。 私立大学で民俗学を教える助教授の蓮丈那智(♀)と、研究室の助手・内藤三國(♂)がフィールドワークとして、全国各地に伝わる風習や祭事・神事を調べに行く先々で巻き込まれる血生臭い事件の数々。那智のキャラクター設定がとても魅力的です。年齢不肖の時には人に冷酷な印象を与えるほど整っている美貌、誰に対しても歯に衣着せず学界でも異端の学者と言われる性格、常人には考えもつかない思考回路を持つ頭脳、とミステリの探偵役としては典型的な天才肌の人として描かれていながら、そこはかとない艶っぽさを感じさせる大人の女性なんですよね。那智の過去はまったくと言っていいほど語られていないのだけど、恋愛の喜びも悲しみも、人の醜さも狡さも、すべて知り尽くしているんじゃないかとすら彼女に関する描写を読んでいると思えるんです。人の過去を知りたいなんてのは野暮かもしれませんが、こんな風に小説に書かれていること以外の世界をふっと想像してみたり知りたくなるってことは、読書特有の楽しみ方であるんじゃないのかな、と私は思います。 ワトソン役の三國の、ちょっと頼りなげで那智に振り回されているところも那智とは対照的でまたいいです。なんだかんだ言っても名コンビなふたり。5作の短篇が収録されているうち、現在3つめまで読みました。わたしゃ密かにふたりがヨロメいてどうにかならないかなぁーなんて期待もしてるんですが(爆)(ああ、なんて俗っぽいワタシ(^^;;)。さて、これからどうなることやら。。。 <捕捉>これより2日後に読了しました。長編で読みたい、と思ってしまいました。短編なので、謎の提示から解決までが早くそのスピーディーさも魅力のひとつなのでしょうが、もっとじっくりと長い話を読みたい!と思う人物&舞台設定です。たぶん長編版も出るんじゃないかな。そうそう、なんと『双死神(そうししん)』にはあの『狐罠』の陶子が登場します。『狐罠』以後の話として書かれているようですが、あれから彼女に何があったのかすっごく気になるぞ。え〜そこまで書いておいてどんな事件に巻き込まれたか教えてくれないのぉ?って欲求不満におちいっちゃいそうだ。 |
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| 2000/07/18(thu) | お天気:今日も暑かった! |
| 本日のお題 | 石田衣良 |
| 石田衣良の池袋ウエストゲートパーク(以下IWGP)の続編、『少年計数機』(文藝春秋)を読了。続編だからと質が落ちたりしないかといらぬ心配をしていたけど、ほんとうに余計な心配だったようです。相変わらずうまい。きらきらと若さ(若い感性、なんて言葉は使いたくないのだけれども)が散りばめられている。やっぱりこの世界は好きだなぁ(2作を通して一番好きなのは、パート1の最後に収録されていた『サンシャイン通り内戦』ですが)。『うつくしい子ども』(文藝春秋)や『エンジェル』(集英社)がほんとうに石田衣良の書きたかった世界なのかという疑問がいっそう募ってきました。ただ、石田衣良って実は純文学系の話を書きたいけれど、ミステリの公募がたくさんあるからデビューのために応募して、ミステリで賞を獲ったから敢えてミステリを書いているのかな、とずっと思っていたのですが、その認識は改めました。 家業の果物屋を手伝いながらストリートファッション誌にコラムを書いている主人公のマコトが友人に、「お前は汚いものを美しく書きすぎる癖がある」と評される場面があるのだけれど、それはそのまま石田衣良に当てはまるのではないのだろうか。石田衣良本人が誰よりもそのことを知っている気がする。 天上から見る銀世界は何もかも雪に染まって美しく見えるけれど、実際に地に足を下ろして通りを歩けば雪が泥に汚れていたりで決して綺麗だとは言い難かったりする。それでも石田衣良は美しい雪景色を書きたいのだ。綺麗なものだけを見つめて人は生きていけないけれど、本当は汚い世界に生きているのかもしれないけれど、でもやっぱり世界は美しい、彼はそう言いたいのではないのだろうか。そう伝えるのがどんなに難しいことか、もしかしたら甘い考えなのだろうと、彼自身よく知っているとしても。 |
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| 2000/07/17(mon) | お天気:今日も暑かった! |
| 本日のお題 | はじめて読む作家の選び方+『魂丸』 |
| ついふらふらと足が紀伊国屋に向いてしまう。うーーん、私も好きだなあ(^^;;)。いつものように気になる新刊をまずチェック。純文学系らしい『楽天屋』(岡崎祥久/講談社)がちょっと気にかかる。プロフィールでは1960年代後半生まれとなっているから図書館で借りてみようかしらん。 「この本を読んでみようかな…」と気になる本があって、それが今までに読んだことのない作家だったとしたら、まず著者紹介を見ることにしています。まったくの新人でないなら、過去に出版されている本が載っていればその本の題名に聞き覚えがあるかどうかだけでも読むキッカケの判断材料になるし、新人作家のデビュー作であるなら、生まれた年代を知るだけでも結構「これは読みだ!」「まぁ読まなくてもいいかな」などの判断基準になるものなんですね。こんな選び方というのは邪道かもしれませんが。。。自分と同年代の作家だと、同じ時間を過ごしてきたというのかな、知っているテレビ番組も流行りもあまりズレがないというのか、自分を形作っている土台がだいたい近しいという安心感みたいなものがあるのだと思う。 今日、何よりも気になったのは阿井渉介の『魂丸(こんまる)』(徳間書店)。これは今イチバン読みたい本になりました。「読んでー!」と本が語りかけてくるような気がする。阿井渉介は'97年に出版された『荒南風(あらはえ)』一冊しか読んだことがないけれど、『荒南風』はとても良かった。主人公が渋くて男らしくて格好いい。もっとたくさんの人に読まれてもいい本だと思うのですが、FADVでは話題にあがっていた記憶があまりないです。主人公と登場する少年の心が通い合っていく過程がとにかくいいのです。ふたりで夜光虫を見るため、夜の海に船を漕ぎ出すシーンがすごく印象に残っている。そのシーンを読めただけでもこの本を手にした甲斐があったと思えました。今回も気合いの入ったハードカバー、って感じがひしひしと本から伝わって来て楽しみな一冊です。 |
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| 2000/07/09(sun) | |
| 本日のお題 | 日曜日の図書館 |
| 昼から図書館へ。リクエストかけていた本がけっこう届いていて嬉しい。『月の裏側』はある方ににいただいたので読まずに違うのから読んでいこうっと。 今回借りてきたのは『虜』藤田宜永、『DZ』小笠原 慧、『青い石』竹山 洋、『幽霊刑事』有栖川有栖、『凶笑面』北森 鴻、そして『少年計数機』。石田衣良はあると思わなかったなあ、かなり嬉しい。久しぶりの北森 鴻も楽しみだ。今回の『凶笑面』はショートショート集なので、この人は長編を読みたくはあるけど。まだリクエスト中なのが『サーチエンジン・システムクラッシュ』宮沢章夫(これ一体いつになったら読めるんやろ(^^;;)、『葬列』小川勝己(すごく楽しみにしている)、『風転』花村萬月(あんまり話題になってないような気もするけど、どうなんでしょう?)、『ダイブ』森 絵都(新刊のショート集は本屋で発見できず)『午前三時のルースター』垣根涼介(これ、なんだかもうどうでも良くなってきた(^^;;)の計5冊。など『アビシニアン』など5冊ほどリクエストをかけて、帰りに本屋に寄る。読売新聞日曜版(うちはアンチ巨人なのに新聞は読売なのだ(^^;;)で大好評連載中の けら えいこの『あたしンち』(メディアファクトリー)の6巻を購入。 『あたしンち』はほのぼのしたマンガが好きな人には絶対オススメ!です。私は毎週読んでいてもコミックス買ってます。このマンガに登場する一家のオカンがパワフルでいいのだ。そうそうウチもこんなんだ〜、って頷くこと請け合いの一冊ですね。 |
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| 2000/06/27(tue) | お天気:朝からしとしと(梅雨ですねえ) |
| 本日のお題 | 昨日に引き続き幻冬舎 |
| 会社の人が駅前に用事があるというので、ついでに車に乗せてもらって駅前で降りる。ついつい足が紀伊国屋に向かっているアタシなのであった。アンタも好きねえ、と思わず自分でツッコミを入れてしまった(笑)。でも一日ごとに読みたい本が増えるてし、やっぱり紀伊国屋詣ではかかせない。暇さえあれば日参したい、できることなら紀伊国屋のなかに住みたいぐらいだ(^^;;)。いつものコースを辿って店内を徘徊、最後になめるように文芸書のコーナーを眺めて、読みたい本を復唱しながら駅に向ったのでした。 昨日なくて今日積んである読みたい本を発見した時はとても嬉しい。まず読みたいなと思ったのは『アビシニアン』古川日出男(幻冬舎)。題名のとおりカバーは猫の澄んだ双眸がとても印象的な写真。一瞬、猫に見つめられてるように感じるほど。(ちなみに「アビシニア」がエジプトの旧称で、「アビシニアン」はもともとエジプトで飼われていたイエネコの種類。体は細長く、顔は三角形、目はアーモンド形、体毛は黄褐色が特徴だそうです。)うん、これは私を呼んる気がします。時々「これは本が私を呼んでる」とどうしても思える本があって、呼ばれた本にまずハズレはありません。マキャモン『少年時代』とか桐野夏生『OUT』、梨木香歩『からくりからくさ』など、は呼ばれて手にした本。それまでマキャモンという作家は知らなかったんだけど、本屋で見た瞬間、絶対に読むともう心に決めていた。『OUT』も桐野夏生は知っていたけど、女性が探偵役の話は昔はあまり好きじゃなくて(今はそうでもない)ミロのシリーズは読まずにいたのに、CGで描かれた棺のカバーを見た途端、これは面白いに違いない、という確信を持ちました。思い込みといえば思い込みなのだけど、書評とか巷の評判はあまり関係なしに、本屋さんで実物の本を見て手にとって、独断と偏見で自分が読みたい本を選んで読む、というのが昔っからの読書のスタンスかな。 さてさて『アビシニアン』ですが、帯には「究極の恋愛小説」「愛の魂の奇跡」なんて書いてありました。古川日出男は『13』も『沈黙』も未読だけれどツレが好きらしく、去年もらったメールに「『沈黙』は好みでした」ってあったなあ、と積んである古川日出男の新刊を眺めながら、交わしたメールのやり取りをふっと思い出したりなんかして。それにしてもこれもまた幻冬舎の本です。今いちばんノッてるといえる出版社でしょうね。天に向かって矢を放つ人が会社のマークになっているけれど、まさにそのマークの如く、ぐんぐん上向きな仕事っぷりと言えるんじゃないかな、と思いました。 |
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| 2000/06/22(mon) | |
| 本日のお題 | 幻冬舎が頑張ってる! |
| 一週間に一度は紀伊国屋を冷やかさないと体が疼く、、、かどうかは謎だけど、気がつけばついつい紀伊国屋書店に足が向いているのでした。店内がまだ新しくてキレイだし、ゆっくりと本を眺めていられるし、やっぱり新刊がいち早く並んでるのが最大の魅力。近所の本屋は文芸の新刊はほとんど入荷してこないに等しいから(^^;;)。だいたい辿るコースも毎回同じで、まず文芸書をざっと眺めて、それから雑誌のコーナーを通りすぎて、レジ近くにある話題の新刊が積んであるコーナーを見て、実用書(おもに料理の本)のコーナーで何か気になる本がないか探してちょっと立ち読みもして、帰り際にもう一回文芸書をじーっくりチェック。読みたい本の題名と作家名と出版元を3回復唱して(笑)、覚えたら図書館にリクエストするというこの図々しさ(爆)。一時期読みたい本を手当たり次第買うこともしていたけど、本棚が足りなくなることと、どうしても当たり外れがあるので図書館に頼ることにしました。図書館で借りてきてもつまんない本だと腹が立つのに、自分で買った本だと「金と時間を返せーー」と悔しさ倍増、痛手も大きいですからねえ。そんな訳で本の評価は、「自分で買ったとしても許せるか(お金を払っても読む価値があると思えるか」と、「もう一度読んでもいいと思えるか(実際再読することは滅多にないけれど)」を基準に決めています。ミステリでも犯人を知っていても読み返したいと思える本はやっぱりあるから。時間をあけて読むとほんとうに犯人を忘れていてもう一回楽しめるということもあるし。(たんに健忘症なだけか(笑)) 今日チェックした読みたい新刊のほとんどが幻冬舎の本でした。幻冬舎ができた時、雑誌のダ・ヴィンチで会社設立のいきさつや社長の見城氏のインタビューを読んだけれど、見城氏は角川の社風に嫌気がさして、何人かの社員を連れて角川を辞めて会社を興しただけあって(ざっと記事を読んだだけなので事実と少し違ってるかもしれませんが)、なんというか最近は本当に勢いがあるなーって、それが本屋で感じられるというのがすごい。2年したら文庫部門も作りたい、って記事にあったけれど、文庫どころか新書にも手を広げたし、旬な作家の書き下ろしをさらっと出版したりするから、本当にどうやって作家を口説いてるんだろうなんて余計なことまで本屋で考える始末(笑)。編集者の腕(口説き?)がいいんだろうなー。時々血迷って『ダディ』とか叶姉妹の本を出版しちゃってるのはご愛敬(爆)だけどね。 |
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| 2000/06/22(thu) | |
| 本日のお題 | 『感情教育』中山可穂 |
| 読みかけの『感情教育』(中山可穂/講談社)が電車の中で読み切ることができなくて、駅の待ち合い室で10分ほどかけて読み切ってから家路につく。家に帰って続きを読むのがもどかしい、という本に出会えるとほんとうに幸せだなーーと思います。でも、恋愛小説の感想って、書いているうちにどうしても自分の中身が出てしまうのでかなり書きにくいものであるんだなあ。困ったもんだ(^^;; | |
| 2000/06/20(tue) | |
| 本日のお題 | 今日の紀伊国屋詣で |
| 仕事が終わってから福井の駅前にある紀伊国屋書店を冷やかす。今までは駅前にある別の本屋で新刊チェックをしていたけど、紀伊国屋ができてからはやっぱり行かなくなってしまった。紀伊国屋の、本好きの為にあるようなあの空気がとても好き。さらに田舎なので人が少ないという特典もある(笑)。梅田の紀伊国屋に比べたら人口密度は10分の1以下だ(^^;;)(大阪では心斎橋にある「OPA」の中の紀伊国屋がけっこう空いてて良かった。三ノ宮のジュンク堂は品揃えが豊富でした。でも文芸書のコーナーの雰囲気はあまり好きでないかも・・・) 新刊を本屋でチェックして図書館でリクエストするという、本屋にとっては一番ありがたくない人種の私。でもしっかりチェックするのだ(笑)。気になる新刊は『少年計数機/池袋ウエストゲートパーク2』(石田衣良)と『ローズガーデン』(桐野夏生)。どうも編集者に恵まれないのか石田衣良は『うつくしい子ども』も『エンジェル』も彼の持ち味をいかしているとは感じれず残念に思うんだけど、ゲートパークの続編を書いて欲しくない気持ちの方が強かったかも。パート1のラストは続編を予感させる終わり方で、石田衣良も続編を書くつもりでいたのだろうけど、安易にシリーズ化はしてほしくなかった。一作きりだからこそ心に残るものってあると思うんだよね。シリーズ化して街(池袋)で揉め事が起きて解決して、主人公のマコトが恋をして成長して、、、ってそんな延々と続く物語なら読みたくない気がするのです。主人公の彼がそれなりに恋もして格好いい男に今ごろはなってるんだろうな、ってどこかで想像できる部分を残しておいて欲しいなぁ。まあ、これは読む前の私の勝手な希望。パート2を読んだらきっと、もっと彼たちの話を読みたいとは思うのでしょう。ということで、これはかなり期待大。『ローズガーデン』も読みたいけどミロのシリーズは未読で、読むなら先にシリーズを押さえておこうと思うので読むのはまだ先になりそう。 |
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