1997・4月 インドネシア・バリ島は神が住んでいた!


7時半の空港バスで関空へ。
ろくに朝食を食べていないので、空港で朝マックしてみます!
関西の発音?はマクドです。
ひさしぶりのマフィンは美味しかったの〜ん(^o^)丿
今回の同行者は幼馴染のぱぴちゃんです。
二人とも現実社会のチビシサに疲れ、
命の洗濯しに海外逃亡決めました。ノリで・・・

機上の人となり、コンチネンタル・ミクロネシア航空にて
グアム経由バリ島は異様に遠かった・・・
グアムまで3時間、乗り継ぎ待ちが2時間半
バリ島デンバサールまで4時間半・・・
←トランジットのグアムは、景色しか拝めなかったわ。
いつか、遊びにいってやる〜(TωT。)
十分時間があったお陰で、
映画「101」も機内で観たですよ。


バリ島に着いても、円安のためレート悪いです。
でも、ファースト・フード屋さんも屋台もいっぱいあるし
食べ物に不自由しないのがアジアのいい所と思っています。

ABロードのやっすいツアーだったから
どんなホテルか心配したのですが、オーシャン・ビュー&バルコニー付きの
こじんまりした部屋でした。
よかよか♪
持参の蚊取り線香をたくと、気分はもう金鳥の夏!
外を観察すると、馬車が走ってるう!
しかし、飛行機の時間が長すぎて
わたしも、ぱぴさんも倒れこむ様に爆睡・・・ZZZ
とにかく寝させてくれ(T_T)


2日目

全食自前と思い込んでた旅行でしたが、ラッキーな事に朝食付きw
ホテルのレストラン内にて、メニューへ載ってるものなら
なんでもOKらしい・・・
噂に高い(?)ミーゴレンを頼む私たち。
卵が上に乗っかった、エスニック風味ヤキソバなんですが
非常に口に合い、この旅行中・・・
朝はミーゴレンをもくもくと食べ続ける(笑)

食後のコーヒーは変わった味。
そーだなあ、上澄みを飲むような飲み方で
一気のみすると、豆がいっぱい口の中へ入ってくるんですよ。
じゃりじゃりになるが気にしない。
さて、落ち着いてTVを見ると
1チャンネルしかないのに、ドラゴンボールもセーラームーンも
ミスター味っ子も放映されてるよ!
おそるべし、日本アニメーション!!!

ホテルのフロントさん達は
みんな日本語が上手。
「もーかりまっか」「ぼちぼちでんな」などの
定番大阪弁もしゃべっていた・・・

仕事しながら覚えはったらしく、他に英語、広東語が少しわかるみたい。
さらに、バリには固有のバリ語があるのだ。
んで、当然インドネシア語も話す。
なんかすごいとこや・・・(-_-;)
ホテルのスタッフとはベラベラ日本語で話しつつ、
バリ語をちょこっと教えてもらったり。
たまーに、わからん所は英語で補います。

そんなこんなで11時頃、プラザ・バリ行きの送迎バスに乗り、買物へ。
・・・ところが、高いやん!
土産物の値段が日本と変わらんやん!
根性で、現地百貨店マハタリへ突撃し、お土産購入しちゃうぞう!
昼食もこちらで。
各種ご飯屋さんが立ち並んでおり、迷ったあげく
ナシチャンプルーに決めました。
ジャポニカ米に似たごはんの回りに、数種のおかずが
のっている代物です・・・おいちかったよ。

ただ、難点は得体の知れない現地兄ちゃんが
「銀アクセサリー安い」とか言って
すりよって来ることでしょう・・・
ぱぴさんは午前中のビーチ散歩で
みつ編みおばさん(みつ編みをさせろ!と迫ってくる)に
髪を引っ張られたうえ
路上の客引きにもキレていたので
爆発寸前・・・(>_<)

わたくしはといえば、百貨店で
バリコーヒーX10ケ、ジャワティーX10ケ、インスタントミーゴレンX10ケ、
ミネラルウォーター1・8リットル、その他を持っていまして、
さらに午後の直射日光は、私たちへ絶え間なく降り注ぐ。
機嫌悪いレベルかなり高いっす。
(命の洗濯をしにきた・・・ハズ・・・)

ホテルに帰り、ホテル付きのタクシー運ちゃんに
今日あった不愉快な事をひたすらグチる私達。
ついでに、明日の案内も頼んだ(・∀・)
夕食は野外レストランで。
ピーナッツソースにつける焼き鳥、サテを食べました。
食事はサイコ−に当たりです。
そして、店員のお姉ちゃんとバリ&日本の生活事情について語り合う・・・
(家賃はこれぐらいとか、ガソリンいくらとか・・・パン一個なんぼ、とか)
日本は給料高いけど、生活物資も高いんじゃーという事を絶叫し
バリの夜は更けてゆく・・・


3日目

朝、8時にタクシーの運ちゃん2人と待ち合わせ
ウブドゥへ向かいます。
運ちゃん2人なのは、運転手マレーさんが日本語イマイチゆえに
エマニエル(勝手にあだ名付けた)がついてきたのだ。

ウブドゥというのは
山手にある静かな
工芸村なんですが、
そこへ行く途中、
バロンダンスを観劇。
これ見たかったねん。
凄い造形してるし!
ちなみに←バロン↓ランダ
ガムランの音色を
聞くと、鼓膜シビレて
クラクラー♪
物語は聖獣バロンが
魔女ランダと戦う・・・
といったストーリー
だったように思う。
タブン・・・


さてさて、車の中では
何故かアムロや、ドリカム、ZARDなどが流れ、妙な具合。
エマニエルが日本の友人から送ってもらったそうです。
ゆーてるうちにウブドゥに到着しましたが
ここは値切りの腕がものを言う!
ワダスは交渉上手じゃないので、たいした買物はしてません・・・(-_-;)
ぱぴさんはかなりスゴイ事をしていて
タクシー運ちゃんも感心していた。
先輩!ワシにもウルテク教えて下さい!!!

次に、寺院見学へ。
入る時は黄色い帯を身につけるのが礼儀だそうな。
神の宿る神殿に、供物をささげる祭壇、踊りを奉納する舞台など
伽藍の配置は仏教寺院を彷彿とさせますね。
石彫もキョ-レツにかっこええねん。

バリ島は固有の多神教があるらしく
毎日どこかで、神々をまつる祭りがあるそーです。
道路にも祠(?)があり、色鮮やかな花やお米が
供えられておりまして、美しい点景。

バリ美術館にも連れてって頂きました。
ラーマヤナを題材にした絵画がほとんど。
長い叙事詩らしーのですが、詳しくは知らんねんよ(;´Д`A
一枚ド迫力の絵がありまして。
バリ島中央のキンタマーニ山(インパクトすごい名前だ・・・)
の向こうに有る村の”風葬”の絵。

今は風葬も珍しくなったみたいですけど
生前良いことをした人は腐臭が無く
その反対の人は臭くてタマランそうです。
(なんかヤダなぁ)
山の周囲には、香木が生い茂り
樹の香りで臭みが消えるんだって。
数回、風葬の村を訪れたことがあるエマニエルは
「ホントの話だー!」っと力説していました。
・・・ホンマかー?
美術館自体、ステキな建築&庭の整備も行き届いている為
お散歩だけでも楽しいかも。
ちょうどハスの花が咲いてて、雰囲気良かったよ〜♪

お楽しみの昼食はバービーグーリーンー!
(ガイドブックに載ってて、めっちゃ食べたかった現地で有名な豚料理)
付け合わせの野菜がザーサイみたいな味付け。
豚肉を使ってて、とっても辛いんだけど
それがまた、ええのよー。
スープも美味。喉も渇いたからアイル(ミネラルウォーター)も一気飲み。
このバビグリンの幸せが、後々悲劇を引き起こすとは
夢にも思わん私たち・・・

えー・・・夕方よりオプションツアーへ出発。
ガイドはガッチャンです。
(自分でそう呼んで下さいって言ったんだって・・・)

天気がおもわしくなく、心配してると
雨ーーーーー!
しかし濡れている木々・・・
雨に煙る寺院・・・
幻想的な田園風景が
感動を呼んだゆえ雨でもいいや♪
ガッチャンにバリ語で「雨」は
「ゥジャン」でーす!って教えてもらいました。


車で移動中、「あ、祭りや・・・」
カラフルな衣装を身に纏い、お供え物を運ぶ人々の列。
おぉーさすが、神々の島バリ!
毎日どこかで、必ず祭礼が催されているそうなのですが
祭っている神様が多いからなのね。
今日のハイライト、タナロット寺院へ着くまでに雨も上がったけれど
曇天で夕日は拝めませんでした。。

波打ち際は遠浅、寺院のシルエットが
モンサンミッシェルに見えたのは私だけでしょーか。
砂浜から下がったところは、三段壁のようだ。
そりから、怪しげなヘビが洞窟の中で
奉られてるよーですが、観光客集めっぽいねん。
入るのに、お金とるんやでー?
金を払ってヘビを見るのはイヤだ・・・

夕食は中華です。
慣れ親しんだ味、落ち着く雰囲気。
だけど、二人ともお腹が空いてなくて
あまり食べられないのです・・・もったいなーい(T▽T)
ぱぴさんは、オプションシステムに不服らしい。
んー自由が利かないからねえ・・・
妥協してくれたまへ。

ホテルに戻ると、もうぐったり。
ぱぴさんはマッサージを頼んでました。
私はカラオケを歌いに野外レストランへ。
(泊まり客はカラオケ無料)
すると、バリのサーファー坊やが
ナンパしに来る訳ですわ。
君らはいくつや・・・?
何、19歳?
おいおい、旅行ガイドになりたくて努力してるマレさんを
見習わんかいな、説教するぞ!

えー夜も更け、眠りにつきたい所なんやけど
ぎゃーーーーーお腹が痛いいい!!!
げりPー止まらないよう〜!!!
どうもバビグリンにやられたらしく寝られません・・・しくしく(TωT。)
ほとんど完徹です。
トイレ往復です。
2人とも。
(号泣)


4日目

・・・つ、つらいわー
ぱぴさん共々ノックダウン。
正露丸10錠は飲んだ!てか、一瓶全部なくなるまで飲んだよ!!!
とにかく水分取って寝る。
ああ、せっかくの旅行なのにいいい(T。T)

ベッドメイクをしにきた、ホテルの従業員は私たちの形相を見て
固まってしまいました。
驚かせてスマンのう・・・でも、こっちはそれどころじゃないねん。

朝抜き、お昼はオレンジジュース・・・
ここで、ぱぴさん復活!
彼女は昼食にピザをデリバリした後、
プラザ・バリで見た木彫りのカエルが忘れられなかったらしく
病み上がりなのに、買いに行ったさ。
・・・私をおいて(笑)

4日間過ごした部屋から
一枚撮ってみました。
すっごいリゾートちっくで
イカス〜(・∀・)
プールは一度も
使ってないんだなあ・・・
だって水着持ってきて
ないんだもん。



5日目

帰国の飛行機は深夜0時出発・・・
ちなみに、私は朝からなーんにも食べていません。
飲み物だけでは立ち眩みするので
カステラぐらい食べれるだろうと
空港で口に入れたソレが、第二の悲劇を生みました。

離陸の際、気圧が急激に変化しますね?
そーすると、カステラの中に含まれてる空気が膨張して・・・
「ぎゃーーーお腹がい、いたいいいいい!!!」
外人スッチーに訳を話すと、
「それ、ワタシもケイケン有る。大丈夫でゴザル」などと
妙な日本語で慰められたよ・・・うう。

帰りは、行きと全くもって反対のルートです。
グアムのトランジットなんて、早朝4時半到着やでー(T▽T;)
爆睡中たたき起こされ、グアム空港で時を過ごす。
む、むごい
関空着は朝9時過ぎ・・・眠気と空腹でモーローとした中、税関のお兄さんは
「誰かから頼まれて持って帰ったモノはありますか?」
といいつつ、トイレクイックルや
蚊取り線香のハコの中まで調べていました。
フリー旅行だし、いいけど。
舌打ちしちゃうけど。

そして、きわめつけ!
ぱぴさんの購入した木彫り。
一メートルはあり、ダンボール梱包されてたのですが、税関に
「これは何ですか?」と聞かれ
でっかい声でカエルです!」と答えた貴女・・・
将来大物確定ですwwwwwwwwwww
最後の最後で笑わせて頂きました。ありがとう!
そして、これから私たち
・・・会社に出勤だったりして。
(マジです)
ところで命の洗濯、本当にバリで出来たのかしらあ?