「(単音ではなく)和音で進めていく曲で、水や氷ののイメージの音を」とリクエストして先生が選んでくださったのが クープランの墓の「メヌエット」でした。「和音で浮かんだのは、最初は こっちなのよ、リゴードン。でも水のイメージだとメヌエットでしょ。ただね、あなた絶対好きよ、リゴードン。」 初めて聴く音でしたが、「わ、好き好き、大好き!」。
ピエロ。みたいじゃないですか?
ハチャメチャに明るくて、でもその実、その明るさは計算しつくされたもので、だから悲しい気持ちや傷ついた心も持ち合わせてる。
「辛いときには元気にしなくてもいいんだよ」とでも言えば、「なぜ? 元気でいるほうが楽しいじゃない?」と、はぐらかされてしまう。
クープランの墓は、ラヴェル自身の編曲でオーケストラ版があり、ピアノ版ではリゴードン、メヌエット、トッカータと6曲編成ですが、
オケ版は、メヌエット、リゴードンの順の4曲、リゴードンが終曲になるのです。
このつながり方、どことなく、「小組曲」(ドビュッシー)を感じさせます。
しっとり聴かせた後はド派手にいきたい! と願いつつ、ド派手にずっこけるのが常なのです。こちらは、計算できない明るさ?