「チョコレートの踊りだったんです。板チョコのパキッとした感じと、ドロ〜ンと溶けちゃう様子を表したような踊り。」
「あー、メルティなのは中間部ってこと、わかるわかる。」
私がバレエでこの曲を踊ったのは小学校3年生のときでした。いわゆるクラシックバレエとは違う動きで、
「逆立ちしてそのままブリッジになって、立ち上がってみて」だの「片手だけ使って側転して見せて」だの、
アクロバットな要素も入っていました。
その不思議な踊りと不思議な音楽は、特別な1曲としてずーっと私の中に残りました。ずいぶん後になってこの曲がピアノ曲で
あることを知り、ピアノを再開してからは「いつか弾いてみたい憧れの曲」となりました。
私が目標とするのは「音楽的じゃない音楽」。小学生の合奏とか合唱とか、不釣合いな大きな音を出しちゃう子もいるし、 テンポが狂っちゃう子もいるし、でもみーんな真剣で、その一生懸命さが和(ハーモニー)となって伝わってくるような音楽。
でもこれって簡単な作業じゃない。「みーんなの合奏」を実際は「私独り」でやるわけで、例えば「大きな音出しちゃった」の 影響が次の音へ出ちゃったり‥ 「テンポあげた」の影響が次のフレーズまで残っちゃったり。それだと「面白さ」が出てこない ようなんです。 引き続き努力努力。