「動物の謝肉祭」との出会いは、子供の頃の初めてのバレエの発表会でした。私が踊ったのは「化石」。ねずみ色のオールタイツの 衣装は、お嫁さんのようなドレスを想像していたバレエ少女としてはがっかりしたものですが、楽しい曲で大好きでした。 「ライオン」や「白鳥」でソロを踊る何歳も年上のお姉さんに憧れ、私もいつかあゝなりたい‥と。 また、全員が参加するフィナーレ(終曲)では、中央で踊る人あり、それを囲むように別の振り付けを踊る人あり、舞台に出たり引っ込んだり‥ 次々と変わるフォーメーションの美しさに「皆で1つのものを作り上げる歓び」を初めて味わうこととなりました。
ピアノ用にアレンジしたものがあることを知り、キュートな表紙の楽譜を見つけてハッピー♪、
「ぅわ〜、これ弾いてみたい」。
譜読みをすすめてみると、このキュートな楽譜、運指の指示がほとんどなくなんとも「意地悪な楽譜」だったりするんですけどね。
弾いてみたい曲は「化石」と「ラバ」。でも、この曲集を持って「白鳥を弾かない」なんて選択肢もない!ってことで
まずは「白鳥」に挑戦しました。
バレエでは「瀕死の白鳥」として有名な曲です。タイトル通り、死に面した一羽の白鳥が息絶えるまでを踊りにしたもので、 難しい振り付けはないものの、ひたすら集中力が必要な踊り。そして、静かに感情をゆさぶる表現力が必要な踊りです。 ピアノのでも同じようです。ということは学べたと思います。
続いて「化石」。これはサンサーンス作曲のものや、以前に流行った曲など6曲の一部を組み合わせて、 「古く、今は廃れてしまった音楽」=「化石」ってことなのでしょうね、シロフォンの音色が乾いた骨を叩いているようで楽しい曲です。
でもこれをピアノで弾こうとしたら、あ〜ら、大変! 広い和音が続くので、手の小さい私にはなんとも不向きな選曲だったかも。 出来はともかく、練習するには楽しい曲、となりました。