再生医療とES細胞, 胚性幹細胞, ヒトクローン,ヒトクローン胚, 再分化,胚性幹細胞, 内部細胞塊,胚盤胞, ヒトES細胞 ,パーキンソン病,ドーパミン産生細胞,糖尿病治療,インスリン産生細胞,運動ニューロン, 造血幹細胞,脂肪細胞
再生医療 細胞株の樹立
|
|
卵管で受精卵と呼ばれる1個の細胞が出来ると細胞分裂(卵割)をはじめ、細胞の数が増えて行く。受精から1週間で子宮の壁に着床する。そのときの細胞の数は約100個ほどで胚盤胞とよばれる状態にあり、その内部には内部細胞塊と呼ばれる細胞群がある。 内部細胞塊から胎児の体をつくるすべての種類の組織や器官ができあがる。このとき、内部細胞塊の細胞は分化しておらず、将来、どの組織や器官にでもなることができる。内部細胞塊の細胞は、数日間だけ存在し、そのあと体のさまざまな組織へと分化を進めていく。 この内部細胞塊の細胞を取り出して、ある特殊な方法で培養すると、未分化の状態を保ったまま細胞分裂をくりかえして増殖できる細胞が得られる。これがES細胞である。このように、同じ種類の細胞を継続して培養できるようにすることを「 細胞株を樹立する」という。 ES細胞はがん化などの異常をおこすことなく、正常な状態を保ったまま無限に増殖しつづけることができる。さらにES細胞は特定の分化因子を加えることで、内部細胞塊と同じようにあらゆる種類の組織細胞に分化することができる。
|
|
クローン技術を用いて、卵子提供者の核を取り除いた卵子に、患者から採取した体細胞の核を移植して「ヒトクローン胚」をつくる。
|
|
すでに、カニクイザルのES細胞から神経組織、軟骨、骨、筋肉、毛包、上皮組織への分化が確認されているという。 さらには、軟骨、骨、筋肉、脂肪細胞、などの間葉系細胞は、骨や関節を修復できると期待されている。また、網膜再生による視力機能回復も見えてきた。
|
|
|
資料 |